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寺島 多実子 院長の独自取材記事

下北沢矯正歯科

(世田谷区/下北沢駅)

最終更新日:2022/04/06

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下北沢駅からすぐの場所で、30年にわたって診療を続けている「下北沢矯正歯科」。「子どもたちのキラキラした瞳からパワーをもらっているんですよ」と話す寺島多実子院長は、優しく穏やかな雰囲気の中にも、矯正専門の歯科医師としての矜持と強さが感じられる雰囲気の先生だ。3人の子どもを歯科医師に育て上げた経験も生かし、常に親身になって患者や家族に寄り添った診療を心がけているのだそう。とりわけ得意とする取り外しの可能な装置を使った床矯正は、睡眠中に装着するだけなので、長期間にわたる矯正治療を子どもの日常生活に取り込みやすいだろう。「この方に幸せになってもらいたいと思いながら治療に取り組んでいます」という寺島院長に、診療の特徴や患者への思いを語ってもらった。

(取材日2021年3月17日)

多くの子どもたちの成長を見守ってきた矯正歯科

まずこちらのクリニックの特徴を教えてください。

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患者さんは、お子さんと大学生以上の大人の方がほぼ半々くらいずつです。最近は付き添いのお母さまが「実はずっと矯正治療を受けたかったのです」と始めることも増えました。クチコミや、近隣の歯科医院や大学病院からのご紹介の方も多いですね。このエリアは歯科治療に対して意識が高く、厳しい質問や鋭いことを聞かれることも多くありますが、それもうれしいことの一つ。ご本人が本当に治療内容を理解してやる気になっていただくことは、とても大切だと思っているからです。

患者さんのモチベーションを大切にしているのですね。

特にお子さんは「やらされている感」があるようではなかなか続けるのは難しいです。だから常に励まし、成果が見えにくい時期にはきちんとご説明しています。歯を磨かないお子さんにも歯磨きしないことのデメリットを理解できるように説明します。そうすると、自分の体を大事に考えるようになってくれるんです。矯正治療を続けるのが難しいかも、と言われる男の子の患者さんの親御さんも多いです。私も息子がいて男の子の扱い方をよく知っていますし、治療に興味を持つように仕向けています。男女とも思春期など難しい時期には無理をせず治療のペースを落とすことも。本人が納得してできるようになれば、受験との両立も可能です。矯正から医学や科学に興味を持って、医療職や研究職に進む人も少なくないんですよ。

睡眠中に装着する床矯正に力を入れていると聞きました。

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矯正治療というと固定式の装置を着けるイメージがありますが、私はまず、外せる装置で治療を検討します。お子さんであれば、よほどのケースでない限り床矯正装置のみ、それも夜の睡眠中だけ使ってもらえればいいと考えています。学校に装着して行く必要がないので心理面の負担は大きくないでしょうし、給食の時も困りません。月1回の診療では、歯や顎の動きをチェックして装置を調整します。装置の調整には細かなノウハウが必要ですが、これまでたくさんの方を床矯正で治療してきました。どうしても床矯正の装置で適応できない場合や抜歯が必要というケースもありますが、最初に精密に検査をして診断していきますのでご安心ください。いわゆるワイヤーによるブラケット治療が必要な場合も当院で行っています。

無理なく治療が続けられるよう、受験や留学にも配慮

子どもの矯正治療はいくつぐらいから始めると良いのでしょうか。

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特に骨格的に問題がなければ前歯が生え替わる頃ですね。一人ひとりの最適な時期を見極めるため、最初のご相談にはしっかり時間をかけます。顎の成長が重要な要素なので、身長が早く伸びるタイプかといったことはもちろん、受験時期など社会的環境もふまえて治療計画を立てます。約3年間、お子さんとご家族が、毎月通院して治療と向き合うことが必要になりますし、小学校・中学校受験、留学なども多いエリアですからね。検査後の結果の説明では、お子さんが納得しやすいよう、場合によってはお母さまと別々にお話することもあります。

