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相原 克偉 院長の独自取材記事

あいはら歯科・矯正歯科

(大阪市都島区/都島駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄都島駅から市バスに乗り、高倉町三丁目停留所で下車してすぐの場所にある「あいはら歯科・矯正歯科」。前院長の後を引き継ぎ、3代目院長として、相原克偉(かつより)先生が2004年に開設。初代院長から45年の歴史がある歯科医院だが、ずっと変わらないコンセプトが、地元住民に愛されている。常に患者を第一に考え、院内は受付、待合室、診療室と全館バリアフリー設計。歯の修復物を設計・製造するCAD/CAMシステムなど先進の医療機器を使い、最良の治療法を提案。近年は訪問治療にも力を入れている。「目標は100年続く医院を作ることです」と話す相原院長。自身がめざす医療のかたちについてじっくり語ってもらった。
(取材日2017年7月24日)

バリアフリーなど快適な院内環境を実現

歯科医院開設までの経緯を教えてください。

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この地で移転開設したのは2004年ですが、歯科医院自体は45年続いています。まず、妻の叔父、そして妻の祖父、それから私達が引き継ぐ形で現在に至っています。もともと医療関係の仕事に興味はありましたが、転機となったのは、阪大大学病院矯正科で働いていた頃、妻が祖父の歯科医院を手伝いだし、私も手伝うようになったことです。そこで祖父が85歳になるまで一緒に働き、いろいろなことを学びました。その当時から現在も通ってくれている患者さまもたくさんいますし、これからも責任を持って診ていきたいと思っています。地元の方たちに愛される医院をめざすというコンセプトは、45年経っても変わっていません。

開設されて13年。理想の歯科医院になりましたか?

開設した当時、まだ予防という概念はほとんどありませんでしたが、祖父と働いていた頃からやりたいと思っていました。予防をせずに治療ばかりでは、いたちごっこになるのは明白でしたしね。そこで、理想の医院にするため、それまでの場所から移転することにしました。大きく変わったのは、医院の2階を予防フロアとし、歯石除去、着色除去など衛生士が活躍する場にしたこと。そして、年配の方やベビーカーでのお子さん連れを考慮し、受付・待合室・診療室と全館バリアフリーにしました。院内に入ってもスリッパに履き替えずに入室できますし、2階への移動もエレベーターなので安心だと思います。究極の理想は小さい総合デパート。歯に関して何でも診られる歯科医院にしたいです。

来られる患者さんの層についても教えてください。

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患者さんの大半は都島区の方で、自転車で通える生活範囲内の方ばかりですね。古くから開業していることもあり40%以上が紹介できていただいている患者さんです。この辺りはマンションが多いので、患者さんもファミリー層が多いですね。最近はお子さんが増えたことで、虫歯のリスクを調べる唾液検査をしたり、食べる姿勢など食育に関する指導なども行っています。昔に比べると、お子さんの虫歯もだいぶ減ってきていますので、健康のためにも食育を教えていくことが大事だと考えています。虫歯の治療の際は、不安や恐怖を緩和しながら的確に行っていきますので、そちらも安心してください。

常に先進の医療技術を提供したい

治療へのこだわりがありましたら聞かせてください。

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すべての患者さまに対して言えることですが、痛みの少ない治療を心がけています。麻酔の前には必ず表面麻酔を塗布。痛みを極力感じないように、極細の針でゆっくり麻酔をします。また、診療の際は説明を重要視しています。治療前は院内LANを整備し、アニメーションを使いながら診療内容をわかりやすく説明。治療後には、診療内容ごとに漫画化しているオリジナルの冊子を渡し、自宅でも確認してもらう形をとっています。これは、どうやったら自分や家族が安心して治療を受けられるかを考えた結果ですね。やはり親切、丁寧、痛みが少ない、来て良かったと思われる医院が、自分にとっても安心して通える医院ではないかと思っています。

