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田中 希代子 院長、田中 亮祐 副院長の独自取材記事

たなか歯科医院

(三田市/南ウッディタウン駅)

最終更新日:2025/01/21

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院 main

公園都市線の南ウッディタウン駅から徒歩圏内にある閑静な住宅地で、30年以上にわたって質の高い診療を提供し続けている「たなか歯科医院」。その中心としてクリニックを支えてきたのは、女性歯科医師の田中希代子院長だ。歯科受診のハードルを少しでも下げるべく、口の悩みを抱える地域の人々を常に変わらぬホスピタリティーで迎え入れてきた。そして、2024年からは息子で歯学博士の田中亮祐先生が副院長として加わり、親子両輪で新たなステージの一歩を踏み出すことになった。明るさと頼もしさ、そして何より患者への強い愛情が感じられる2人に、クリニックの理念や大切にしている心がけ、患者や地域に馳せる思いを聞いた。

(取材日2024年12月6日)

受診のハードルを下げ、心のこもった診療で地域貢献を

まずは開業から現在までの歩みをお聞かせください。

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院1

【希代子院長】もともと、家族の住居を兼ねたチェア4台の歯科医院としてスタートしたのが1992年のことです。その後はありがたいことにたくさんの患者さんに来院いただき、隣の空き地を購入し歯科医院を増築しました。現在スタッフは総勢で15人。院内には個室や手術室、カウンセリングルームのほか、歯科用CTやマイクロスコープ、口腔内スキャナーといった先進機器も備えており、院内技工室には歯科技工士が常駐しております。

どのような歯科医院をめざしてきましたか?

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院2

【希代子院長】この地域にお住まいの皆さんのデンタルIQは高いですが、開業当初、「どうしてここまで放っておいたのだろう?」と、驚くような患者さんもおられる世の中でした。もっと早く診れていたら、と考えていた時、受診のハードルは高いものなんだと気づいたんですね。ちょっとした相談が気軽にできる場所、また来たくなるような歯科医院が必要ではないか。そう考えて始めたのが歯のカウンセリング専門のサロンでしたね。喜ばしいことに、現在ではひどい状態になってから来院されるような方は随分と減りましたが、歯医者さんに対する恐怖感を少しでも取り除いて、訪れやすい場所でありたいという想いで現在も診療をしています。

そうした目標に、副院長先生も賛同されたわけですね。

【亮祐副院長】はい。私は大阪大学の歯学部を卒業後、同大学付属病院の保存科に7年間勤めていました。私の専門は歯科保存学と言って、その中にはむし歯の治療も含まれるのですが、むし歯を取った後に、どれだけ良い材料・方法で治療をしたとしても、生まれ持った天然の歯には敵いませんし、一度削った歯は二度と戻りません。したがって、まずはむし歯や歯周病にならないお口の中の環境にしていく、そのために普段の食習慣や生活習慣、歯磨き習慣などを個人のリスクに応じて改善することが大切ですので、院長が先程述べたような歯科受診のハードルを下げ、気軽に何でも相談できて、定期的に通いたくなる、そんな場所にすることは意義深いことであり、私も多いに賛同します。

エビデンスに基づいた確実な治療をめざして

多岐にわたる診療を、院長先生はどのように習得されましたか?

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院3

【希代子院長】開業前までは長崎大学病院で矯正を専門に学んでいましたが、開業をきっかけに顎関節症や補綴、インプラント治療などの技術を身につけました。スタディーグループで素晴らしい症例を拝見し、大きな感銘を受けたことがあります。当院でもこんな治療ができれば患者さんの幸福につながるに違いない。そう考えて勉強を重ねるうちに視野がどんどん広がりとても楽しかったですね。当院では、治療の選択肢は保険、自費含めてすべて説明をしています。10年後、20年後、あの時この選択で良かったと後悔がないようにしていただきたいという想いからです。これからもその方にとってのベストを尽くせるよう研鑽を積んでいきたいと思っています。

