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澤野 宗如 院長、澤野 和佳 副院長の独自取材記事

澤野歯科クリニック

(市川市/南行徳駅)

最終更新日:2022/06/28

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック main

東京メトロ東西線・南行徳駅から徒歩1分、モダンな外観とリンゴをかたどったロゴマークが目印の「澤野歯科クリニック」を訪ねた。補綴治療を専門とする澤野宗如院長と、妻で小児歯科を得意とする澤野和佳副院長が互いの専門性を生かしつつ、地域のかかりつけ歯科医院として幅広い診療を手がけている。家族的で親身な診療をめざす同院には子どもからその両親、祖父母まで、3世代にわたってファミリーでかかりつけにしている患者も多く、近年は予防に注力してトラブルのない口腔環境づくりを後押ししているそうだ。歯科医院を継承して2020年で10周年を迎え、思いを新たにする2人に、歯科医院の特色や専門分野に関する話題、後進の育成に向けた取り組みなど、じっくり話を聞いた。

(取材日2021年6月15日/更新日2022年6月27日)

祖父の代から80年、より満足度の高い歯科診療を

お二人がこちらの歯科医院を継承されて10年がたつそうですね。

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック1

【院長】私たちが父からこの歯科医院を継承したのは2010年ですが、わが家は祖父の代から歯科医療に携わっているんです。祖父が横須賀で開業した1940年を起点にすると、80年がたったことになります。私の地元である鎌倉、そしてこの市川で3世代にわたって積み重ねてきた歩みを考えると、この10年はあくまで通過点の一つ。今後も地域の歯科医療の担い手として治療技術や知識面を常にアップデートしながら、患者さんにより満足していただける歯科診療を提供し続けていきたいと思っています。

患者さんの年齢層など、特徴はありますか?

【院長】近隣にお住まいの方がご一家でかかりつけにされるパターンがとても多いのが、当院の特徴でもあります。副院長が小児を専門にしているので、お子さんの診療にいらした方が、その後にご両親、おじいちゃん、おばあちゃんといった具合に続けて来てくださるんです。大切なご家族を紹介してくださるということは、当院を信頼してくださっている証。ファミリーで通院していただく方が増えて、本当にうれしいですね。
【副院長】もともとこの近くにお住まいだった患者さんで、都内や埼玉に引っ越されても引き続き電車で通ってくださる方もいます。当院は駅から近いだけでなく、駐車場も近くにありますので、遠方からでも通院しやすいようですね。

患者さんと接する上で大切にしていることは?

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック2

【院長】説明を丁寧に行うことです。初診時には私から患者さんのお口の現状と問題の解決方法をお伝えした後、歯科衛生士からも日々のブラッシングなどお手入れ方法のアドバイスをさせていただくので、検査を含めて40、50分とたっぷり時間を取らせていただいています。
【副院長】自分の家族のように親身になって診療したいという思いが強いですね。例えば1つのトラブルについて複数の治療法があったとして、歯科に詳しくない患者さんが自分だけで選択するのはなかなか難しいはずです。ですから例えばお子さんの治療であれば、私にも息子がいますから母親目線に立って考え、「もし自分の子どもだったら、私ならこの方法を選びます」といった具合に助言するように心がけています。

補綴治療と小児歯科、互いの専門性が歯科医院の強みに

お二人が歯科医師を志したきっかけは?

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック3

【院長】私は歯科医師の家系に生まれたので、子どもの頃から父や祖父の姿を見てきたことが大きく影響しましたね。父が営む鎌倉の歯科医院は、幼かった私にとっては遊び場のような感覚で、自然と治療に使う機材や道具の名前も覚えていきました。歯のことで困っている患者さんと、その問題を解決しようと治療にあたる父の関係性を目の当たりにしていたことで、子どもながらに「僕も困っている人を助けたい」と思ったことを今でもよく覚えています。
【副院長】私の場合は両親がともに医療職で、母は薬剤師でした。日曜出勤の日などには母の勤務先の病院に連れられて行くこともありましたし、その病院に入院した経験もあるんです。患者さんに接する母の姿にも触発され、「私も大きくなったら病院で働いて、何か人の役に立ちたい」と思い、医療関係の職業を意識するようになりました。

