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任 剛一 院長の独自取材記事

オーラルデザイン下北沢・矯正歯科

(世田谷区/下北沢駅)

最終更新日:2022/06/20

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幼い頃に訪れた患者が父や母となり、わが子の手を引いて訪れることがよくあるという「オーラルデザイン下北沢・矯正歯科」。治療期間が長い矯正歯科ならではのことだと任剛一院長は言うが、任院長の人柄に魅せられる患者が多いことの証左でもあるだろう。先進の設備がそろうおしゃれなクリニックでありながら、システマティックな雰囲気は微塵も感じられない。笑い声と話し声が響く空間は、昔ながらの診療所のような優しさに満ちている。「デジタルによって安全性や正確性を追求し、治療スピードが向上したおかげで、私たちはこれまで以上にじっくりと患者さんに向き合うことができています。いつまでも、患者さんの人生のターニングポイントを一緒に通過していけるような存在であり続けたいですね」と話す任院長に、治療に対する思いなどを聞いた。

(取材日2022年5月17日)

医療の基本は「人」。患者と接する時間を大切に

移転・リニューアルから1年がたちましたね。

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2004年の開業以来、下北沢の駅向こうで診療をしてきましたが、2021年に南西口にほど近い現在の場所に移転しました。もともと、感染症対策の基本であるスタンダードプリコーションに基づいた体制で診療をしていましたが、構造面から見直してより良い環境にしたいとの思いが高じ、新型コロナウイルス感染症流行のまっただ中で移転を決断しました。飛沫感染を抑えるための口腔外バキュームや、全部で3機の医療用空気清浄機を設置したほか、院内すべての内装・造作物にアルコール除菌対応の素材を採用して徹底した体制を確立しています。各診療スペースにある引き出しも、手で触れずに開けられるようになっているんですよ。

下北沢駅に新しい改札口ができて、より通院しやすくなったのでは?

小田急線の地下化に伴う下北沢の工事に一区切りがつき、「南西口」という新しい改札口ができたことで、移転後のクリニックには改札を抜けてから1分足らずで辿り着けるようになりました。遠方から通われている患者さんも多いので、駅近で通院が苦にならないことは移転時に重視した点の一つですね。開院当初こそ、子どもの成長を親御さんと一緒に見守っていけるようなクリニックになれたらと思っていましたが、年を重ねるごとに患者さんの年齢層も広がってきました。今では、審美歯科や補綴・インプラント治療などとのトータルな診療を求める成人の患者さんが7割、成長発育を管理するお子さんが3割という感じです。幼い頃に通院していた患者さんが自分の子どもを連れて来てくれたり、結婚など人生の大きなターニングポイントで顔を見せてくれることもあり、患者さんのライフステージに寄り添える喜びを感じています。

患者さんと、とてもすてきな関係性を築いていらっしゃるのですね。

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比較的短時間で治療が終わる一般歯科治療に比べて、矯正歯科は治療期間が長く、患者さんとコミュニケーションを取る機会が多くなります。「歯科治療が大好き」という方はあまりいませんから、少しでも受診しやすく、自身の不具合などを気軽に話せる環境をつくりたいと常に思っています。私どものクリニックは患者さんがいらっしゃると、院内に話し声や笑い声が満ちて、一気に明るくにぎやかになるんですよ。診療をしながらその声を聞くのがとても好きですね。技術や設備はもちろん重要ですが、医療の根本は「人」。患者さん一人ひとりにどのような背景があり、ここまでどんな治療を重ねてきたのかを丁寧に聞き取った上で治療をしていきたいと思っています。

デジタルの活用で、安心・安全な診療をめざす

デジタル機器を積極的に取り入れていると聞きました。

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矯正歯科のデジタライゼーションは、マウスピース型装置を用いた矯正を皮切りに目覚ましい進歩を遂げました。「デジタル」という言葉は無機質で冷たい印象ですが、実際には、先ほどお話しした当院の「診療環境」を維持する上で重要な役割を果たしてくれているんです。なぜなら、CTやデジタルエックス線といった機器を取り入れることで、原因究明のための診断や治療の正確性を追求しながら、同時に治療時間を短縮することができ、私にもスタッフにも心身の余裕が生まれるからです。おかげで、以前よりさらにゆっくりと、患者さんとの対話に時間を割けるようになりました。スタッフが患者さんと丁寧に向き合い、じっくりお話を伺っている様子を見ると、とても幸せな気持ちになります。

