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西垣 勝 院長の独自取材記事

西垣歯科医院

(京都市西京区/桂駅)

最終更新日:2021/10/12

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阪急京都線の桂駅から市バスで10分の場所にある「西垣歯科医院」を訪問した。洛西ニュータウン開所当時から長きにわたり、地域の人々に信頼され愛された歯科医院を、父から継承した西垣勝院長。2019年8月にリニューアルオープンし「おかげさまでたくさんの患者さんに来院いただいています」と優しく笑う。父、祖父、叔父も歯科医師で特に迷うことなく歯科医師になったそうだが、自身の診療スタンスや高齢化社会に向けての歯科治療など、しっかりとした方針をもっている。そんな西垣院長に、診療方針から今後の展望までをじっくりと聞いた。

(取材日2020年1月20日)

父の方針を引き継ぎ、自身の専門性を生かす治療

2019年にお父さまから継承された歯科医院だそうですね。

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はい。この洛西ニュータウンができた当初から、診療している歯科医院です。父から継承するにあたり、新林本通からも出入りできるように地盤を削り、建物もすべて建て替えました。外観、内装とも都心のホテルをイメージしたデザインで、モノトーンを基調にした落ち着いた雰囲気にしています。診療室はすべて大きな窓に面しているので明るく、広めに設計しており、リラックスして診療を受けていただけると思います。各チェアの前には大きなモニターを設置。お口の中の画像をご覧いただきながら、治療内容を視覚的にわかりやすく説明するように心がけています。

こちらのクリニックのコンセプトについてお聞かせください。

まずは42年間にわたり行ってきた「地域に貢献する」という、父の治療方針を継承すること。そして私がこれまで京都府立医科大学附属病院に属しながら専門に行ってきたインプラント治療を患者さんに提供し、患者さんのお口の機能回復をめざすことが大きなコンセプトです。診療では、まずご自分の口腔内の状態を知っていただき、納得してから治療を受けていただくということが大前提なので、大きなモニターに文字を書いて説明します。お口の中が大画面に映し出されるため、恥ずかしいとおっしゃる方もおられますが「これは治さないといけないなあ」と思っていただけるまで、何度でも説明をします。当院ではエックス線検査機器や歯科用CTを導入しておりますので、来院当日に診断ができますし、歯周病治療における歯周組織再生療法や外科的な手術も行えることが強みだと思います。

セルフケアを大事にされているそうですね。歯磨きの指導をしっかりする、ということでしょうか?

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歯磨きの仕方を説明する前に、なぜ歯磨きが必要なのか、歯周病や虫歯がどのように進行していくのか、をわかりやすくまとめた画像を観てもらい、患者さんにできることは何か、なぜ歯磨きが重要なのかをわかっていただくようにしています。それからお勧めできる歯ブラシを選んで歯磨き指導へ、というステップです。当院では、来院されるごとに染め出しを行い、PCR(プラークコントロールレコード)が20%を切るまでは、積極的な治療介入をしません。もちろん虫歯の治療や歯石を取るといったことは行いますが、それ以上の治療を行っても、患者さんが痛い思いをされるだけで良い結果が見込めないからです。不思議なことに、PCR20%以下という数値目標を立てると、患者さんはモチベーションが上がるようです。皆さんしっかりと歯磨きを行ってくださるようになり、良い結果に結びついているように感じています。

ベースにあるのは自分の歯に勝るものはないという信念

どのような患者さんが来院されますか?

