山本 祐三 院長の独自取材記事
耳鼻咽喉科・アレルギー科 山本医院
(寝屋川市/寝屋川公園駅)
最終更新日:2026/05/13
「耳鼻咽喉科・アレルギー科 山本医院」は、学研都市線の寝屋川公園駅から徒歩2分の場所にあるクリニック。大学病院で長年、臨床・教育・研究に取り組んできた山本祐三院長は「大学病院に匹敵する医療を提供したい」と日々知識・技術の向上に努めるだけでなく、1999年の開業以降、研究発表や論文投稿を毎年のように行うなど精力的に活動している医師だ。特に口腔咽頭潰瘍については専門性を強みに、大学病院からの患者紹介やセカンドオピニオンの依頼なども多く受けているそう。豊富な経験と知識を持ちクールな印象のある山本院長だが、患者や医療にかける思いはどこまでも熱い。1人でも多くの患者に満足してもらえる治療を提供するため、日々奮闘する山本院長に、患者や診療への思い、今後の展望など話を聞いた。
(取材日2022年5月18日)
論文執筆や研究発表など、新しい医療の探求を続ける
まずは、開業までの経緯を教えてください。

開業前は大学で臨床、教育、研究に取り組んでいました。中でも臨床に関しては診療から手術まで経験することができましたので、開業医としてさまざまな疾患に対応する上での強みにつながっていると思います。その後、1999年に開業。当時はまだ農地もある発展途上の地域でしたので、医師の数が少なかったこと、これから盛り上がっていくであろう将来性からこの街を選びました。現在は街並みも変わり、お子さんからご高齢の方まで幅広く来院いただき、当院で対応できる耳、鼻、口腔、咽頭の各種疾患に関しては、大学での豊富な臨床経験を生かし、日帰り手術も行っています。
開業後から現在まで研究を続け、毎年のように研究発表や論文投稿を続けていると伺いました。
私のこだわりなんですよ。大学病院に匹敵、いやそれ以上の医療を提供しようという強い思いがあるため、患者さんの治療だけにとどまらず、学問的にも精進して「開業医でも医療を変え、医学をけん引できる」ということを証明したいと思っています。ですから、毎年1回は研究成果を発表し、論文を書き、書籍の執筆も行っています。患者さんに説明する時も自分が書いた本や論文を示して説明することもできますから、説得力も増します。研究を続けているということは、日々最新の論文を読んで勉強しているということですから、最先端の知識を患者さんに提供できることに直結します。
忙しい毎日の中で、研究を続けることは並大抵の思いではできないことだと思います。

開業後も研究を続ける人は少ないかもしれませんね。しかし、多くの患者さんを診る開業医だからこそできることもたくさんあるんですよ。例えば、私が長年研究しているものに口腔咽頭潰瘍があります。しかし大学にいると、特殊な症例はよほど注意していないと集まりませんでした。ところが、開業すれば一次医療機関として口内病変を診る機会は増えるので、大学時代に得られなかった症例に遭遇できる可能性があります。また、大学などの医療機関で口内病変を調べようとパソコンで検索をかけると私の論文がたくさん出てくるため、大学病院から紹介を受けた患者さんが当院に受診されることも多くなりました。研究する、論文を書くということは大学病院時代から長年やってきたことで、私にとって自然なことなんですよ。
患者の「早く治したい」気持ちを大切に
患者さんに接する際、心がけていることはありますか?

