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戸松 章 院長の独自取材記事

とまつレディースクリニック

(可児市/可児駅)

最終更新日:2020/11/09

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開業して20年以上、地域の女性や妊婦を支える「とまつレディースクリニック」。戸松章院長は「優しく・明るく・快適なクリニック」をキャッチコピーに、日々の診療にあたっている。先進の設備や制度などを取り入れ安全性に配慮している。また、キッズルームを用意したりするなど患者の快適にもこだわっている。「とにかく安心で安全なお産が第一。急変に備えて総合病院との連携も大切にしています」と戸松院長。インタビューでは診察で心がけていることや今後の展望、子宮頸がんワクチンについてたっぷりと話を聞いた。
(取材日2020年7月17日)

産科をメインに幅広い年齢層の患者が来院

開業されて20年以上とのことですが、現在どのような患者さんが多いのでしょうか?

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やはり産科の患者さんが多いですね。ただ、婦人科の一般外来として、月経不順、子宮がん検診、不妊症、性感染症、更年期障害、緊急避妊などの相談にも対応していますので、幅広い年代の患者さんが来院されています。最近は生理痛に悩む子宮内膜症の患者さんが増えています。当院は基本的に予約制の診察なのですが、急な出血などでみえる患者さんもいますので、臨機応変に対応できるようにと思っています。月曜日と火曜日、木曜日の午前中には女性医師もおり、2人体制の診察をしています。2人体制ですとお待たせする時間が減るなどプラス面が多いです。最近は高齢の妊婦さんも多いのでより慎重に健診し、何らかのリスクがある場合は早めに総合病院に紹介することも大切にしています。

この地に開業をしたきっかけを教えてください。

父が一宮市で産婦人科を開業していたのでその辺りで開業をするか、妻の実家の近くで開業するか……など、いろいろと候補を挙げて考えていました。この地を選んだのは、これから発展する場所ということで紹介されたからです。当時は田園風景が広がっていて、夜になるとカエルの大合唱がうるさいほどの田舎でした。まさか、目の前にマンションが3つも建つなんて当時は考えられないことでした。当時に比べるとぐっと人口も増えたと思います。「これから発展する」というのは間違っていなかったですね。

医師をめざしたきっかけから現在に至るまでを教えてください。

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父の影響で子どもの頃から医師になりたいと思っていました。ですが、私が11歳の時に父が他界してしまい、母は私を1人で育ててくれた上に、医師になるためのサポートまでしてもらい、母にはとても感謝しています。専門を選ぶときには産婦人科と整形外科で迷いがありました。高齢化社会に向けて整形外科は必要とされる科だと思っていたのですが、当時の産婦人科教授が父親を知っており、また先輩からも強く産婦人科に誘っていただき、産婦人科を選ぶことに決めました。非常にやりがいがあり、今は本当に産婦人科医師で良かったと思っています。また、妻である経理部長の支えやスタッフの協力のお陰で今日までのクリニックを築くことができ感謝しています。

優しく・明るく・快適なクリニックを開業当時から意識

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

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開業当初から「優しく・明るく・快適なクリニック」をキャッチコピーにしています。アットホームな温かい雰囲気で患者さんを迎え、患者さんの立場に立った診療をすることを心がけています。スタッフには加えて5つの気「元気・根気・やる気・本気・勇気」が大切だと伝えています。不安な気持ちを抱えてみえる患者さんに安心して受診していただくために、スタッフのサポートは欠かせません。また10代など若い患者さんはお母さまとみえる方も多いです。いきなり内診するのではなく、最初は問診と腹部超音波画像診断のみで診察をすることが多いです。内診が必要であっても検査をするかどうかはご本人はもちろん、お母さまの承諾もとってじっくりと進めていきます。特に初めて婦人科にかかる方への配慮はとても大切だと考えています。

施設や医療機器のこだわりはありますか?