診療する上で心がけているのはどのような点ですか。

常に「この方の人生にとって一番幸せなことは何だろう」と考えながら治療をしています。そのために患者さんとはたくさんお話をします。歯や顎のことに加えて時間の使い方なども伺い、私の診療経験や子育て経験を生かしながら、患者さんにとってベストな治療をしていきたいと思っています。患者さんが「話して良かった」と喜ばれることもありますが、本当にパワーをもらっているのは私自身。難しい仕事を抱えて大変だと感じる時も、きらきらした目で私を見つめる患者さんに接すると力が湧いてきますし、「頑張らなくちゃ」と心から思います。

専門的な立場から気になることがありますか。

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飲み込み方に問題のある子どもが増えていますね。放っておくと、食事中にぺちゃくちゃと音を立てたり歯並びも悪くなったりしますし、将来的に食事中にむせて誤って気管などに入れてしまう誤嚥を招くかもしれません。そこで、当院では舌の筋力を強化するトレーニングを治療時に取り入れています。また、一番奥の親知らずだけでなく、その手前の第二大臼歯も埋伏歯になることが増えています。早く気づかないと矯正治療が難しくなってしまうので、それは気をつけています。また、床矯正の専門家である私は全体の骨格や噛み合わせを含めて診断を行い、慎重に装置を調整しています。やはり矯正治療は専門家のもとで受けていただきたいですね。

人生を変えることもある矯正治療に、真摯に取り組む

ところで先生はどうして矯正歯科医師をめざしたのですか。

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父は歯科医師でしたが、望んでなったわけではないなどと言っていたのです。「人に喜んでもらえて面白そうな仕事なのに」と考えたのが、歯科に進むきっかけでした。そんな父でしたが「歯科医療の中で、これから学問として興味深いのは矯正」と言っていたことがあり、私自身も、成長・発育といったダイナミックな要素を持つ子どもを中心に見ることができる矯正に興味を持ちました。振り返ってみても、この仕事で良かったと実感しています。

今後の展望を聞かせてください。

開業30年を迎えて、昔、治療をしたお子さんたちが立派に育って社会人になって活躍していたり、自分のお子さんを治療に連れてきてくれたりして感慨深いです。今後も、新しいことにも力を入れていきたいですね。勉強会、歯科医師会等で、いろいろな分野の先生方のお話を聞く機会も多くあります。そうした先生方の意見にも耳を傾け、これまで40年の知識と経験をベースに今まで以上に新しい知見も取り入れつつ、将来的に患者さんのメリットになるような診療を提供していきたい。その中で子育て中のお母さん方や、後進の歯科医師の応援もしていけたらいいなと思っています。

矯正治療を考えている方へのアドバイスをいただけますか?

矯正治療については、いろいろなメリットのほか、コストや時間、多少のリスクといったデメリットもあるので、明らかにその方の人生においてメリットのほうが大きいという場合に受けていただくのが良いと思います。また矯正の先生とは長いお付き合いになるので、自分に合った先生を見つけてからスタートすることをお勧めします。私の場合は「早く終わらせたい」「説明は手短に」という患者さんには合わないかもしれませんね(笑)。お子さんの場合は、どのような治療が適しているか見極めることが必要なので、前歯が生え替わる頃に一度相談していただきたいです。また大人の方も床矯正が可能な場合もあります。50代ぐらいになって前歯がちょっと出たり、隙間が開いたりというような問題を解決できる場合がありますのでご相談ください。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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矯正治療は、人によっては人生が変わるほどの大きなきっかけとなることもあります。とても意味のある治療ですが、お子さんの場合も大人の方も場合も「自分で治す」という強い意志と、矯正の歯科医院と、患者さんが通われているかかりつけの歯科医院との協力関係が大切です。矯正は長くお付き合いが必要ですから、歯科医師との相性もあります。よく相談して納得して始めていただきたいですね。私の3人の子どもは歯科医師になりました。大学に勤める教育研究職だった夫も「イクメン」でしたし、両親や先輩、同僚、子どもの学校の先生方、ママ友の方々など多くの人に支えられ今の私があります。これからも私自身の子育て経験も生かしながら、患者さんやご両親の立場になって診療していきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正/44万円~、フルブラケット矯正/88万円~

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