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川村 泰行 院長の独自取材記事

川村歯科天満橋診療所

(大阪市中央区/天満橋駅)

最終更新日:2021/03/05

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京阪電鉄、大阪メトロ天満橋駅から直結の京阪シティモール7階とアクセス至便の地にある「川村歯科天満橋診療所」。一生涯にわたり歯の健康をサポートする自由診療を基本とした予防歯科診療を中心に行っている。「歯が痛いときだけに行くのではなく、欧米ではスタンダードな生涯自分の歯で健康的に過ごせるよう継続的に予防とメンテナンスを行うクリニックとして約50年前に開院したクリニックです」そう話すのは院長の川村泰行先生。穏やかで優しい人柄でありながら、熱い情熱と強い信念を持って診療にあたっている川村院長に同院の特徴や診療におけるモットーなど話を聞いた。
(取材日2019年11月13日)

「とにかく自分の歯を守りたい」その気持ちが第一歩

こちらのクリニックの歴史をお聞かせください。

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祖父が1920年に歯科医院を開業し、来年で100年を迎えます。父である前院長が今のショッピングモールの前身である百貨店が日本橋から移転してきたタイミングで1966年に自由診療を基本とした歯科医院をオープンし、この地で長年診療を続けてきました。父は歯科医師になった頃から、歯を抜く、詰め物をする、これを繰り返していることに、「歯を守る仕事であるべきなのに、歯を壊しているのではないか」と強い葛藤を感じていたと言います。当時の日本の歯科医療に納得いかず精神的に体調を崩してしまいました。そんな時に米国流の歯科医療に出会い感銘を受けたのだそうです。その後修行をし、歯が痛いときにだけ行く歯科医院ではなく、自分のお口の状態を把握し、一生涯自分の歯で健康的に過ごせるよう継続的に予防とメンテナンスを行う歯科医院として今日まで続けてきました。

約50年前から予防歯科の重要性に着目されておられたのですね。

当時昭和30年代でしたので、まだまだ歯科医院は悪くなった歯を治してもらうところという考え方が主流だったようです。歯を一生涯守るためには歯科医師だけが頑張るのではなく、お口に対する患者さんの意識を変えることもとても大切です。当院が自由診療を基本としているのには理由があります。それは患者さんのためにどういう治療が最適であるかを考え、一切の妥協なく納得のいく治療をしたいという考えがあるからです。そのために、総合歯科検診を行い、現在のお口の状態を徹底的に調べ上げ、その結果を患者さんと共有し、患者さん自身にも知ってもらうことから始めます。そして治療と予防の計画を立て、その後必要があれば治療に入ります。治療後はその状態を維持できるように予防プログラムを実践していきます。

一生涯歯を守るためには患者さんの意識改革もとても大切なんですね。

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そのとおりです。当院では医師と患者という関係ではなく、生涯にわたって歯を守るためのパートナーであるべきであると考えています。私たち歯科医師だけが頑張っても、患者さんだけが頑張ってもうまくいきません。同じベクトルを向いて二人三脚で目標に向かって歩いていくことが大切なんですよ。決して難しいことではなく、自分の歯を守りたいというその気持ちさえあれば十分です。また、患者さん同士も一緒に考え方を共有できるコミュニティーが必要だと考え「あいし・くらぶ」を運営しています。継続的な予防とメンテナンスを続ける患者さん同士の集まりで、お口のことにとどまらず、ゴルフ、食事、観劇など幅広いジャンルのイベントも行っています。歯があるということは体の健康のみならず、心の健康にもつながっていると思います。おいしく食べて、笑顔で過ごされている皆さんを見てこちらも元気をもらいますね。

治療からメンテナンスまで、全人的な歯科医療を

患者さんの層と多い主訴についてお聞かせください。

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現在来られている患者さんは父の代から長年通われている方も多く、60歳以上の方も多くいらっしゃいます。90代になっても健康な歯がたくさん残っていて生き生きと過ごされている方も多いんですよ。関西圏だけでなく、長崎、四国、東京など遠方から泊まり込みで定期検診に来られる方もいらっしゃいます。近場の方よりも、電車や車を利用して少し遠くから来られる方のほうが多い印象ですね。当院は駅直結ですのでアクセスは良いと思います。患者さんからの紹介で来られる方もとても多いです。きっかけは噛み合わせに不具合があって来られるケースが多く、過去に何度も治療されていたり、抜けている歯が多かったり、普段の生活で満足されていない方が相談に来られます。

