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有吉 洋 院長の独自取材記事

ありよし歯科医院

(熊本市中央区/東海学園前駅)

最終更新日:2021/11/24

有吉洋院長 ありよし歯科医院 main

熊本市帯山地区の閑静な住宅街に立つ「ありよし歯科医院」。院長の有吉洋先生は阿蘇郡小国町出身。1985年に開業し、30年以上にわたってこの地で診療を続けている。そんな有吉先生が診療において最も重視しているのが予防だ。虫歯、歯周病はもちろんインプラント治療でも、ブラッシングなど予防指導を行った上で、長持ちし、やり替えが少ない治療を心がけているという。同院での診療の傍ら、インプラント治療や医療機器に関する指導にも携わるなど、歯科医療の質の向上、後進の育成にも尽力してきた。経験豊富なベテランながら、飾らずざっくばらんな有吉先生に、クリニックの歩みや診療方針、予防に対する思いなどについて聞いた。

(取材日2021年10月21日)

治療と機器の進化に柔軟に対応。先進の技術を駆使

この辺りはどのような地域ですか。患者層や主訴についても教えてください。

有吉洋院長 ありよし歯科医院1

僕が開業した30年ほど前は子どもたちが走り回っているような郊外ののどかな場所でしたが、今では多くの学校や医療機関が集まる文教地区になりましたね。そういった環境もあり、歯の健康に対する意識が高い地域であると感じています。患者さんは、半分ほどは近所の方で、歯が痛い、歯茎が腫れたといった主訴が中心です。それ以外はクチコミや当院のホームページをご覧になった方などで、インプラント治療、補綴治療、顎関節症の治療を希望される方が多いですね。県内全域から来院され、遠方だと阿蘇からの患者さんもいらっしゃいます。

初診の患者さんにはどのように対応されていますか。

強い痛みや腫れがある場合は、その処置を優先します。それから、口腔内写真とエックス線写真の撮影、顎模型の作製などを行い、お口の中の状態を確認します。その次に行うのは予防指導です。虫歯も歯周病も生活習慣病と捉えられ、生活習慣を見直すだけで予防につながることが少なくありません。従って、治療に入る前に、まず予防指導とブラッシング指導を行います。その後、お口の中の状態について検査結果や写真を使ってわかりやすくご説明し、患者さんのご希望を伺い、どのような治療法が良いのか話し合いをします。費用面についてもご相談に乗りますので、気になることは何でもお聞きいただければと思います。

開業されて36年。この間、歯科治療や医療機器は大きく変化したようですね。

有吉洋院長 ありよし歯科医院2

僕が大学を卒業した1980年の初めは、虫歯は詰める、歯を抜いたら入れ歯、歯周病は抗生剤を投与する、という対症療法的な治療が主でしたが、80年代半ばに入って、プラークコントロールなど予防の概念が出てきました。90年代には、メンテナンスしやすいインプラントが登場。2000年に入ると、エックス線や口腔内カメラがデジタル化。2010年代には、3Dの歯科用CTや口腔内スキャナーが普及し始めました。この進化の流れの中で感じるのは、デジタル機器にしたからといって、すべてが解決するわけではないということ。アナログ機器のやり方を理解できていなければ、デジタル機器を使いこなすことはできません。僕はメーカーからインストラクターとして、スキャナーや歯科用CTに関する指導も任せていただいたことで、その都度、早い段階から先進の技術を習得することができ、それが診療に大きく役立っていますね。

インプラント治療はプラークコントロールも重要

現在はどのような機器をそろえていらっしゃいますか。院内設備についても教えてください。

有吉洋院長 ありよし歯科医院3

エックス線、口腔内カメラ、CT、スキャナー、マイクロスコープなど、先進の機器を導入しています。もちろん今後も進化は続くわけですから、時代の流れに合わせて変えていきたいと考えています。院内は1階が診療スペースで、2階に技工室やスタッフルームがあります。技工室はもともと1階にあったのですが、改装を機に2階へ。その分、診療室は広くゆったりと個室で3部屋備えていますので、周囲の視線を気にすることなく、集中して治療を受けていただくことができます。

インプラント治療に力を入れていらっしゃるそうですね。

歯を失ったときの補綴方法には、大きく分けてデンチャーとブリッジとインプラントがあります。デンチャーは、いわゆる入れ歯のこと。ブリッジ治療は、失った歯の両側の歯を削って土台とし、橋を架けるように人工歯で補う方法。そして、インプラント治療は、失った歯の歯茎に人工の歯を植えて固定式のかぶせ物を入れる方法です。それぞれ一長一短がありますが、デンチャーだと噛む力を十分にサポートすることが望めず、ブリッジだと他の歯に負担をかけてしまいます。その点、インプラントはしっかりとした噛む力のサポートが期待できる上、他の歯に負担をかけることがほとんどなく、メンテナンスしやすいのが特徴です。これらのことは他の歯を守ることにもつながりますので、インプラントがファーストチョイスになることが多いですね。

インプラント治療を行った後も予防が大切だとお聞きしました。

有吉洋院長 ありよし歯科医院4

インプラントは一度入れたら一生持つ、というわけではありません。歯を失う理由はさまざまですが、きちんとセルフケアできなかったために歯をなくした方は、インプラントを入れてもトラブルになる可能性が高いと考えられます。従って、インプラント治療は、ご自分で適切にプラークコントロールができるかどうか見極めることから始めます。中には、30年ほど前にインプラントを入れて以来、しっかりとメンテナンスを続けているという方もおられます。何の治療にしろ、まずは予防が大切ということですね。

ベテラン歯科衛生士の丁寧なメンテナンスも魅力

歯科衛生士をはじめスタッフの皆さんは、長くお勤めの方が多いそうですね。

有吉洋院長 ありよし歯科医院5

短い方でも15年、長い方は20年以上になりますね。ミーティングなどは最小限しか行っていませんが、僕の思いを的確に捉えて仕事をしてくれています。当院は開業当初から予防に力を入れてきましたので、今ではメンテナンスの患者さんが半分以上を占めています。できれば歯科衛生士が忙しく働いて、僕は「どうですか。何かあったら言ってくださいね」と診させていただくくらいがいいんだと思っているんですよ。お口の中を健康に保つには、定期的な歯や歯肉のチェック、歯石の除去、ブラッシング指導をはじめとした予防が何よりも大事です。今後さらにメンテナンスの方が増えて、歯科衛生士がより活躍してくれればいいなと考えています。

歯科医師を志したきっかけを教えていただけますか。

母方の祖父が内科医師だったこともあり、幼い頃から医療の仕事は身近に感じていました。高校では受験というシステムが嫌で、医学部受験に失敗して浪人するよりは私立の歯学部でも良いかなと、かなり半端な気持ちで歯科医師の道を選んだのですが、今となっては歯科の道に進んでよかったなと思っています。患者さんから喜びの言葉をいただけると、とてもうれしいですし、やりがいも感じますね。

クリニックを選ぶときに大切なのはどのような点だと思われますか。

有吉洋院長 ありよし歯科医院6

先生の実績ではないでしょうか。数年でも診療していれば、それなりに症例は増えてくるものです。ご相談やカウンセリングの時に、どのような症例を手がけてこられたのか、お聞きになってみるといいと思いますよ。当院では症例の提示も行っていますので、お気軽にお声がけください。大切な歯を健康に守っていくためには、長期的なサポートが欠かせません。よくお考えになって、ご自分に合ったクリニックを見つけていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/8万8000円~(税込)
インプラントを用いた補綴治療(かぶせ物込み)/33万円~(税込)

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