しぶや眼科クリニック

しぶや眼科クリニック

渋谷裕子 院長

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与野駅より徒歩2分の場所に位置する「しぶや眼科クリニック」に、プライベートでは3人のお子さんの母親でもある渋谷裕子先生を訪ねた。研修医時代に、複数の科を回りながら培った知識と経験を生かし、わかりやすい言葉を使った説明を心がけながら、日々の診療にあたっている。また、小児病院での勤務や自身の子育て経験をベースとした小児診療にも力を入れ、地域の子どもたちの目の健康を守っている。日々の診療に加え、育児、趣味、仕事をバランスよくこなす渋谷先生に、「疲れない目」にこだわる思いや、子どもの将来を第一に考えて治療を受けてほしいと願う心の内を伺った。
(取材日2015年6月4日)

いろいろな科で学んだ経験によって開けた眼科医の道

―なぜ、医師をめざされたのですか?

子どもの頃は、医師になりたいとはまったく思っていませんでした。商社マンだった父の赴任で6歳まで海外で暮らしていて英語での会話ができたので、通訳がいいかなと考えたこともありました。中学生くらいになって世の中が見えてくると、「経済的に自立したい」とか「一生働きたい」といった気持ちが芽生えてきました。そうこうするうちに、進路を考える時期を迎えたのですが、会社に就職することはあまり意味がないと父に言われまして。当時は、まだ男女雇用機会均等法も浸透しておらず、例えば東大に入って就職しても、女性はそれほど重要な仕事を任せてもらえないような時代でした。成績がいいのだから医師や弁護士になるほうがいいと言われて納得し、医師をめざすことに決めました。また将来、出産や育児をしながら働くには、何か資格があったほうがいいだろうという思いも、医師への道を後押ししてくれました。

―眼科医を選んだ理由はどんなことだったのでしょうか?

横浜市立大学の医学部に入学したのですが、当時は特定の科に興味を持つことはありませんでした。卒業後、研修医としていろいろな科を回りながら学び、経験していく中で、眼科に進むことを決めました。理由は、治る病気や治療の展開が早い病気が多いことに魅力を感じたからです。例えば皮膚科や内科などは慢性的なものも多く、ずっと付き合っていく病気や、治療に時間がかかる病気が多々あります。眼科にももちろん、緑内障のように長く付き合う病気もあるのですが、ものもらいや白内障など、はっきりした診断がつく病気や手術によって治っていく病気も多く、私の性に合っていると思ったのです。また、他の多くの科ほどは忙しくないので、家事や育児をしながらでも比較的続けやすそうなことも決め手になりました。

―眼科以外にも、いろいろな科を経験されたのですね。

研修医時代は、眼科の他に、麻酔科、皮膚科、放射線科、外科、そして救命救急にも勤務しました。その頃の経験は、現在の眼科診療でも役立っています。診療中に倒れてしまった患者さんがいたときに、救急車が到着するまでの間に脈を測ったり、全身状態を診るなどして落ち着いて対処できますし、目の周りの症状ということで、本来は皮膚のトラブルで来院した患者さんに、眼科であっても、ある程度のことをお答えできたり、薬を処方したりすることもできます。今でこそ、研修医が複数の科に勤務するのは普通になっていますが、当時は、多くの大学では、専門の科を決めて勤務するのが普通でした。いろいろな科を経験できたことは、私の財産になっています。

記事更新日:2016/01/24

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