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澤 正久 院長、澤 亜矢子 先生の独自取材記事

澤歯科医院

(世田谷区/上野毛駅)

最終更新日:2023/09/21

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院 main

誰にも負けない立派なダムを、口の中につくる――そんな志を胸に、歯科医療の道を歩み始めたのが、「澤歯科医院」の澤正久院長。1980年の開院以来、「患者さん自らの歯をできるだけ残したい」という一心で、地域の歯科医療を支え続けている。「8020(はちまるにいまる)運動」を推進する「8020歯っぴぃ&健康フェスタ世田谷」では、多くの人が表彰されているそうだ。今回は、予防歯科と早期治療に力を入れる澤院長と、同院の診療を支える娘の澤亜矢子先生に、診療方針や得意とする治療について話を聞いた。「地域の人たちの歯を、健康を守りたい」と語る2人の言葉には、人を想う温かさがにじむ。

(取材日2022年5月28日)

「自分の歯で噛めること」を重視し、患者第一の診療を

こちらの歯科医院の特色を教えてください。

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院1

【澤院長】当院の理想は、患者さんが可能な限りご自分の歯で噛み続けていけること。80歳になっても自分の歯を20本以上残そう、という「8020運動」をご存じでしょうか。当院ではこの運動が始まる以前から、歯を失う原因になり得る虫歯・歯周病の予防とともに早期発見・治療を重視し、歯を残すための根管治療にも力を入れてきました。ご自分の歯でよく噛んで食事ができれば栄養も摂取しやすいでしょうし、会話も自然に楽しめると思うんです。それに、噛むことで脳が刺激され、認知症の予防も期待できるでしょう。どうしても歯を残せない症例は、入れ歯やインプラント治療も視野に入れ、天然歯に近い噛み心地をめざしていきます。開業当初から院内に歯科技工室を設置し、歯科技工士を常駐させているのも当院の大きな特徴です。もし入れ歯を修理に出しても、その日のうちにお口の中に戻せれば、安心してご飯が食べられますからね。

診療において大切にされていることは、どんなことですか?

【亜矢子先生】患者さんごとの生活環境、性格、治療への思いなども考慮して、ご本人と相談しながら治療方法を決めていくことです。もちろん歯学的に適した治療法はありますが、治療後のメンテナンスが続かず症状が再発すれば、かえって状況は悪化してしまいます。治療後の状態を長続きさせるために、患者さんの生活背景に配慮した治療を心がけています。私は大学卒業後にさまざまな症例に対応しながら、入れ歯やインプラント治療の専門的な勉強を重ねてきましたが、「入れ歯やインプラントが必要にならないよう予防すること」も大切だと思っています。

院内の設備が、とても充実していますね。

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院2

【澤院長】当院では、「歯を削りすぎない」「できるだけ抜かない」ということに長年こだわってきました。ですので、診断・治療の精度を高めるために、10年以上前からマイクロスコープを使用しています。マイクロスコープの映像は患者さんにもお見せして、治療前後の様子を比較していただくなど、皆さんの納得のいく診療につなげていきたいですね。加えて、歯科用レーザーも導入しています。数年前には歯科用CTを設置したので、これまで提携する歯科医院にお願いしていたCT撮影が院内でも可能になりました。画像の解像度が高く患者さんの口の中をより詳しく把握できるので、特にインプラント治療には重要な検査といえます。このように患者さんにとってメリットになる技術や設備は、積極的に導入してきました。近年、重要視されている口腔外バキュームも開業時から導入していますよ。

根管治療や入れ歯治療、インプラント治療、矯正が強み

先生が注力されている根管治療について教えてください。

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院3

【澤院長】虫歯の重症化などによって、歯の中心部にある歯髄が菌に侵されたとき、抜歯をせずに歯の内側を処置していくのが根管治療です。当院ではマイクロスコープで肉眼では見えない歯根の奥まで確認しながら、歯髄を丁寧に取り除いていきます。治療には、しなやかな針のような形をしたファイルという器具を使いますが、周囲を傷つけないように、当院では柔軟性に優れたタイプを採用しました。また、ファイルの動きを機械的に制御するシステムも導入して、より安全性にこだわった適切な処置をめざしています。

入れ歯やインプラント治療はどのように行われますか?