治療では、どのようにデジタル技術を活用しているのですか。

当院では、マウスピース型装置のみならず、ワイヤー矯正においてもほぼ全例で「デジタルセットアップ」と呼ばれるシミュレーションに基づいて治療プランを立案し、カスタムメイドの装置で矯正を行っています。デジタルセットアップは、口腔内をスキャナーで読み取って作成した3Dデータをもとに、歯根の動きを含めた歯の移動の仕方、移動後の機能性を踏まえて矯正後の歯並びを想定し、そこから逆算する形で装置やワイヤーを設計していく手法です。始める前に矯正後にめざすイメージを画面で見ながら説明できるので、患者さんの安心感と納得感もこれまでとは違うと思います。無駄な歯の動きが出にくいので、矯正期間を長引かせずに済みやすいのもデジタル矯正ならではですね。もちろん、矯正精度も高まっています。

デジタル機器を活用した矯正のメリットは多いのですね。

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デジタルが普及する以前の歯科医療は、どうしても歯科医師の経験や技量頼みのところがありました。経験や勘、感覚といった属人的な要素が多くを占めていたのです。つまり、担当スタッフが変わると診療のレベルやゴール設定に差が出る可能性があったわけですね。デジタル技術を用いることで、術者が変わっても一定の質を担保でき、安全・安心に配慮した診療を安定して提供できるようになりました。また、検査や診断で利用したデジタルデータを、連携する医療機関との間で簡単に共有できるのもデジタルの恩恵ではないでしょうか。何度も検査をする必要がないので、放射線被ばくなどのリスクを軽減できます。

部門をまたいだ連携で、トータルな診療計画を立案

他部門との連携を大事にしていらっしゃると伺いました。理由をお聞かせいただけますか。

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矯正歯科は、あくまでも歯科治療の一部分であって、矯正治療だけですべての問題を解決することはできません。例えば、むし歯や歯周病などの問題があり前もって治療が必要な方、仕上げに審美修復やインプラント治療が必要な方などの矯正においては、専門の歯科医師との連携が欠かせないのです。小児の矯正であれば予防歯科、成人の矯正なら歯周病治療や口腔外科、補綴といった関連する専門分野がある中で、どの処置をどんな順番で行うかという組み立ては核となる部分で、分野をまたぐ治療計画を立てる上で最も重要なファクターだと考えます。私のライフワークの一つは、そうした複雑な治療の方法や情報を、多くの歯科医師に伝えること。知識の足りない部分をそれぞれのプロフェッショナルが補い合い、一人の患者さんの治療を完遂する「インターディシプリナリーアプローチ(連携医療)」が重要だと思っています。

セミナーや講習会なども積極的に行っているそうですね。

複数の歯科メーカーのクリニカルアドバイザーなどを兼任しているので、3Dデータを有効活用する方法や臨床応用事例、新しい技術の適応症例や使用感などについて講演することが多いですね。それらのメーカーとともに装置や器材の開発をしたり、ソフトウェアのバージョンアップなどのお手伝いをしたりもしています。同時に、若手の歯科医師や、これからデジタル矯正を始めたいと考えている先生たちに向けたハンズオンセミナーなども、連携するクリニックの先生たちとともに数多く行ってきました。こうしたセミナーを通じて、歯科医師同士の専門分野に対する理解が深まり、連携しやすくなるという利点もあるんですよ。コロナ禍で間が空きましたが、今後ブラッシュアップした内容で少しずつ再開していく予定です。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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フルデジタル化を含め、移転により設備環境が大きく改善されました。今後は、スタッフと一丸となってより安全・快適な院内環境をめざしていきたいですね。スタッフ全員が生き生きと診療にあたっている姿も、当院の魅力の一つなんですよ。デジタル化で生まれた隙間の時間を、患者さんとのコミュニケーションのほか学びの時間にも充てるなど、技術向上への意欲も高い人ばかりです。再治療、複雑な治療が必要なケースにも親身に応じますので、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

カスタムメイド型マルチブラケット:99万円~、部分矯正:19万8000円~、床矯正:33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正(フル):99万円~、マウスピース型装置を用いた矯正(部分):66万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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