とんがり屋根の外観が特徴的で、小さな子どもが興味を持ちそうなメルヘンでかわいらしい「宇井こどもクリニック」。待合室も天井が高く、明るく開放感のある雰囲気だ。子どもとその家族としっかり向き合い、じっくり話を聞くことを大切にしている宇井利夫院長。インタビュー中も話をよく聞き、丁寧に言葉を選びながら答えてくれた姿が印象的だった。核家族がほとんどで、周囲に相談できる人もいないという母親が増えている昨今。「どんなことでも相談してもらえる存在でありたい」と宇井院長は語る。「そのためにも話しやすい雰囲気づくり、関係づくりを大切にできたら」と話し、子育てに悩む母親にとって頼もしい存在だ。そんな宇井院長に、日々の診療で心がけていることを中心に話を聞いた。

（取材日2018年1月17日）