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西村 亮多郎 院長の独自取材記事

にしむら歯科医院

(八幡市/樟葉駅)

最終更新日:2024/08/20

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院 main

国道1号線の洞ヶ峠交差点から、南西方向へ車で約5分進んだところに位置する「にしむら歯科医院」。2021年、西村亮多郎院長は、開院以来約40年にわたり地域の歯の健康を守ってきた前院長である父から同院を承継し、さらに患者に寄り添った診療を行うべく全面リニューアルを行った。スロープの設置やファミリールームを完備するなど、子どもから高齢者まで幅広い世代の患者が通院しやすい環境を整えた。西村院長は、一般歯科はもちろん、小児歯科にも力を入れ、歯科医院への恐怖心をなくす工夫も怠らない。「地域で一番優しい歯医者さんをめざしています」と、熱く語る西村院長に、診療に対する思いや今後の展望を聞いた。

(取材日2024年4月2日)

父の意志を継ぎながら、より患者に寄り添う歯科医院へ

院長就任とリニューアル開業についての思いをお聞かせください。

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院1

2021年に、前院長である父から承継する形で院長に就任いたしました。父の思いを引き継いで、生まれ育ったこの地の皆さんへ恩返ししていきたいという思いがずっとあったんです。ようやく夢を実現することができて、親孝行も少しはできたかなと思っています。継承するにあたって、以前から通院していただいている方、そしてこれから通院される方、双方がより通いやすいように、全面リニューアルをいたしました。例えば、ベビーカーや車いすでも通院しやすいように、入り口にスロープをつけてバリアフリーにしたり、キッズスペースも設置しました。他にも、24時間いつでも予約できるように当院のホームページからウェブ予約ができるようにしたりと、患者さんに通院していただきやすい環境を整えています。

どのような患者さんが多く通われていますか?

近くに保育園や学校があるので、お子さんからご高齢の方まで幅広い世代の方に来院していただいています。主訴としては、虫歯や歯の定期検診で来院してくださる方が多いですね。虫歯治療に関しては、痛みを極力感じないようにさまざまな工夫を凝らしています。例えば、麻酔の注射針を打つ時の痛みを感じにくくするために、まずは表面麻酔を行います。その後に使用する注射器での麻酔も、細い注射針や電動麻酔器を使用し、麻酔の痛みも最小限で済むようにしているんですよ。また、できるだけ歯を削らず、抜かない治療を行っているので、麻酔後に行う実際の治療も、削る量を最小限に抑えることを重視して導入した機器を使用しています。痛いからと途中で挫折してしまいがちな歯科治療ですが、最後まで治療することが重要なので、痛みを感じにくい機器の導入に加え、患者さんの様子をよく見ながら治療を進めることを心がけています。

診療の際に大切にしていることを教えてください。

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院2

私自身のモットーは「地域で一番優しい歯医者さん」であることです。歯科医院って歯を削ったり抜いたり痛いことを行う場所というイメージがあると思うんです。だからこそ、初めの一歩が遅くなり症状が悪化し、余計に痛い思いをしてしまうことが多いんですよね。なので当院では、患者さんに「怖いな、痛いな」などのマイナスの感情を抱かせないような診療を心がけ、いつでも気軽に行きたいと思っていただけるような体制を整えています。そのために先ほどお話しした痛みを最小限に抑えるための機器も導入しています。そして、一番大切にしているのが患者さんとのコミュニケーションです。どのような治療を行うのかを、患者さんにご納得いただけるまで何度でもご説明し、不安や疑問が解消されてから治療を行います。治療は患者さんと歯科医師の二人三脚で行うものなので、しっかりとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことを第一に考えています。

子どもの診療に対する熱い思い

お子さんの治療で心がけていることは何でしょうか?