副院長先生の目標を教えてください。

【亮祐副院長】まずは、大学病院で習得した専門的な技術を患者さんに還元したいと考えております。私の専門の一つが根管治療という歯の内部の治療なのですが、大学病院では、紹介元の歯科医院で抜歯と判断され、何とか歯を残したいと希望された患者さんをたくさん診てきました。その中には救えなかった歯もありますが、多くの難症例を経験したことで、診断力と治療技術が非常に向上したと思います。当院では大学病院と同じ水準の治療を提供することをめざし、マイクロスコープをはじめ多くの先進機器をそろえております。また、私は大学院に進学し、有限要素解析という数理モデルの一種を用いた研究で博士号を取得しました。歯科の研究は日進月歩で、一昔前の常識が今では非常識とされていることがたくさんあります。最新の研究の知見を臨床に落とし込むことで、経験則のみに頼らない、エビデンスベースの医療を提供したいと考えております。

診療で大切にしていることを、それぞれお聞かせください。

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院4

【亮祐副院長】患者さんからよく耳にするのが、あまり説明されないまま治療を受けたという体験談です。当院ではそのようなことがないよう、口の中がどのような状態で、どのような治療の選択肢があるのか、それぞれのメリットとデメリットまで、丁寧にわかりやすくお伝えすることを心がけています。エックス線写真やCT画像は一般の方にはわかりづらいですから、その見方も含めてしっかりとご説明することが重要ですね。
【希代子院長】私は、治療中の患者さんの様子をよく観察することです。グッと力を入れて痛みを我慢している方もいるんですよ。痛いときは声かけてください、と伝えていても言いにくいものですよね。患者さんの唇に触れる時には敬意を払い、口に詰めた綿を取り除く時も水で湿らせるなど、小さな積み重ねが痛みや恐怖心の軽減につながると信じています。患者さんへの声かけなどはアシスタントも一緒に担当してもらいます。

スタッフの力を支えに、親子二人三脚で守りたい

スタッフ教育や連携にも注力していると伺いました。

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院5

【希代子院長】当院では院内全体、あるいは職種ごとのミーティングや実習などを週例・月例で行っていますが、日々欠かさないのが朝礼や終礼での情報共有です。「この患者さんは顔にタオルを掛けられるのは苦手」「右耳に補聴器をされているので話しかけるのは右から」など、細かなことまで全員で確認し合い、誰が担当しても変わらぬサービスが提供できるよう努めています。
【亮祐副院長】あらゆる歯科治療のベースとなるのが歯周病治療。それを一番に担ってるのは歯科衛生士です。私たちも加わって勉強会や症例検討などを行い、学びを深めています。また、入れ歯の修理や仮歯の作製には通常数日かかりますが、当院には2人の歯科技工士が常勤しているので、早ければ即日対応できます。こうした頼もしい存在が当院を支えていることを、ここへ来てつくづく感じますね。

親子で一緒に働いてみてどうですか?

【希代子院長】お互い思ったこと口にでき、意見のすりわせもできて助かります。大学で研究を続けることを応援する気持ちもありましたが、こうして当院を選択してくれました。私には形成外科の医師である息子もいますが、次男の副院長は「歯科医院を継ぐのは自分」という気持ちで来てくれたのだと思います。せっかくですから二人三脚で当院をより良くしていきたいです。
【亮祐副院長】母とは行いたい治療の理想像というか、歯科治療における根っこの考え方が共通しているので、時には意見が食い違うこともありますが、最終的には一致することが多いです。また、プライベートでも仲が良く、親子でゴルフに行っては、よきライバルとしていつもスコアを競い合っています。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

田中希代子院長、田中亮祐副院長 たなか歯科医院6

【亮祐副院長】歯科においては予防が何より大切だと考えています。風邪は治ってしまえば風邪を引く前と同じ状態になりますが、一度失った歯や歯ぐきを支える骨は二度と元通りになりません。症状がなくても定期的なメインテナンスを受けられることをお勧めします。そして治療においても、やり直しにならない治療、永続性のある治療を心がけております。患者さまの不安な事や疑問点はすべて解決してから治療に入りますので、些細なことでも気軽にご相談いただければ幸いです。
【希代子院長】診療室にいると気づきませんが、歯科医師会からの派遣で学校などの健診に行くと歯科にかかっていない人がまだ結構いるものです。どこの歯科医院でもいいのでかかりつけを持ち、足踏みすることなく相談や検査に足を運んでいただきたい。それが私からの一番のメッセージです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/66万円~、小児矯正治療/30万円~、成人矯正治療/93万円~、マウスピース型装置を使った矯正/103万円~、
ホワイトニング/2万2000円~、セラミック/5万2800円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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