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小石 逸平 院長、小石 俊範 副院長の独自取材記事

小石歯科

(大阪市天王寺区/玉造駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR大阪環状線、玉造駅前のビル5階にある「小石歯科」では、4人の歯科医師が診療にあたっている。約30年前にこの場所に開院した小石逸平院長が、患者に寄り添った診療で地域の信頼を集めてきた同院では、長年院長が歯科全般の治療で患者の要望に応えてきたが、現在、口腔外科を専門的に学んだ小石俊範副院長、院長の娘で大学院の歯周病講座で助教として指導し、インプラントの研究も行ってきた小石玲子先生、大阪大学大学院で補綴学講座に在籍しつつ当院を手伝う末娘の小石由紀子先生の3人が加わり、それぞれが専門性を生かして多様な症例に対応している。同院の診療の特徴について院長と副院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2018年8月22日)

4人の歯科医師が「専門性」を持ち、多様な症状に対応

開院からの経緯と、当院の特徴を教えてください。

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【小石院長】私がこの歯科医院を開院したのは今から三十数年前です。私が年を取るとともに患者さんも高齢化していったのですが、5年ほど前から副院長と私の娘が診療に加わるようになって、次第に若い患者さんが増えてきました。今は末娘も加わって、家族4人で診察をしています。それぞれ別の専門分野を持っているのが当院の診療の特徴です。
【俊範副院長】専門性の重要さを感じ、僕は口腔外科に入局し、大阪歯科大学附属病院で親知らずの抜歯・外科手術などの技術や知識を身につけました。玲子先生は大学院で歯周病を専門に学び、助教として指導し、女性歯科医師の立場から子どもや妊産婦の治療も行っています。由紀子先生は大阪大学歯学部大学院の補綴科でかぶせ物や顎関節治療・インプラント治療について学びながら、当院でも診療を担当しています。

ご家族4人が各々の専門分野を持つことで、どんな利点がありますか?

【俊範副院長】院長の経験を生かしつつ、それぞれの専門の新しい知識をプラスして治療ができることです。家族がチームとなって、患者さんの情報を共有し合い治療していくので、幅広い症状にも対応可能です。
【小石院長】僕が大学生の頃は、まだインプラントや歯周外科など話にも出てこない、そんな時代でした。なので時代の変化に遅れないよう、あちこち勉強会に行って自分で新しい治療について勉強しましたが、患者さんにより良い治療をするためには、もっともっと新しい知識や技術を増やしていかなければなりません。若い先生たちの存在は僕にとっても刺激になりますし、患者さんのエックス線写真を見ながら、4人の歯科医師の専門性を生かし、最善の治療方針を検討することは患者さんにとってもメリットは大きいと思います。

診察にあたって心がけておられるのはどんなことですか?

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【小石院長】患者さんの希望を大切にすることです。「この場合はこうする」と治療方法を決めつけずに、いろんな可能性を示した上で患者さん自身が選ぶ。例えば昔だったら入れ歯にしていた症状でも、今は最近は60、70代の方も外食や旅行によく出かけられるでしょう? 外出先で入れ歯を外さないといけないのは嫌ですよね。だから、今はこんな治療法もありますよ、とさまざまな選択肢を提案できるようにしています。そして、「痛い」「腫れた」「取れた」で患者さんに不安な思いをさせたりしないように日々の診療に取り組んでいます。あとは治療後のメンテナンスですね。定期的な検診もですが、自分で行う日常のケアが一番大切であると勧めています。

スタッフ一丸となって患者をサポート

「日常のケア」とは具体的にどのようなことを伝えていますか?