総合歯科検診の流れについて教えてください。

ステップは大きく分けて3回です。1回目は今までの歯科経験などじっくりとお話を伺います。歯や口のことだけでなく、生活習慣や持病などもしっかりとお話しいただくことが大切です。そしてレントゲン撮影、口腔写真の撮影、歯型採取や咬合検査などを行います。2回目が一番のメインです。初回の検査結果を踏まえて患者さんへ現在の口腔状況を説明します。悪い部分だけをお伝えするのではなく、良い歯もどんなふうにあるか、今までやってきてよかったことなども踏まえて現在起こっている問題を一緒に共有します。3回目は結果に基づいた治療計画の提示となります。建設で例えると、これからの設計図と見積もりを立てて、今後のベストな治療案について話し合います。

先生ご自身も米国での講習を受けられた経験がおありだそうですが、印象に残っていることはありますか?

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たくさんの医師が世界中から講習に来られていましたが、歯科医師の悩みは世界共通なんだなと実感したことです。特に患者さんとの関わり方はとても重要で、欧米では患者さんの話をいかに聞くことができるか、その力によって患者さんをサポートできるかの指標になるという考えが基本です。歯科医師はどうしても歯の形を覚えてそこから患者さんを連想しがちです。歯だけを見るのではなく、患者さんと一人の人として向き合うこと、この大切さに改めて気づかされました。歯だけが診療所に歩いて来ませんよね。来てくださるのは患者さんという「人」です。当たり前のことですがどんな時もそのことを日々忘れずにコミュニケーションを大切に診療していきたいですね。

老化で歯を失わず、メンテナンスと予防で生涯ともに

先生のモットーをお聞かせください。

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当院で整えた歯を一生涯、患者さんに維持していただくことですね。学校を卒業してすぐ父のクリニックに勤めた頃に、高齢になられてもすごく良い状態を維持されている方の多さにびっくりしたんです。しっかりした治療をして、定期的にメンテナンスを行っていたらこんなに長く維持できるんだということと、生涯歯を守るために積極的にメンテナンスに通う患者さんの熱意にも驚きました。それがきっかけで長崎大学大学院にて当院の患者さんのデータをまとめて、年間喪失歯数を出し、歯がどのようになくなってしまっているのか、その原因は何なのかをデータにし論文を書かせていただきました。

歯を守るために日頃から実践できることはありますか?

ご自宅でもフロスを使っていただきたいです。歯ブラシはブラシの毛先が当たっているだけではなかなか汚れは取れません。掃除の際にほうきの後に雑巾がけをするようなイメージでフロスは重要なアイテムです。日々の積み重ねがとても大切だと思いますね。かくいう私自身、子どもの頃は虫歯だらけだったんです。勝手に飴やガムを買って食べて、休みになると父にクリニックに連れてこられて治療されていました。その時は歯の大切さがわかっていませんでしたね。父が歯科医師だから治してくれる、と安心してしまっていました。なので、虫歯の痛みや治療の不快感など患者さんの気持ちもわかります。そういった経験からも寄り添う治療を実践していきたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

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歯科医師として患者さんに最善の治療を提供することを続けていき、幸せになる患者さんを少しでも多く増やしていきたいですね。そのためには、ここで私自身が診療しているだけではなく、当院と同じようなスタイルで診療を行う後進を育てていくのも私たちの仕事であると思っています。現在北海道や東京からも勉強に来られている先生方がたくさんいらっしゃいますので、同じような診療を行うクリニックを全国に増やすことで結果的に多くの患者さんの幸せにつながると信じています。歯は虫歯や歯周病によって失われるのであって、老化によって失われるものではありません。それを予防することで他の臓器同様に生涯にわたり維持できるものであることをもっと広く知っていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初回診療費/3300円、総合歯科検診/1万6500円~3万3000円、定期検診/1万7000円(2回)
インプラント治療:1本/50万円~
歯列矯正:30万円~
マウスピース型装置を用いた矯正:30万円~
※すべて税込み
※詳しくは医療機関までお問合せください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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