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小野 一行 院長の独自取材記事

小野歯科医院

(大阪市大正区/大正駅)

最終更新日:2019/12/11

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大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の大正駅、JR環状線大正駅から徒歩7分。昔ながらの住宅地に差しかかる路地沿いにある「小野歯科医院」は、託児所・歯科技工室併設というクリニック。歯科医師やスタッフも子連れ出勤できるという。患者層は「0歳から100歳まで」という幅の広さで、その患者たちのニーズを日々くみ上げていくうちに、いつの間にかいろいろな施設・設備が増えてきたという。80年の歴史があるという同院の3代目院長で、スタッフも生き生きと働き、分院2軒も束ねる小野一行院長に、幅広い治療を行う意気込みをじっくりと聞いた。
(取材日2017年8月23日)

空襲をくぐり抜けた80年の歴史

3代目院長とのことですが、歴史をお聞かせくださいますか?

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祖父が1934年にここの近くで開業しました。戦争の時に空襲で焼けてしまいましたので、戦後ここで再開したそうです。父が後を継ぐことになったのですが、父が歯科医師になって3年ほどで祖父が亡くなったため、僕は祖父に会ったことがありません。そして10年前、僕が当院に入ることになりまして、そこからは父と一緒に働いています。

子どもの頃から歯科医師をめざされていたのですか?

特に意識したことはなかったのですが、自然になったと言うのでしょうか。母が当院でお掃除とか雑用をしていましたので、よく母に連れられて、父の仕事を眺めていることが多かったです。その頃からなんとなく、自分もこうなるんだろうと思っていて、まっすぐ歯科医師をめざしてきたように思います。

とても多くのスタッフがいらっしゃいますね。

多いと思います。当院はユニットが多く、全部で8台あります。さらに分院が2軒あるのですが、それぞれの規模も大きいために、スタッフが多くなりました。患者さんに満足していただけるよう対応するためにはまだ少しスタッフが足りないかなとも思っています。合わせてスタッフが35人、歯科医師が20人います。スタッフのほとんどが女性ですが、女性のライフステージの変化にどう対処していくかは、トップとしての腕が求められていると感じます。毎年2人か3人、スタッフに子どもが生まれてるんですよ。ここに限っては少子化ではないなと思いますね(笑)。スタッフがみんな、自ら動いてくれるので、そこは頼もしく良い点かと思います。

託児所があるそうですね。

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10年前に僕が勤務し始めた頃から、若い患者さんが増えだしたんです。それに伴って子どもの患者さんも増えてきたので、保育士の資格を持っているスタッフを加えたのがきっかけです。その時はまだ託児所というより「キッズルーム」という状態で、お母さんの治療中にお預かりするという感じだったのですが、最近は部屋を大きくして、スタッフや歯科医師の託児所としても機能するまでになりました。保育士ももう10人近くに増えまして、子連れ出勤もできるようになっているんです。

0歳から100歳までの患者を広く受け入れる

患者層に特徴はありますか?

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下町ですので、年齢は幅広くというより、「すべて」と言ったほうが正しいかもしれません。3世代で住まれている方もたくさんいらっしゃいます。高齢の方であれば、祖父に診てもらっていたという方もまだまだいらっしゃいますし、そういう方がひ孫さんを連れて来られることもあります。新しいアパートやマンションも増えていますので、それにともなって若い方も増えています。また、近くの産婦人科でマタニティ歯科の講習会を開いているのですが、そこから来院される方も増えました。それから、小児歯科専門の歯科医師にも来てもらうようにしています。矯正専門の歯科医師も来てもらっていますので、さらにお子さんが増えてきましたね。そして、お子さんを多く診るうちに、「食育」にも目がいくようになりました。そこで保育士資格を持っているスタッフに食育指導について勉強してもらったり、歯科と保育をつなげるような活動も行っています。

どんな治療が多いのでしょうか?