医療機器へのこだわりも強いと伺いました。

一番のこだわりは、歯の修復物を設計・製造するCAD/CAMシステムですね。通常、歯を削る際にはかぶせ物を作るために型を取りますよね。その型が完成するまで1週間程度かかるので、次の治療でそれを付けて終了となります。しかし、そのシステムを使えば、口腔内をカメラで撮影した後、パソコンで設計すると、30分後にはかぶせ物が完成するんです。3Dプリンターのようなものと考えてもらえると、イメージしやすいのではないかと思います。その場で作ってその場でかぶせ物を入れられると、細菌感染のリスクも患者さんの負担も激減します。私は講演会やセミナーに参加することも多いので、最新の医療機器など有益な情報が入ってきます。患者さんや医院のために何が役に立つかというのは、常にアンテナを張り巡らしていますね。

矯正歯科に注力するようになった理由は何ですか?

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大学で矯正科に入局したこともあり、当初は矯正の専門医院としての開業を考えていました。ただ矯正専門の歯科医師になると、矯正の治療しかできず、一般治療は行えなくなります。その道のスペシャリストになるか、幅広くやっていくかを悩んだ結果、後者を選択しました。それは患者さまのことを考えると、いつも虫歯を診ている先生に矯正も診てもらったほうが安心につながると思ったからです。それならば、紹介状を書いて他の医院で治療を受けてくださいということにもなりませんしね。当院は駅から少し遠い場所にありますし、患者さんの負担は極力減らして、当院で対応できることはなるべくすべてさせてもらいたいという気持ちがあります。

100年続く医院をつくることが目標

外来だけでなく、訪問治療も行うようになったのはなぜですか?

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院長であり、経営者である以上、患者さまが何を求めているかをすぐ対応できるよう、準備しておくのが一番だと思ったからです。ただ、訪問診療は、普段診ている外来の治療とは180度違う話なので非常に難しいところもあります。例えば、歯の治療をするだけではなく、歯科医師以外の医師、ケアマネジャー、訪問看護師などと連携をとり、他業種の専門知識や技術も理解しなければいけません。今後、2025年までに構築されると言われている「地域包括ケアシステム」によって、さらに訪問診療が増えていくことが予想されます。それも見越して、対応できる体制を作ることが、地域のかかりつけ医としての役目だと思っています。

ボランティア活動にも積極的に参加しているそうですね。

異業種の経営者の方たちが集まって奉仕活動をするクラブに入って、17年たちます。そこで行っているのは主に支援学校です。これまで体の不自由な子どもたちを連れて野球観戦に行ったり、サッカー教室を開催したり、モンゴルに点字プリンターを贈ったりしました。若いときはそこまでボランティアに興味はなかったのですが、50歳を超えてから考え方が変わってきましたね。いろいろな方たちと交流を図れますし、良い価値観をもらえています。私自身が人が好きというのも大きいかもしれませんね。初診の患者さんなどは緊張もすごいですし、どれだけリラックスさせて治療できるかも、歯科医師としての腕の見せどころだと思うんです。コミュニケーションが大事というのは、スタッフにもよく話しますね。

最後に今後の展望を聞かせてください。

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目標は100年続く医院をつくることなので、スタッフと患者さんと良い関係を築き、地盤をしっかり固めていきたいです。それができれば、次の先生にバトンタッチするつもりでいます。年齢を重ね、感覚が古くなると、これからの若い患者さんのニーズに応えられるか正直微妙です。そうなる前に引退して譲ることも大事だと思っています。スタッフはそのままですし、治療方針やシステムもすべて理解しているので、そこまで心配はしていません。といっても、訪問診療をさらに行っていかなければいけませんし、まだ引退するつもりはありませんが(笑)。私には子どもがいませんので、いずれは勤務している歯科医師に医院を譲ることになるでしょう。勤務医が医院を継ぐという新たな価値が生まれると、医療業界にとってもプラスになるのではないかと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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