院長は、補綴治療を専門に学ばれたそうですね。

【院長】現在は街の開業医ですから幅広い分野の診療を日々行っていますが、大学では補綴の治療、つまり詰め物やかぶせ物、入れ歯の治療を専門に学び、これまでに数多くの症例を手がけてきました。開業後の現在も日本大学歯学部で非常勤講師として学生に補綴学の講義を行っています。ですから大学での補綴に関する研究実績を生かし、大学病院と同等の水準で補綴治療を行っているという点も、当院の強みの一つだと思っています。また、私が師事してきた教授は金具を使わずに磁力で入れ歯を固定するマグネットデンチャーの開発者です。その方から学んだノウハウを生かし、入れ歯についても幅広い選択肢をご提案することが可能です。

小児の治療は、子どものタイプによってアプローチが難しいのでは?

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック4

【副院長】小児歯科の最初の目標は、泣いて嫌がるお子さんがユニットに座って口を開けられるようになること。私も子育て中なのでよくわかりますが、嫌がっているお子さんを歯科医院に連れてくるというのは本当に大変なんです。連れて来てくれさえすれば、そこからはもう歯科医師の腕の見せどころ。親御さんの頑張りに応えるためにも、一人ひとりのお子さんのタイプを見極めながら慎重にアプローチしていきます。治療までの一連のプロセスの中で、今日はここまで、次回はここまでと言った具合に段階を踏みながらできることを増やして、お子さんに自信をつけてもらうことが大切だと思っています。最初は嫌がって泣いていたようなお子さんほど、頑張って通い続けて壁を1つ乗り越えてからは本当に歯科医院を好きになってくれる子が多いんですよ。そんなふうに成長を遂げていく過程に立ち会えることが、小児歯科ならではの喜びですね。

学生を積極的に受け入れ、後進の育成にも尽力

近年は予防にも力を注いでいると伺いました。

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック5

【副院長】この10年、どちらかというと治療をメインにやってきた中で感じているのは、真剣に口の中のことを考えて定期的に通院してくださる方は口の中の状態を維持できているということ。逆に、歯科医院でどんなにしっかり治療をしても、それ以降、患者さんご本人の手できれいに磨けていなくては、時間がたつとまた虫歯ができたり、同じようなトラブルの繰り返しなのです。自分できれいに磨けるようになった上で、取れない汚れを定期的に歯科医院で取り除きつつ、虫歯のチェックをしてもらう。こうしたサイクルを定着させる予防の取り組みこそが最も重要だと感じています。
【院長】予防に注力する一環として、歯周ポケットの深いところまで微細なパウダー粒子を噴射させて汚れを取り除くクリーニング専用機器も新たに導入しました。効果的に使いながら、より多くの患者さんの予防に役立てていきたいと思っています。

こちらでは、後進の育成にも積極的に取り組まれていますね。

【院長】そうですね。当院では開業当初から日本大学歯学部、歯科衛生士専門学校からそれぞれ学生を受け入れ、4ヵ月をワンクールとして治療の見学や実習を行っています。自分の学生時代のことを振り返って思うと、学生の時点で現場の雰囲気を味わったり、さまざまな歯科材料に触れたり、何より患者さんと対面で接することは本当に良い経験なのです。失敗はもちろんして当然です。失敗できる時期だからこそ失敗から学び、患者さんと接する中で歯科医療のやりがいを見出すこともあるでしょう。熱心な学生たちに課題を与えたり、レポートの内容について一緒に考察したり、私のほうも彼らから多くの刺激をもらっています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

澤野宗如院長、澤野和佳副院長 澤野歯科クリニック6

【副院長】歯科衛生士をはじめとするスタッフが本当に頑張ってくれています。歯科医院は私たち歯科医師だけでは成り立ちません。スタッフそれぞれがこれまでの経験で身につけたスキルを持ち寄り、互いに高め合いながら、チーム医療として患者さんをサポートしていきたいですね。
【院長】このコロナ禍でもオンラインの勉強会に積極的に参加していて、スタッフ一人ひとりの勉強熱心な姿を頼もしく感じています。定期的に開催している院内勉強会はもちろん、今後はスタッフ一人ひとりが興味のある分野で自発的なスキルアップに取り組めるような環境を整えたいと思っています。歯科医院としての成長をより多くの患者さんに還元していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科(マウスピース型装置を用いた矯正)/精密検査4万円、矯正36万~120万、調整料3000円~、PMTC/5000円〜、エアーフロー/1ブロック3600円~

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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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