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土田 匡明 院長の独自取材記事

湘南山手つちだクリニック

(横須賀市/久里浜駅)

最終更新日:2021/02/10

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白衣代わりの白いポロシャツ姿の「湘南山手つちだクリニック」土田匡明(まさあき)院長。子どもの患者も多いため、威圧感を与えないようにこのスタイルなのだそう。患者がリラックスできるよう、待合室のチェアや診察室の丸テーブルなどにもこだわっているのだとか。もともと外科や心臓外科を専門としていた土田院長だが、開業後は在宅医療にも力を入れ、小さな子どもから高齢者まできまざまな症状や悩みに対応している。家族ぐるみで受診する世帯も多く、地域を支えるかかりつけ医の役割を担う。患者の考え方やライフスタイルを重視した診療を行うために、多様な患者や家族に合わせることを心がけているという。そんな土田院長に、クリニックの特徴や医師としての思いを聞いた。
(取村日2020年12月24日)

湘南山手エリアで小児から高齢者まで幅広い診療を行う

まず、開業までの経緯を教えてください。

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医師を志したのは小学校4年の時、交通事故でケガをしたことをきっかけに、医学に興味を持つようになったんですよ。大学卒業後は、横浜市立大学医学部外科に入局し、関連病院などで外科や、心臓外科の診療に携わっていました。開業を視野にクリニックでの勤務を経て、2004年に当院を開業しました。

とても居心地の良い雰囲気の院内ですね。

患者さんがリラックスできるように、クリニックらしくないテイストにしたかったので、診察室も待合室のチェアなども、全部、自分で探しました。待合室のソファーはオーダーメイドです。特にこだわったのは、診察室の1本足の丸いテーブルです。丸テーブルだと、モニターを見ながら説明するにも、患者さんと話をするにもとてもいい位置で座れるんですよ。また、子どもの患者さんも多いので、私自身は、白衣の代わりに、いつも白いポロシャツを着ています。もともと白衣が好きではなかったこともありますし、お医者さんという威圧感を与えないように、子どもの患者さんにも怖がられることのないようにと思っています。

診療面にはどのような特徴がありますか。

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これを専門に診ますよというのではなくて、内視鏡検査や、超音波検査なども使って幅広く各年齢層を診ています。もともと外科、心臓外科出身ですが、消化器の内視鏡検査や、循環器疾患の診療も得意としています。患者さんは、赤ちゃんから高齢者まで幅広い方が来られます。どちらかというと、患者さん個人というより、家族ぐるみで診ていることが多いですね。この辺りは、大家族というか、親戚も近くに住んでいるケースが多いので一族でかかりつけということもあります。ですから、ほとんど患者さん同士の紹介か、病院などからの紹介で来られる患者さんが多いですね。

在宅医療にも力を入れていると聞きました。

訪問診療や往診など、在宅医療は開業当初から手がけてきました。もともと外科出身ということもあって、診察室にじっと座って診察するのがあまり得意ではなくて(笑)、自分から動き回るのが好きというのがきっかけだったんです。その後、だんだん時代的に在宅医療が注目されるようになってきたところに、当院では早くから在宅医療に対応していたために、需要が増えてきたというわけです。対象の地域は三浦半島の東側全部で、けっこう広いエリアを回っています。

患者や家族を尊重した在宅医療に注力。小児にも対応

在宅医療では、どのような患者さんが多いのですか。

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在宅医療では、高齢者はもちろん、医療的ケアが必要な小児の患者さんなども診ています。高齢の方の場合は、残された時間をご家庭で快適に過ごしていくための診療が中心になります。子どもさんの場合は成長もするし、就学など将来のことを考える必要があります。また人工呼吸器やドレーンなど医療機器の管理の面でのケアも大切です。さらに、ごきょうだいやご家族のフォローも必要ですし、子どもさんが成長した後、親御さんが高齢になったときのことも考えていく必要もあり、家族全員を診ていくことが求められ、高齢者の在宅医療とは異なる面がいろいろありますね。

先生の診療方針について聞かせてください。

こちらで診療方針を決めてしまうと、患者さんによって合う合わないが出てきてしまうと思うんですよ。患者さんのライフスタイルや人生観、考え方や背景もさまざまですから、なるべく自分の個性を出さないようにして、患者さんの方に合わせていくようにしています。そういう意味では、診療方針を持たないのが診療方針ですね。子どもの患者さんを診察するときは、子どもだからと気を使わずにその子の様子を見ながら自然に接するようにしています。訪問診療の際も、その患者さんやそのご家庭の個性に合わせることを心がけています。ですから、敬語で接することもありますし、フランクにしゃべることもあり、その家庭の雰囲気を壊さないようにしています。スタッフは、開業以来、ずっと働いてくれている人も多く、私が何も言わなくても理解して動いてくれるので助かっています。

専門的な立場から気になることなどはありますか。

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高齢になっても元気でいるためには、若い時から生活習慣病などに気をつけなければと、お年寄りを診ていると感じることはあります。高血圧や、脂質異常、糖尿病の患者さんは多いので生活習慣病の診療に力を入れていきたいところです。ただ患者さんによっては、こちらの方針で治療を押しつけると通院が続かないケースもあるので、よく話を聞きながら、うまく進めたいと思っています。

内視鏡検査や超音波検査も駆使して、早期発見をめざす

開業からの日々を振り返って思うことは?

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この地域はあまりクリニックがなかったので、開業当初から多くの患者さんが来てくださいました。今は横浜市立大学の先生に手伝いに来てもらっていますが、以前は1人で外来も在宅も行っていましたので余裕がなかったですね。在宅医療を始めたのは偶然でしたが、私が考えているよりも高齢化や少子化のスピードが早かったです。医師会でも在宅医療や医療介護などさまざまに活動しました。大変な方向に来てしまったな、こんなはずではなかったな、と思うこともありますよ(笑)。

今後の展望について聞かせてください。

あまりアピールしないのが私の方針で、さりげなく、こんなところにクリニックがあるんだ、と思われるようなのが理想なんです。ですから、そんなに手を広げることは考えておらず、今までどおり、地域の皆さんを守っていくことに専念したいと思っています。今、取り組んでいることを進化させていく、質を上げていくということですね。例えば内視鏡や超音波検査など、多様な検査が当院で行えますので、病気の早期発見、早期治療を心がけていきたいですね。今回のコロナ禍の影響で、大きな病院が対応していくために、多くの患者さんを在宅に戻さざるを得ないという動きもありました。そんな場合にも患者さんやご家族が困らないように、在宅医療にもしっかり対応していきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院は内科をはじめ、循環器、消化器、呼吸器など、子どもさんから高齢の方までトータルで診ています。子育てや親御さんの介護で苦労されている働き世代の方、女性の方などにも気軽に来ていただきたいですね。ご家族の状況がわかれば、生活環境や生活スタイルも把握でき、診療に生かすことができますので、ぜひご家族ぐるみでいらしてください。お子さんの在宅医療や、お年寄りの介護の相談にも対応させていただきます。ご家族のことで悩みや気になることがある場合も、気軽にご相談いただきたいと思います。

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