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入れ歯の治療を希望される方が多いですね。私の父が今、73歳。だいたいそのぐらいの年代の方々が、この洛西ニュータウンの初期の入居者ですから、自然とそうなりますね。父が入れ歯治療を専門にしていたことも理由の一つでしょう。入れ歯の治療は少々難しく「すぐに作りましょう」と言える方は、なかなかおられません。残っている歯の状態、噛み合わせの安定度合いを確かめて、まずは機能回復を図ります。それが終わってから、入れ歯を作製していくという流れで、丁寧に治療させていただいています。

インプラント治療にも対応されていますね。

はい。インプラント治療では、天然歯に勝るものはない、という考えで治療を行っています。インプラントは咀嚼機能の回復をめざすには有用なものなのですが、物を噛んだ感覚を脳に伝えるという機能は回復しないのです。ですから、保存できる天然歯はできるだけ保存したいというのが私の考え方です。けれど、保存できない歯をそのままにする、抜かないでおくというのは違うと思っています。抜歯に抵抗のある方は多いのですが、そのままにしておくと他の歯も悪くなってしまうことがあります。ですから、そのあたりを患者さんとよく話し合って、残せる歯はしっかりと残して、難しい歯はトライして駄目なら抜歯する、というのが私のスタンスです。残せない歯を抜き、歯周病治療をしっかりと行うことで、残せる歯を多くする。患者さんにはセルフケアに力を入れていただいて、一緒になって治療していく、というのが理想ですね。

では、インプラント治療を専門に決められたのはどうしてでしょう?

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単純に好きだったということと(笑)、噛む機能の回復方法として非常に有用という点に興味を持ちました。噛み心地は自分の歯と比較してもかなり近いともいわれているんですよ。私はあまり再治療というのは好ましく思わないので、そうならないためにも、できるだけ口の中全体をきっちりと回復させる、ということに重きをおいています。機能回復をしっかりとさせないと、長い目で見ると良好な予後につながらない。ではどんな治療が求められるか、というとその人がよく噛めるようになる物を入れることだ、という気づきを得てインプラント治療にたどり着きました。当院では、奥のほうの歯のインプラント治療を主体に対応しています。前歯のインプラント治療は審美性が要求される分、難易度も上がるため、患者さんのメリットを最優先に考えて他院を紹介することが多いですね。

患者に理解してもらい一緒に考えながら進める

先生のご経歴を伺います。

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大阪歯科大学を卒業後「高齢化を控え、歯科治療はどう変わっていくのか?」ということに興味を持ち、京都府立医科大学附属病院の歯科に入局しました。4年間研鑽を積んだ後、同病院でお世話になった馬場俊輔教授に誘われて、公益社団法人先端医療振興財団先端医療センターに入職。歯槽骨再生研究グループで臨床研究に従事しましたが、これが行ってみるとなかなか大変で……。データの精度の高さを求められ、経過観察のためエックス線写真なども毎回、決められた角度にすべてそろえることは絶対条件でした。ここで自分のいい加減さに気づきましたね(笑)。おかげでエックス線撮影がものすごく得意になりましたし、当院でも役立っています。この頃に臨床研究と並行して、補綴主体の治療やインプラント治療を馬場先生からご教示いただけたことが、最も大きな収穫でした。今も私の大きな糧となっています。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

患者さんの緊張を、いかにほぐしてあげるかをいつも考えています。これも馬場先生に教わったことですが、患者さんとお話をする時は前に回り、目を合わせて会話をします。つい後ろから声をかけがちですが、そうすると恐怖感を煽ってしまうのだそうです。そして、できる限り痛みの少ない治療を心がけています。私の父は麻酔が上手だったらしく、そもそもハードルが高いのですが(笑)、細い注射針を使ったり、打つ場所を考えるようにしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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まず患者さんにお口の中の状態を十分に理解していただき、それに対してどういう治療があるのか、選択肢をいくつか私からご提案させていただく、という診療スタイルをとっています。一緒に考えながら治療していき、予防までつながっていけば、それが患者さんにとって一番ハッピーなのではないかと思っています。当院では低侵襲で細かい治療ができるレーザー機器を導入しているほか、ホワイトニングにも対応しています。ぜひご来院、お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント手術/40万円~、セラミックインレー:5万5030円、ホワイトニング/2万2000円~

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