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大切な子どもの歯を守るために
安心して通える小児歯科の重要性

堀田歯科クリニック

(大阪市東淀川区/だいどう豊里駅)

最終更新日:2023/06/23

堀田歯科クリニック 大切な子どもの歯を守るために 安心して通える小児歯科の重要性 堀田歯科クリニック 大切な子どもの歯を守るために 安心して通える小児歯科の重要性
  • 保険診療

健康意識の高まりもあって、歯の重要性がますます注目される現代。小さな子どもの歯をいかに守っていくか、強い関心を寄せている親も多いことだろう。そこで大切なテーマとなるのが、子どもを安心して任せられる小児歯科選び。「歯科で怖い思いをしてから行きたがらない」「泣いて嫌がるので診てもらえない」といった悩みは案外多いもの。そうした状況にならないために、時間をかけて子どもたちとの関係を築いているのが「堀田歯科クリニック」の堀田博史院長。子どもたちの将来のために何が必要か、どのような取り組みや工夫をしているのか、同院の小児歯科診療の特徴から保護者が留意すべきポイントまでをじっくり聞いてみた。

(取材日2023年3月24日/情報更新日2023年6月7日)

診療や処置を焦ることなく、子どもとじっくりと距離を縮めることが大切

Q子どもの頃から歯科に通う必要性を教えてください。
A
堀田歯科クリニック 小さい頃から通うことは将来の虫歯や歯周病の予防につながる

▲小さい頃から通うことは将来の虫歯や歯周病の予防につながる

昭和の頃までは、「乳歯はどうせ生え替わるのだから、虫歯(う蝕)になったらさっさと抜けばいい」と考える人が大勢いました。しかし乳歯には乳歯なりの役割があり、早い時期に抜いてしまうとその後の永久歯や歯並びに悪影響を与えてしまうため、生え替わるまではしっかりと守っていく必要があります。乳歯は生後6ヵ月頃から生え始め、歯並びが悪いと虫歯になりやすく、虫歯があると歯並びが悪くなる傾向があるなど、虫歯と歯並びは密接に関係しています。今は虫歯の子はずいぶん減りましたが、小さなうちから口腔内をきちんと管理していくことが、将来的な虫歯や歯周病、不正咬合の何よりの予防につながるとお考えください。

Q小さなうちは、歯科でどのようなことを行いますか?
A
堀田歯科クリニック 子どもや保護者にも歯の正しい知識を知ってもらうことが大切

▲子どもや保護者にも歯の正しい知識を知ってもらうことが大切

子どもが幼いうちは歯並びの状態や口腔内の異常をチェックし、必要に応じて処置を行っていきます。虫歯が痛くなってから初めて歯科を受診すると、痛い、怖いという感覚を子どもに植えつけてしまいます。さまざまなチェックを兼ねて、早めに歯科デビューしておくことがポイントですね。まずは手始めに歯磨きの指導やフッ素塗布などを行いますが、指吸いや口呼吸などの癖があれば噛み合わせや顔の形にも影響するため、子どもをよく観察し、トータルな視点で虫歯や不正咬合の原因を取り除いていくことが重要です。また、その子の状態をしっかりと説明し、保護者の方に正しい知識を身につけていただくことも私たちの重要な仕事といえるでしょう。

Q子どもの診療で特に心がけていることは?
A
堀田歯科クリニック 子どもに心を開いてもらうことを大切に診療する

▲子どもに心を開いてもらうことを大切に診療する

他院で泣いてしまい、診療を受けられなかったと、お子さんを連れて来られることがよくあります。当院では緊急時を除き、嫌がる子を押さえつけて無理やり治療するようなことは絶対にありません。何かをしようと焦るのではなく、まずは心を開いてもらうことが肝心です。駄菓子屋さんにあるような安価なおもちゃをいろいろ用意して、頑張った子にはご褒美で一つプレゼントしたり、また、小さな子の場合はチェア上でおへそをこちょこちょするとキャッキャと喜んで両手で押さえようとしますから、手で器具を拒否されることなく口の中を触れたりします。子どもと接する時は、こうした遊び心とコツが特に大切ですね。

Q先生は教員免許をお持ちだそうですね。
A
堀田歯科クリニック 子ども好きな先生とスタッフで心温まるクリニックに

▲子ども好きな先生とスタッフで心温まるクリニックに

私は若い頃に幼稚園と小中学校の教員免許を取得しており、もともと子どもが好きなんです。今も7つの幼稚園と中学校の歯科検診を任され、数えきれないほどの子どもたちを診ています。また、障害のある子どもたちのために外来診療や訪問歯科も行っており、受け入れ先がなかなか見つからない親御さんたちのため尽力しています。子どもたちが心を開いてくれるかどうかは、こちらのやり方次第。当院のスタッフは全員が歯科衛生士で、子育てのベテランぞろいです。お母さんが治療を受けている間に抱っこしたり、時にはおむつ交換をしたり。そんな環境なので、気づけば待合室が子どもだらけになっていることもありますが、みんな仲良く遊んでいますよ。

Q子どものいる家庭で注意すべきポイントを教えてください。
A
堀田歯科クリニック 親子で生活習慣を整えることが大切

▲親子で生活習慣を整えることが大切

乳歯から永久歯に生え替わる時期になると、みんな自分で歯磨きをしたがるもの。それでつい手を離してしまいがちですが、やはり子どもですから、どこを重点に磨けばいいかまではわかりません。小学生のうちは、6年生までしっかりと仕上げ磨きをしてあげてください。皆さん、歯が悪いのは遺伝と考えるようですが、受け継がれているのは体質ではなく、むしろ意識や生活習慣です。「この子はチョコレートばかり食べて困るんです」とこぼすお母さんがおられますが、それを買って与えているのは誰でしょうか。皆さん、お子さんの将来を考えて歯科に連れてこられるわけですから、そのための意識と愛情を持って、温かく見守ってあげてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

堀田 博史院長

子どもは決して大人の「小さい版」ではありません。子どもには子どもなりの体の特徴がありますから、歯に関しても子どもならではの守り方があります。ご自身が子どもの頃のことを思い出して、お子さんの目線に立つことを忘れないでください。この町は私の地元ですから、本当の意味での地域密着。いつも子どもたちに囲まれているのは楽しいものです。一生懸命に絵を描いて持ってきてくれたり、大きくなってからも「先生、また来たよ!」と言ってもらえるのは本当にうれしい限りですね。まだ小さな頃から診ていた子が親になり、またそのお子さんを連れてくる。そんな世代の移ろいを楽しみに、これからも地域の健康を守っていきたいと思います。

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