いろんな病歴の患者さんが来院されますが、医者としての最大の責務は「早く治したい」という患者さんの一番の希望に応えることだと考えています。そのための方法として、どんな方に対しても過去・現在の病歴を注意深く聞き出して適切な診断をし、最短で治癒が望める方法を選択することによって、早期発見・早期治療・早期治癒につなげています。そのような対応が、結果として、患者さんの通院負担や通院日数や医療費の削減にも役立ちます。
耳鼻咽喉科には、症状が改善されず長年通っている人も多いと思います。
もちろん、必要があって通院している人もいらっしゃいます。でも、通わなくて済むなら通いたくないはずだと私は思います。私が研究を続けている理由の一つは、「患者さんが早く治る治療法」を探し続けているから。医学の世界は日進月歩ですから、さまざまな治療方法が登場し、長年常識とされていたことが変わったりもします。それらの変化をしっかりとフォローしていくことは、医師として大切な務めです。患者さんのために良いと思えば、新しい治療方法にもチャレンジしますし、必要に応じて適切な病院や医師に紹介します。患者さんは治してさえくれれば「医師が誰か」は大きな問題ではない。私たち医師はその部分を勘違いせず、「自分が」治すことにこだわらず、「一番早く治すために良いこと」をするべきだと考えています。
新型コロナウイルス感染症への対応も、早期から行ってきたそうですね。

そうですね。開業医としてはかなり早い段階から対応してきました。当初、この辺りは受診できる病院がほとんどなかったので、多くの患者さんを診させていただきました。もちろん、通常診療の患者さんとはすべての動線を分け、スタッフは防護服を着用して対応していましたが、心配がまったくなかったかというとうそになります。しかし、たくさんの患者さんが困っている。だったら医療者としてやるべきことをやろうと取り組んできました。スタッフのおかげもあり、幸い院内感染なども起こらず本日まで診療しております。今は、治療後長引く不調に悩む方も相談にいらっしゃいますので、少しでも力になりたいと奮闘しています。
患者にとって一番良いことを追求していきたい
研究に励み、論文を書いているというイメージから、もっと気難しそうな先生かと思っていました。

最近は、「優しい」と言われるようになりましたね(笑)。私自身、割とざっくばらんで気さくな性格だと思いますので、想像よりかは怖くないと思いますよ。ただ「治したい」ということにこだわりがあるため、時には厳しいことを言うこともあるかもしれません。例えば、小さなお子さんの鼻水を吸引したほうがいいと判断したら、お子さんが泣いても「やりましょう」と言います。「泣いているのにかわいそうじゃないか」と思われるお母さんだとびっくりされるかもしれませんね。でも、その短い時間を乗り越えたらグッと楽になるのであれば、やったほうがいいと私は考えます。泣いてかわいそうだからと曖昧にして、つらい症状が続くほうがもっとかわいそうですから。
先生の根底にある優しさと、医療者としての責任を感じるエピソードですね。
鼻や喉にトラブルがあるということは、呼吸に支障が出る場合があるということです。鼻が詰まっていれば、呼吸がしづらいので眠りも浅くなりますし、集中力が低下し、食欲も湧きません。鼻で呼吸できないので口呼吸することになりますから、口を開けた状態が当たり前になり表情も変わります。こんな状態が、これから育っていく子どもたちにとって良いわけがないですよね。誰だって初めてのことは怖いし、緊張もするでしょう。そうすれば子どもは泣きます。当たり前のことです。私は医師として「患者さんに一番良いことをする」責任があると思っているので、嫌がらせのようなことはしません。そこは信じて任せてほしいですね。もちろん、疑問があれば質問していただければ、きちんとお応えしますよ。
それでは最後に、今後の展望を聞かせてください。

研究発表や論文の執筆は、これからも続けたいと思っています。これは私の強みでもありますし、私のモチベーションです。こうした取り組みは学問的見識も広くなり、研究発表の場で大学病院の先生と交流できるのもメリットです。また、他科の領域の勉強会に参加することで、耳鼻咽喉科にとらわれない新しい知識やいいアイデアも得られます。事実、内科や皮膚科の先生方と組んで論文を書いたり、症例を提供し合ったりという交流もありました。そこで得た情報やつながりは、地域の患者さんへ診療を通して、還元していきたいと考えています。今後も患者さんのためになる医療、早期発見・早期治療・早期治癒が得られるよう努めてまいりますので、気になることがあったらまずはご来院いただければと思います。