医療機器に関してはできる限り新しいものを導入してご安心いただけるようにしています。4D超音波は赤ちゃんのお顔や動きがはっきりと見えることが多いので患者さんには喜ばれています。25週から28週が一番見えやすいので、4Dを使用するかどうかお声がけするようにしています。またキッズルームもあるので、お母さんが診察中にお子さんをお預かりすることも可能です。もともとキッズルームは、小さい子どもがいるスタッフが働いている間に子どもを預けるために始めましたが、現在は患者さんができるだけ快適に過ごしていただくための設備の一つとなりました。

そのほか患者さんに喜ばれていることなどはありますか?

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スタッフが多く在籍していることです。ちょっとおなかが痛いなど不安なことをすぐ相談できるような体制をつくっています。当院では入院中の患者さんにリラックスしていただけるようフェイシャルエステなどもご提供しています。また、出産の後にはシェフによるお祝膳をご夫婦でお召しあがりいただいています。お祝膳に限らず、入院中の楽しみに食事を挙げる方が多いので食事の質は大切にしています。また、母親教室や、マタニティーヨガのクラス、アロマ教室、フットマッサージなどを院内で行っています。また、6年ほど前より待ち時間対策として外来待合室にてエステティシャンによるハンドマッサージを無料で行っております。開業以前からずっと構想を温めてきて、開業当初からやっているものも多いです。

開業に際して22年目になりますが、何か心に残るエピソードはありますか?

当院で産まれた赤ちゃんが成人し、今度は出産する側として当院で無事出産したことです。2世代にわたり出産していただけたことは私としてもうれしいですし、非常に感激しました。また、開業当初より一人のお母さんが当院で7人もの赤ちゃんを産んでくださったことも記憶に残るエピソードです。当院のみを選んでくださったことが私の誇りです。退院時にはアンケートをもらっているのですが、「ここで産めてよかった」「また妊娠したらここに来ます」と多くの方からメッセージを頂き、スタッフ一同励みにしています。

リラックスして受診できる環境を大切に

さい帯血の採取を行っていると聞きました。

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さい帯血とはお母さんと赤ちゃんを結ぶ「へその緒」に含まれる血液で、この血液は赤ちゃんのものになります。通常処分してしまうものですが、これを採取・保管することができます。さい帯血は、万が一骨髄性白血病などにかかってしまったとき、骨髄バンクなどに登録してもなかなか順番が回ってこないことがありますが、自分の血液なら一致するので治療に活用できます。また現在は治療法がないとされる脳性麻痺、自閉症、脊髄損傷など多数の疾患にもさい帯血の利用が期待されています。保管料などの負担はありますが、こういった取り組みがあるということも知っていただけたらと思います。

今後の展望を教えてください。

最近は子宮内膜症の患者さんが増加傾向にあるので今後力を入れていきたいと思っています。また、地域性だとは思いますが、ブラジル人やフィリピン人など外国の方が診療にいらっしゃることも多いです。通訳の方に単語だけでも教わったりしながら、少しでもコミュニケーションを取れるように、安心していただけるようにしたいと思っています。また、常に初心を忘れることのないよう週に1回はスタッフ全員でミーティングを行い、情報の共有はもちろんですが、互いに気を引き締めあっています。患者さんにはアンケートを書いてもらっているのでポジティブなことは原動力にして、改善するべきところはしっかりと良いほうに変えていきたいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

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産科や婦人科は敷居が高いと思われている方が多いですが、そんなことはありません。リラックスして受診できるようにスタッフ一同アットホームに患者さんをお迎えしていますので、不正出血など気になる点があれば早めに受診してください。内診になることもあるので、お洋服などに気をつけていただくとより安心だと思います。1年に1回程度はがん検診も受けておくと安心ですね。また婦人科の医師としては子宮頸がんのワクチンはお勧めをしています。どんな薬でも1万人に1人程度の割合で副作用は生じるものです。日本では毎年子宮頸がんで多くの方が亡くなっているという現実があり、そのリスクを減らすことが大切だと考えています。何か心配事があれば安心して来院していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮頸がんワクチン/1万6300円
※小学6年生~高校1年生までは自己負担なし

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