僕が大学病院の補綴科で7年勤務していたこともあり、インプラントや審美の症例は多いです。ただ患者層が幅広いので、小児歯科から訪問歯科、専門性の高い治療まであらゆる治療を行っていると思います。最近は治療より、だんだん予防の方が多くなってきましたね。今は定期検診に通ってくださっている患者さんが半数ほどです。初めは「予防」ということをご存じない患者さんが多かったのですが、予防の重要性を理解していただけると、「それじゃあ3ヵ月に一度来ます」と言ってくれるようになり、通ってくださり、うれしい限りです。当院では、子どもさんに対して予防メインの「キッズクラブ」を作りました。それから多くの子どもさんが入会して通ってもらっています。もちろん高齢の方も多いです。

半数の患者が定期検診に来るというのは、かなり多いのではないかと思います。

推測ですが、歯科衛生士を含めたスタッフの対応や、技術がいいのでしょう。クリニック全体で、患者さんの心に寄り添った対応を、ということは常に心がけています。「当院のファンをつくろう」と指導しています。実際、患者さんとすっかり仲良くなって、「あの衛生士さんに会いたい」と来られる患者さんは多いと聞いています。そういう患者さんがいると、歯科衛生士も楽しんで仕事ができるのではないかと思います。みんな長く勤めてくれていて、助かっています。

患者さんへカウンセリングも行っているそうですね。

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初診時には、30分ほど時間を頂いて、トリートメントコーディネーターとカウンセリングルームでお話をします。そこで治療に対する不安や悩み、そして希望や、ご自身のお口の中にどれくらい興味をもっていらっしゃるかなど、いろいろとお聞きして、その上で治療や検診に入ります。それによって、目に見えて患者さんの意識が向上してきましたし、歯やお口に関する悩みを持つ方のご来院が増えました。事前に患者さんの希望を聞けるので、こちらも助かっています。そして、若い患者さんの治療に対する知識は、年々高くなってきているように思いますので、知識や技術をお伝えするところにも、力を入れています。

提携病院と協力して、地域のために

専門的な治療もこちらのクリニックで受けられるのでしょうか?

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入れ歯や、いわゆる「神経を抜く」治療である根管治療に関しては、大学で専門的に学んできた歯科医師も在籍しています。また、難しい親知らずを抜く時や、口腔内に病変がある場合などは、定期的に来てもらっている歯科口腔外科の先生に診てもらうこともあります。そういうふうに、各分野を専門とする先生が在籍していたり、来てもらうのも当院の特徴だと思います。患者さんにとっても、特に総合病院の歯科口腔外科にかかるとなると、距離的にも時間的にも負担が大きくなってしまいますので、いつもと同じ場所で専門的な治療まで受けられることは便利ではないでしょうか。

院内で、特に気をつけていることは何でしょうか?

清潔さです。最近、器具の使いまわしや、手袋を変えないなどの問題が取り上げられたことがありましたが、考えられないことです。当院では、熱湯で洗浄する除菌洗浄機と、「あらゆる種類の被滅菌物を滅菌することができる」クラスBの滅菌器の二段構えで、徹底的に滅菌しています。院内感染は一番「あってはならないこと」という意識をスタッフ全員で共有して、衛生管理をしています。よく「この医院きれいね」というお言葉を患者さんから頂きますが、「そこそこ年数はたっていますよ(笑)。ありがとうございます。」という会話になります。これも年2回お休みして、徹底的に大掃除をみんなでしている賜物だと思います。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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今、当院と併設した場所に託児所と技工室があるのですが、技工室もかなり手狭になってきましたので、移転先を探しているところです。技工室は、やはりCAD/CAMシステムを利用した治療なども導入することを考えると、もう少し広くしたいと考えています。また今後は、マウスピース型装置で行う矯正や、マイクロスコープの導入も考えており、若い先生に勉強に行ってもらっています。歯科医師だけではなく、歯科衛生士などスタッフも各自さまざまな勉強会や講習会に参加してもらっていて、院内でも勉強会や技術向上やスキルアップのためのミーティングを開いています。結構忙しいんですが、患者さんからのニーズにどんどん応えていきたいので、頑張っていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療/40万円~50万円

・審美歯科/詰め物:3万円~ かぶせ物:4万円~

・ホワイトニング/ホームホワイトニング:2万円~3万円

・歯列矯正
小児矯正
I期治療(主にお子さんの治療)/25万円~35万円
II期治療(主に中学生以上のお子さんや成人の方の治療)/40万円~50万円
一般矯正
ワイヤー矯正/65万円~85万円

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