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久留島 正平 院長の独自取材記事

久留島歯科医院

(大阪市西区/九条駅)

最終更新日:2021/10/12

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地下鉄中央線の九条駅から阿波座方面へ徒歩でおよそ3分、中央大通沿いに立つマンション2階に「久留島(くるしま)歯科医院」がある。アメリカやカナダの歯科クリニックの造りを取り入れたという院内は、ドアや腰板など随所に木材が使われ、くつろいだ雰囲気が漂う。また、治療室は完全個室で、落ち着いて治療やケアを受けられる空間となっている。院長の久留島正平先生は、早くから予防ケアや口腔全体を考えた治療プランの重要性に気づき、日々の仕事の中で実践してきた。予防に重点を置いたきめ細かなプログラムは、同院ならではのものといえる。最近は「かかりつけ歯科医院」として、矯正やインプラント治療も自ら手がけているという久留島院長に、ケアや治療の特徴、こだわりについて語ってもらった。

(取材日2017年7月4日)

口腔全体を診る先進的なケアを学ぶ

くつろいだ雰囲気のクリニックですね。

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壁紙など細部はリニューアルしていますが、医院の間取りや造りは1985年の開業当時のままです。大学を卒業して勤務医になった直後に、咬合の勉強をするために短期留学という形でアメリカとカナダに行き、現地の歯科クリニックをたくさん見学してきました。現地ではどのクリニックも診療室は個室となっており、特に住宅街にあるクリニックではくつろいだ雰囲気が魅力的でした。開業する際には、こうしたアメリカやカナダのクリニックのスタイルを取り入れて、待合室と診療スペースを完全に仕切り、診療室は完全個室にしました。当時、国内では空間を仕切った医院や個室の診療室はほとんどなく、保健所の検査では係の人にけげんな顔をされましたが、患者さんは「居心地がいい」と受け入れてくださいました。

そもそも先生が歯科医師を志されたのはなぜですか?

子どもの頃、父が歯槽膿漏、今でいう歯周病に悩んでおり、地元の歯科医院にかかっていたのですが、なかなか改善しませんでした。そこで、当時大阪市内にあった歯槽膿漏の研究所に相談してみたところ、良くなったのです。そのときに、子どもなりに「いい仕事やなぁ」と思ったのが、そもそものきっかけです。何年か後、進路を決める際に、自然に歯科大学への進学を志望したのも父の一件があったからだと思います。

大学卒業後は勤務医になられたのですか?

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父がお世話になった研究所に就職するつもりだったのですが、教授から素晴らしい先生がいるからと推薦されて、兵庫県川西市のクリニックに勤務しました。大学では、入学当初から歯の痛みを止めるだけではなく「一口腔単位の治療」ができるように徹底して教え込まれ、咬合(噛み合わせ)の大切さを学んできました。そのクリニックの治療方針が大学の教育と合っていたので、教授が私に推薦してくださったのですね。そこでは、小児歯科から外科的な処置まで、5年間にわたって幅広いことを学びました。また、クリニックの先生が「すべての患者に口腔衛生管理の習慣化を指導する」「すべての患者に最適最善の治療計画を提示する」「すべての患者にリコールを実施する」という三原則を掲げた勉強会に所属しておられ、私もすぐに入会しました。この考えは今も私の治療の原点となっています。

きめ細かな予防プログラムを実施

早くから予防歯科の重要性を説いておられます。

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歯科を受診される方は、繰り返し治療が必要となっている方が多いので、予防はとても大切です。しかし、勤務医をしていた当時はまだ、予防に重点を置いた考えに共感してくださる患者さんは少なく、理解してもらうのにたいへん苦労しました。多くの患者さんは痛みなどの主訴を抱いて受診されるので、まずはその主訴が確実に治癒してから予防や4〜6ヵ月ごとの定期検診の大切さを説明するのですが、痛みが治ったらそれで治療は終わりという方が大半でした。

現在の治療の進め方を教えてください。

受付で得た情報をもとに、その患者さんがいまどんなことに困っておられるのかなどを院長室で聞き取ります。痛みの治療など、急を要する治療がある場合は引き続き処置を行います。主訴の治療がひと段落ついたら、日を改めて来院いただき、予防歯科などについて私の治療方針を伝えるとともに、患者さんの口腔内の現状を正確に把握するために検査を受けていただいています。検査の内容は、レントゲンと口腔内の写真の撮影、顎の動きや噛み合わせを再現する咬合器に装着する「スタディーモデル」という歯の模型を作るための型採りです。この検査で得た画像やスタディーモデルをもとに、後日、口の中の状態を患者さんにしっかりと伝え、ある程度理解していただいた上で、治療計画を提案します。

治療計画は複数用意されるのですか?