【正久院長】入れ歯はしっかり噛めることを第一に考え、保険診療での治療のほか、自由診療で金属のバネを使わない入れ歯、フィット感にこだわった素材を使った部分入れ歯なども選んでいただけます。入れ歯の作製には、周囲の歯や顎の形も考慮した微調整が重要です。その点、当院には歯科技工士が常駐していますので、患者さんの口の中の状態やご希望を直接伺いながら、装着感、噛み心地などをその場で調整していけるのが強みですね。
【亜矢子先生】インプラント治療は父と私それぞれが単独で対応でき、手術の際はほかの患者さんの予約を入れず、患者さんと歯科医師、スタッフだけで行っています。加えて、患者さんのCTデータをもとに、手術の安全性をより高めていくためのガイド装置を作るコンピューターシステムも取り入れています。

予防の観点で、矯正にも対応してらっしゃるとか。

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院4

【亜矢子先生】はい。歯並びや噛み合わせが良くないと、歯が磨きづらく、結果的に虫歯や歯周病になりやすいといわれているんです。さらに歯を噛み合わせたときの加重にむらがあり、歯の一部だけが傷むと、将来的には抜歯になるリスクも考えられます。こうしたことから、当院では良好な口腔環境づくりの一環として、マウスピース型装置を用いた矯正を取り入れました。装着中でも目立ちにくく、取り外しができるので歯磨きもしやすいのがメリットです。また最近は、社会情勢への不安やストレスなどからか、食いしばりに悩まれる方がとても増えているようです。そうした方には、歯ぎしりを緩和することで安心して睡眠がとれるよう、ナイトガードを処方しています。

一番の幸せは、地域の人、友人、家族が健康であること

ところで、院長はどうして歯科医師を志されたのですか?

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院5

【正久院長】私はもともと、建築家になるのが夢だったんです。巨大なダムや長い橋など、地図に残る仕事に就きたい、と。ただ先祖が鳥取藩の藩医をしていて、祖父も父も医師だったことから、「建築家と医師、どちらが向いているだろう」と迷っていたんです。そんな時、ある知人が「だったら口の中にダムをつくればいい」と助言してくれて。「それなら誰にも負けない立派なダムを口の中につくろう」と決心し、歯科医師の道を歩み始めたんです。幸い私は生まれつき手先が器用だったようで、趣味の園芸でも、難しい蘭の栽培に成功しています。寒い時期は寝室に蘭を置いているのですが、まるで蘭の花に囲まれるようにして寝ていますよ(笑)。よく植物を上手に育てる人を「グリーン・ハンド」と呼ぶそうですが、さしずめ私は白い歯を健康に保っていく「ホワイト・ハンド」でしょうか。

亜矢子先生は、いかがですか?

【亜矢子先生】私が歯科医師の道を選んだのは、いつも患者さんのことに一生懸命な父の背中を見て育ったのがきっかけなんです。歯学部を卒業した後に大学病院で研修を受け、父と親しい先生の歯科医院で診療経験を積み、インプラントと矯正の技術習得に特に力を入れてきました。同時に大学の研究生として5年間過ごし、入れ歯治療も専門的に学んでいます。当院で勤務し始めたのは5年ほど前。今は週3回ペースですが、2024年からは常勤になる予定です。

最後に今後の抱負をお願いします。

澤正久院長、澤亜矢子先生 澤歯科医院6

【亜矢子先生】ご家族で通える地域密着の歯科医院として、私自身が家族にしてあげたい治療を患者さんにもご提供していきたいですね。私の姉も妹も歯科に携わっているので、将来は姉妹3人で、アットホームな歯科医院として患者さんをお迎えしたいです。
【正久院長】私は「夢」という言葉が大好きなんです。そして「夢は実現するもの」と信じています。大きな夢を語る人もいれば、ユニークな夢を持つ人もいるでしょう。でもね、私の夢はそんなに壮大なものではないんです。私の夢は、地域に暮らす大切な患者さんたち、友人たち、そして家族が健康に過ごしていけること。自分の歯でしっかり物を噛めることは、健康につながります。そして、健康だからこそいつまでもにこやかに笑っていられる。ちっぽけな夢といわれるかもしれませんが、それこそが私の最上の夢なんです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、金属のバネを使わない入れ歯/6万6000円~(大きさにより金額が異なります)、フィット感にこだわった素材を使った入れ歯/6万6000円~(大きさにより金額が異なります)、マウスピース型装置を用いた矯正/66万円~、小児矯正/10万円~、部分矯正/35万円~
※矯正は費用内で相談にも対応

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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