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【俊範副院長】定期的に歯科医院で歯石を取ることだけでなく、家で自分で歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間を磨くようお伝えしています。半数以上の患者さんが、歯科衛生士から歯間ブラシとデンタルフロスの使い方や自宅でのケア方法を習っていますよ。
【小石院長】アメリカでは歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスは各家庭に常備されています。顔を近づけて話すことが多いんでしょうね。その時に口臭がしないようしっかりケアしているんです。そういう意識は日本も見習ったほうがいい。当院では、40代のベテラン歯科衛生士が20代の衛生士に教えながら、みんなが同じ気持ちで患者さんの処置をしてくれています。時々私たちが被験者になって処置してもらうんですよ。それで気がついたことや、改善点を伝えることもあります。

チームで連携しながら治療されているのですね。

【小石院長】毎朝、カンファレンスを行い、患者さんについて報告や相談をしながらやっていますからね。歯科医師同士は身内なので、気兼ねなくいろいろなことを相談できますが、スタッフにもなるべくストレスなく働いてもらいたいと考えています。歯周病やがんなどの体の病気の原因にはストレスが大きく関係しているといわれています。だからストレスは極力避けたいんですよ。心身の健康を保って免疫力を高め、よく寝ておいしい物を食べて元気に暮らす。スタッフみんながそんなふうに働き暮らしていけるよう、お互い言いたいことを言える環境をつくっています。だから自然と良いコミュニケーションが取れるのでしょうね。それに若い人の感性は豊かで、先生もスタッフもどんどん成長する姿を見ていると僕もうれしくなります。クリニック全体が良い雰囲気になりますね。

副院長の、診療にあたっての思いをお聞かせください。

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【俊範副院長】僕の父も歯科医師で、その父の背中を追い続けて歯科医師になりました。父が早逝し、小石院長に一緒にやっていこうと言っていただき、僕自身、院長の治療を見ていて、すごく納得できるし憧れもありました。患者さんのことを第一に考えて、いろんな治療法を提示して患者さんが納得する治療を進めていく。その方針を引き継ぎながら、この歯科医院を継承していきたいと思っています。よく言われることですが、診療では患者さまを自分の家族のように考えて治療することを心がけています。入れ歯でもインプラントでも、食べられなくて困っていた患者さんに治療で喜んでもらえると、自分もうれしくなります。

妊産婦から高齢者まで、幅広い層に対応

こちらでは小児や妊産婦への治療にも注力されているそうですね。

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【俊範副院長】歯医者さんが初めてだったり、小さいお子さんは、男性より女性の歯科医師のほうが怖がらずに受診できる場合があるので、玲子先生と子育て経験のあるベテランの歯科衛生士さんとがチームを組んで治療にあたっています。僕も小児歯科専門の医院での診療も行っておりますので、チームでサポートして取り組んでいるという感じですね。妊産婦さんの治療については、やはりこちらも玲子先生と由紀子先生の存在が大きいです。女性同士だからわかることもあると思います。また両親のお口の環境がそのままお子さんに影響するため、お口の状況に応じて妊娠時のケアの仕方など、アドバイスを行っています。

訪問歯科診療もなさっているそうですね。

【小石院長】休診日の木曜などにみんなで協力して行っています。80歳を超えて足が弱くなってきた方は通院が難しいですし、寝たきりになってしまって、入れ歯のケアをしないと食べられなくなってしまった方もいらっしゃるので、できる限りここと同じように治療ができることをめざしています。「歯が欠けてとがってしまった。食べると血が出るから何とかして」というケースもありました。私が引退したら、ずっと診てきた高齢の患者さんで自分で通えなくなった人を訪ねて回りたいと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

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【小石院長】今の患者さんの最終目標、「食べることができる」ようになるまで首尾よく見届けて、その後は訪問でケアをしていきたいです。もちろん若い先生たちの力を借りなければいけません。そういった意味でも、副院長や娘たちがいてくれるのは頼もしいですよ。この辺りは大阪市内の中でも流入人口が多くお子さんや若い世代が増えているので、ますます頑張ってもらいたいですね。そして地域の患者さんに頼りにされる歯科医院であり続けたいですね。
【俊範副院長】人の出入りが多い玉造駅前で長く続けてこられたのは、診療内容だけでなく院長の人柄もあると思うんです。だから院長の人柄も受け継いで、僕らそれぞれの専門性を生かしつつ、話しやすい歯科医院、聞きたいことを聞ける歯科医院になりたいと思います。

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