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院3

お子さんは歯科医院という場所自体に恐怖心を抱いていたり、苦手意識を持っている場合が多いので、段階を踏んで少しずつ「歯科医院」という場所に慣れてもらう工夫をしています。診療チェアに座ることができた、チェアを倒すことができた、機器を口腔内に入れることができた、そういった小さな一歩から始め、治療ができるようになったらご褒美に院内に設置してあるカプセルトイを回すことができるようにしているんです。その日、治療チェアに座ることまでしかできなくてもいいんです。それほど嫌な場所に行くことができただけでもすごいじゃないですか。そうした小さなことから始めて、歯科医院への恐怖心をなくしていくことが大切なんです。そうすれば、治療が終了した後の定期検診もスムーズに行えますし、健康な歯を維持するきっかけにもなるんですよ。

お子さんの歯を健康に保つために、大切なことを教えてください。

もちろん丁寧に歯磨きをすることも大切なのですが、虫歯になりにくい食生活を意識することも重要です。これは大人の方にも言えることなのですが、食後から3時間以内は口腔内が中性から酸性に傾くので、歯のエナメル質が溶けやすくなります。そうすると虫歯になるリスクが高くなるため、歯のことを考えると食事と食事の間は3時間以上空けることが望ましいんです。しかし、お子さんが泣いたりかんしゃくを起こした時など、お菓子をあげる機会も多いですよね。なのでできるだけノンシュガーのお菓子にするなど、砂糖が入っていないものを意識してみてください。小さな意識の積み重ねが、歯の健康へつながります。

どのようなスタッフさんがいらっしゃいますか。

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院4

心から信頼できるスタッフばかりで、いつも支えてもらっています。歯科技工士のスタッフは、前院長の代から働いてくれていて安心感もありますし、常駐しているのでマウスピースの作製や当日の入れ歯の修理も可能です。他のスタッフも患者さんにお褒めの言葉をいただくくらい、優しくて患者さん思いの人ばかりなんですよ。また、みんな向上心が高くて、もともと歯科助手として入職してくれたスタッフは、「歯科衛生士になりたい」と、現在は歯科衛生士学校に通いながら働いてくれています。当院で働いたことがきっかけで、「新しい夢ができて人生が変わりました」と、語ってくれた時は、本当にうれしかったですね。

患者もスタッフも、みんなが笑顔になる場所にしたい

休日はどのように過ごされていますか?

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院5

自然が大好きなので、登山に行ったり釣りをしたり、休日はアウトドアな趣味を楽しむことが多いです。海外旅行も好きなので、去年はエジプトに行きましたし、次の休みはペルーに行く予定なんですよ。日本とは違った文化や雰囲気の国が好きなので、少しマニアックな場所に行くことが多いですね。また、東日本大震災の際にボランティアに行ったことがきっかけで「自分にも手助けできることがある」と、ボランティアにもよく行くようになりました。歯科医師としてラオスにボランティアに行った際、感謝してくださる現地の方の笑顔を見ていて、心の底から良かったと思いました。元気をいただくとともに、もっと多くの患者さんを助けたいと日々の活力にもなる経験でしたね。

今後の展望についてお聞かせください。

「八幡市の歯科医院といえば、にしむら歯科医院」と言っていただけるような、地域の皆さんの歯の健康を守る歯科医院をめざしていきたいと思っています。そのために、さらに技術を磨くこと、日々進化している医療知識を吸収することはもちろんですが、今よりも診療スペースを拡大し、より多くの患者さんを診療できるようにしていきたいです。それだけではなく、一緒に働くスタッフの幸せもかなえていきたいので、先ほどご紹介したスタッフのように「新しい夢」が生まれるような環境もさらに整えていきたいですね。私は、スタッフが幸せだからこそ、患者さんにも幸せを届けることができると考えているんです。当院に関わるすべての人が笑顔になるような環境づくりを、これからも意識していきたいと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

西村亮多郎院長 にしむら歯科医院6

当院は、「地域で一番優しい歯医者さん」をモットーとしていますので、歯科医院に対して「怖い」と感じている方もお気軽に来院してください。特にお子さんは、恐怖心が芽生えてしまうと、なかなか歯科医院に行きたがらなくなってしまいます。そうすると虫歯を放置することになったり、歯の健康を維持することが難しくなってしまうんです。そうなる前に、当院で「歯医者さんって怖くないんだよ」と知ってもらい、定期的に歯科検診を行うことで、健康な歯を保つお手伝いができたらいいなと思っています。

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