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おかだ歯科・矯正歯科

(寝屋川市/寝屋川市駅)

最終更新日:2021/10/12

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寝屋川仁和寺本町で25年にわたり歯科診療を続けている「おかだ歯科・矯正歯科」。院長の岡田高明先生は12年前より来院が困難な高齢者に向けた訪問診療に取り組み、口腔ケアを通じて誤嚥性肺炎の予防や全身の健康維持に尽力している。高齢化が進み、訪問歯科診療に対するニーズは年々高まっているが、最初は一般歯科と高齢者歯科の違いに戸惑う家族もいるという。「高齢の方には歯科治療だけに重きを置くのではなく、その方の体力や持病を考えて一番良い状態を維持できるケアが大切なことを伝えています」という岡田院長に、訪問で行える診療や流れ、大切にしていることなど詳しく聞いた。

(取材日2020年6月15日)

訪問歯科診療による定期的な治療やケア、リハビリテーションで、食べる喜びを味わってほしい

Qどのような人が訪問歯科の対象になりますか?
A
おかだ歯科・矯正歯科 寝屋川、守口、門真、四条畷、摂津、高槻までの範囲をカバー

▲寝屋川、守口、門真、四条畷、摂津、高槻までの範囲をカバー

上半身は動くけれど足が不自由な方や認知症の方、脳梗塞の後遺症がある方など原因はさまざまですが、クリニックに通院が困難な方が訪問歯科の対象です。ご高齢の方が中心ですが、50代後半の方もいらっしゃいます。半径16キロまでが保険診療内で訪問できるエリアと決まっているので、当院では寝屋川、守口、門真、四條畷、摂津、高槻などの患者さんのご自宅まで訪問しています。歯が痛いと食べづらくなってしまうので、虫歯治療や入れ歯の作製から調整も行いますが、一番多いのは口腔ケアや口腔リハビリ。口腔を清潔にすることは誤嚥性肺炎の予防につながりますし、舌や口を動かす体操をするとしゃべりやすくなり、飲み込みやすくなります。

Qクリニックでの検査・診療との違いはありますか?
A
おかだ歯科・矯正歯科 訪問歯科診療の際に使用するレントゲン

▲訪問歯科診療の際に使用するレントゲン

往診で使用する機材は年々進化しているので、外来診察と近いレベルの治療が可能です。ですが、通院できる方への歯科診療と訪問歯科診療はスタンスが大きく異なります。高齢の方は虫歯治療をすると治療期間に食欲が落ちてしまい、それがきっかけで体調を崩して入院してしまうことがあるため、健康状態を考慮し、虫歯治療は進めずに口腔ケアや唾液腺のマッサージに重点を置くこともあります。口腔をきれいにして虫歯の進行を抑え、唾液の分泌が促進されると、味をしっかり感じておいしく食事ができるようになると思います。歯科治療だけが目的ではなく、その方にとって一番良い状態を維持するために何が必要かを見極めなければいけません。

Q訪問歯科診療の流れを教えてください。
A
おかだ歯科・矯正歯科 訪問歯科診療でも外来診療とさほど変わらない診療が可能

▲訪問歯科診療でも外来診療とさほど変わらない診療が可能

まずは当院へご連絡ください。コーディネート会社と提携していますので、訪問歯科専任の担当者が、ご家族から患者さんが現在どのような状況で外来の受診が難しいのかをお聞きし、医科の主治医の先生に健康状態やお薬などを確認したり、ケアマネジャーなど関連機関にきめ細かに連絡や相談を行いながら、スケジュールの調整を行います。お問い合わせから大体1週間ほどで歯科医師、歯科衛生士が訪問します。初回の訪問時には、患者さんのお口の中を診させていただいて、口腔の状態から必要な治療やケア、訪問の頻度などについて診療計画を提案します。ご本人やご家族でじっくり検討していただいて、同意していただければ診療を開始します。

Q訪問歯科の費用や期間などはどうなりますか?
A
おかだ歯科・矯正歯科 専任のスタッフも一緒に訪問歯科に向かう

▲専任のスタッフも一緒に訪問歯科に向かう

診療やケアには健康保険または、介護保険が適用されます。ただし、診療費のほかに、訪問費が必要になります。期間や回数は患者さんそれぞれの体調や保険、ほかのデイケアやリハビリなどの状況に合わせて変わります。口腔ケアを週1回続ける方もいらっしゃれば、2週間に1回、あるいは月1回などさまざまです。歯科治療が必要な場合は、内容によって治療期間や費用は異なります。同じ治療をする場合でも通院できる方に比べて訪問診療は時間がかかるので、訪問回数は多くなります。

Q訪問歯科において大切にしていることを教えてください。
A
おかだ歯科・矯正歯科 診療だけでなく患者の生活など包括的に診ることが大事と語る院長

▲診療だけでなく患者の生活など包括的に診ることが大事と語る院長

患者さんの歯だけを診るのではなく、その人を見ることが大事だと思っています。今日の機嫌はどうか、季節によって寒くないか、暑くないか、先週と違って調子はどうかなど、世間話を交えながら体調のことやしっかり食べられているかをお聞きします。いろいろお話しすることで、脳やお口の刺激になり、トレーニングにもなります。食欲が落ちているようなら口腔内のマッサージをしたり、舌を動かす体操をしていただいたり、入れ歯が合わないと感じていたらすぐに調整するなど、食べられる口に整えていきます。高齢の方は食べることを楽しみにされていますし、全身の健康維持のためにも、なるべく口から食事ができるように治療やケアを行っています。

ドクターからのメッセージ

岡田 高明院長

誤嚥性肺炎は高齢の方の死因の上位になっています。口腔に細菌がたくさんいると、少量の誤嚥でも肺炎を発症する危険性が高くなるので、口腔ケアを続けて清潔にすることが、誤嚥性肺炎の予防につながります。口腔がきれいになると食べる喜びを感じていただきやすいでしょうし、表情も明るくなる方が多いですね。訪問診療は歯の治療だけではなく、病気の予防や生活の質(QOL)の向上につながると知ってほしいと思っています。食べられなくなってから訪問診療を始めるのではなく、食べられる状態を維持するためにも早めに訪問診療で口腔ケアを始められることをお勧めします。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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