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小野 一行 院長の独自取材記事

小野歯科医院

(大阪市大正区/大正駅)

最終更新日:2020/07/31

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大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線、JR環状線大正駅から徒歩7分。昔ながらの住宅地の中にある「小野歯科医院」は、86年の歴史を持つ老舗の歯科医院だ。3代目の小野一行院長は、歯科そのものの未来を見据えつつ、患者のニーズに幅広く応える歯科診療を実践。質の高い治療を提供できる環境を確保すべく、2019年に大々的な増改築を行い、医療空間だけでなく待合室のスペースも拡大して、院内はより居心地の良い場所に生まれ変わった。完成した新棟には研修室も設け、人材育成や地域連携のための勉強会などを行う場としても活用しているそうだ。0歳から100歳まで、あらゆる世代の歯の健康をサポートし、分院3軒も束ねる小野一行院長にじっくりと話を聞いた。
(取材日2017年8月23日/再取材日2020年7月22日)

歯科診療の質向上をめざし増改築を実施

86年続く貴院の歴史と、先生が歯科医師をめざした理由をお聞かせください。

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1934年に祖父がこの近くで歯科医院を開業しました。一度は空襲で焼けてしまいましたが、戦後再開を果たし、父が当院を引き継ぎました。10年前からは僕も診療に加わり、父と一緒に働くようになり、現在は僕が3代目院長を務めています。子どもの頃は、歯科医師になることを特に意識したことはなかったのですが、よく母に連れられて当院に来ていました。父の仕事を眺めていることも多く、その頃からなんとなく、自分もこうなるんだろうなと思っていたのでしょうね。自然に歯科医師をめざすようになっていました。

2019年には院内の増改築を行ったそうですね。

2019年11月、増改築が完了しました。最大14台のチェアが置ける診療スペースを設け、患者さんに院内でゆったり過ごしていただけるよう待合室のスペースを広げました。ご高齢の患者さんが2階診療室に移動しやすいようにエレベーターを設置したほか、キッズルーム・技工室・スタッフルームを新設しました。新築棟にも国際基準の2段階洗浄・滅菌処理を導入し、歯科ユニットの給水系の微生物汚染に中性電解水を用いるなど、衛生管理面の強化を図りました。

どんな治療が多いのでしょうか?

当院では、一般歯科や小児歯科から訪問歯科、専門性の高い治療まであらゆる治療に対応しています。僕が大学病院の補綴科で7年勤務していたこともあり、インプラントや審美の症例は多いですね。また最近は、治療より予防の方が増えている傾向にあり、今では半数の方が定期検診に通ってくださっています。初めは「予防歯科」をご存じない患者さんが多かったのですが、予防の重要性を理解していただけると、「それじゃあ3ヵ月に一度来ます」と、歯のクリーニング(PMTC)に通ってくださるようになりました。子どもさんに対しては、予防メインの「すまいるキッズクラブ」を作り、たくさんの子どもさんが入会してくださっています。予防以外でも、患者さんのニーズを踏まえながら、マウスピース型装置を用いた矯正や審美歯科などの自費診療にも力を入れ、日々新しいことにチャレンジしていくつもりです。

先進的な治療機器を惜しみなく導入

専門的な治療もこちらのクリニックで受けられるのは心強いですね。

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入れ歯や根管治療に関しては、大学で専門的に学んできた歯科医師も在籍しています。また、定期的に歯科口腔外科を専門とする先生に来てもらっており、難しい親知らずの抜歯や口腔内に病変がある場合の治療にも対応しています。総合病院の歯科口腔外科にかかるとなると、距離的にも時間的にも患者さんの負担が大きくなってしまいますので、いつも行く歯科医院で専門的な治療まで受けられることは便利ではないでしょうか。

先進的な治療・検査機器を数多く導入されている点も大きな特徴だと感じます。

各分野に精通する先生が在籍しているだけでなく、専門性の高い治療を提供するための機器が充実していることも当院の大きな特徴です。20倍の視野で拡大して根管治療ができる歯科用マイクロコープ、口腔内に装着する補綴物の設計や加工を行うCAD/CAMシステム、位相差顕微鏡、カメラで型採りができる口腔内スキャナーなど先進的な機器を数多く導入しており、より負担のない治療をめざしています。機器の導入だけでなく、常駐の歯科技工士が入れ歯の修理や調整など即座に対応できるのも当院の強みといえます。

患者層に特徴はありますか?