当院の基本方針は「自分が患者さんの立場でしてほしい治療をすること」、「最適最善の医療計画を提案すること」です。この考えに基づくと、本来、治療計画は1種類なのですが、患者さんのご都合もあるので、通常2案程度をご用意します。かつては、予算的なことが折り合えば、先生にお任せするという方が多かったのですが、最近は皆さん多種多様な考え方を持っておられるので、患者さんとしっかり話し合うことが多くなりました。痛みに対して心配される方が多く、話し合いの結果、プランの内容や治療期間などを修正するケースもあります。

治療計画が納得できれば治療開始ですね。

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治療計画に基づいた本格治療に入る前に、歯科衛生士が1時間のケアとアドバイスを合計4回行う予防プログラムを用意しています。これは当院が最も大切にしている医療サービスです。かつては、治療プランに同意いただいた患者さんでも、歯磨きの練習は不要などとして予防プログラムをやりたくないという方がたくさんいらっしゃいました。しかし今では、患者さんの意識が変わってきて、断る方も減ってきました。通院は確かに手間ですが、正しいセルフケアを身につけていただかないと、やはり歯が長持ちしません。衛生士の指導を受けて正しく磨けるようになると、歯がとてもきれいになるし気持ちがいいので、それが患者さんのモチベーションになっています。

咬合を考えた歯科治療&ケアを実践

ホームページで「かかりつけ歯科医」という言葉を使っておられますね。

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定期検診などの予防ケアを含めて、長期的な視野でケアができるのがかかりつけ歯科医院の良さと考えています。開業当初は広く当院で引き受けるのではなく、それぞれの専門家に協力してもらうという方針でした。例えば、ワイヤーを使った矯正は専門の先生に、インプラントは外科の先生にお願いしていました。近年、マウスピース型装置を用いた矯正の適用範囲が広がるなど、技術的に大きく進化したこともあって矯正を自分で手がけるようになり、インプラント治療についても現在は当院で行っています。マウスピース型装置による矯正は早い段階で正しい咬合を作るのに役立つのがメリットですね。インプラント治療についても、院内の技工所を生かしながら、正しい咬合を前提にした手術が行えるようになりました。力のかかり方を考えてインプラントを入れることで、歯の持ちが良くなります。

ところで、先生の休日の楽しみは何ですか?

月2回ほど、仲間と一緒に六甲山や高槻市のポンポン山、京都の愛宕山などに日帰りでハイキングに出かけるのが楽しみです。食生活では、自宅で食べるときはできるだけ野菜をしっかり取るようにするとともに、飲みすぎないように注意しています。特に日本酒はおいしくてついつい飲みすぎるので、自制しなければなりません。

今後の目標を教えてください。

予防に力を入れたクリニックの基本方針はこれからも大切にしていきます。また、歯科医師としてはマウスピース型装置を使った矯正の技術や知識をもっとレベルアップしていくことが当面の目標です。まだ先のことですが、息子2人も歯科医師で勤務医をしておりますので、どう引き継いでいくかこれから考えていこうと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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ご自分の歯を長く良い状態に保ちたいとお考えなら、やはり予防が大事です。咬合というお口の中の力のかかり方がとても大切になってくるので、長くお付き合いされるクリニックには咬合の修復を得意とする歯科医院を選ばれることをお勧めします。咬合が悪いとものが噛みにくいだけでなく、歯周病のリスクにも関わりますからね。日本歯科医師会では80歳で20本の歯を残すことを提唱していますが、生活の質を低下させないためには本数だけでなく、残っている歯の状態が大切ですから。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/69万円~、部分矯正/15万円~、小児矯正/38万円~、インプラント治療/38万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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