年齢は幅広くというより、「すべて」と言ったほうが正しいかもしれません。3世代で住まれている方もたくさんいらっしゃいます。高齢の方であれば、祖父に診てもらっていたという方もまだまだいらっしゃいますし、そういう方がひ孫さんを連れて来られることもあります。新しいアパートやマンションも増えていますので、それにともなって若い方も増えています。近くの産婦人科でマタニティ歯科の講習会を開いているのですが、そこから来院される方も増えました。小児歯科専門の歯科医師にも来てもらうようにしていますし、矯正専門の歯科医師も来てもらっていますので、さらにお子さんが増えてきましたね。そして、お子さんを多く診るうちに、「食育」にも目がいくようになりました。そこで保育士資格を持っているスタッフに食育指導について勉強してもらい、歯科と保育をつなげるような活動も行っています。

管理栄養士による栄養指導や訪問診療にも注力

管理栄養士による栄養指導や訪問診療も積極的に行っているそうですね。

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改築した際に管理栄養士ブースも新設しました。当院では、口腔機能低下症の検査を通じて患者さんの栄養状態を総合的に把握し、筋力低下を中心とした衰えを指す「フレイル」などの予防につながるよう栄養指導を行っています。検査結果をもとにカウンセリングを行い、未病の段階からのケアを推進していくだけでなく、検査結果をデータ化して大学との共同研究に活用することで、国全体の医療費削減につなげていくことも期待しています。管理栄養士による指導は保険適用となる65歳以上の方はもちろん、子どもさんには食育講座、若い世代の方には簡易型質問票などを用いて診断を行い、それぞれに合った栄養指導ができるよう工夫を凝らしています。また、地域の内科の先生やケアマネジャーとの連携も進んでおり、在宅患者さんの嚥下内視鏡検査を受け持ったり、栄養状態を確認したりと、訪問診療にも力を入れています。

患者さんとのカウンセリングの時間もしっかりとっていると伺いました。

初診時には、30分ほど時間を頂いて、トリートメントコーディネーターとカウンセリングルームでお話をします。そこで治療に対する不安や悩み、そして希望や、ご自身のお口の中にどれくらい興味をもっていらっしゃるかなど、いろいろとお聞きして、その上で治療や検診に入ります。それによって、目に見えて患者さんの意識が向上してきましたし、歯やお口に関する悩みを持つ方の来院が増えました。事前に患者さんの希望を聞けるので、こちらも助かっています。そして、若い患者さんの治療に対する知識が、年々高くなってきているように思いますので、知識や技術をお伝えするところにも注力しています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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今後は臨床研修終了直後の若手歯科医師の受け入れも積極的に行い、どこに出しても恥ずかしくない人材育成にも力を入れていきたいと考えています。また当院では、歯科医師だけではなく、歯科衛生士などスタッフも各自さまざまな勉強会や講習会に参加してもらっていて、院内でも勉強会や技術向上やスキルアップのためのミーティングを開いています。今後もスタッフ全員が気持ちよく働きながら、患者さんからのさまざまなニーズに応えていけるような歯科医院として頑張っていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療/40万円~50万円

・審美歯科/詰め物:4万円~ かぶせ物:7万円~

・ホワイトニング/ホームホワイトニング:2万円~3万円

・歯列矯正
小児矯正
I期治療(主にお子さんの治療)/25万円~35万円
II期治療(主に中学生以上のお子さんや成人の方の治療)/40万円~50万円
一般矯正
ワイヤー矯正/65万円~85万円

・マウスピース型装置を用いた矯正/60万円~

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