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田中 健夫 院長の独自取材記事

今市田中歯科医院

(大阪市旭区/千林大宮駅)

最終更新日:2026/03/31

田中健夫院長 今市田中歯科医院 main

千林大宮駅から徒歩約5分、閑静な住宅地の一角にたたずむ「今市田中歯科医院」。院長を務めるのは、この地で生まれ育ち、40年以上にわたって地域医療に貢献してきた田中健夫先生。生涯にわたる歯の健康を守るための予防歯科を重視し、地域住民の頼れるかかりつけ歯科医院だ。近年は地域の高齢化に合わせ、高齢の患者や車いすを使用する患者が通いやすいよう院内のバリアフリー化にも注力している。今回は田中院長に、診療にかける想いと、地域に根差した歯科医院としてのこだわりについて詳しく聞いた。

(取材日2026年2月20日)

未来の健康につながる予防歯科の重要性を知ってほしい

どのような方が多く来院されますか?

田中健夫院長 今市田中歯科医院1

特に多いのは、50歳以上の方です。最高齢ですと93歳、94歳の方がいらっしゃいます。中には、私がここで開業して以来、40年来のお付き合いになる方もいらっしゃいますよ。患者さんのお子さん、お孫さんとご家族でつながって来られる患者さんもいらっしゃり、患者さん同士が知り合いであることも多いです。実は当院で出会って結婚された患者さんもいらっしゃるんですよ。信頼関係を重視していることが、長く頼っていただけることにつながっていると思いますので、変わらずに診療していきたいですね。

診療時のコミュニケーションで意識していることがあればお教えください。

特に、初診の問診は詳しく話を聞くようにしていて、再診でも前回の来院から日にちが開いている場合は、再度問診票を書いていただくことがあります。その患者さんに合った治療を提供するためには、患者さんとのコミュニケーションが大事です。治療が終わった後でも「何かあったらいつでも来てくださいね」とお声がけしています。こちらから定期検診を促すのではなく、患者さんご自身の意思で「また来たい」と思っていただけるような関係性を大切にしたいんです。また、海外の方もいらっしゃるので、優しい日本語を使うように心がけています。専門用語を避け、短く、わかりやすい言葉を選んで説明します。診療では、言葉だけでなく、目で見てご理解いただくことを大切にしています。エックス線を撮ったら、その画像を患者さんに見せながら「今、こういう状態ですよ」とご説明します。時にはメモに書いてお伝えすることもあるんですよ。

障害を持つ方の歯科治療にお力を入れられているそうですね。

田中健夫院長 今市田中歯科医院2

大阪歯科大学麻酔科で医学全般の知識を深め、障害がある方々の治療や勉強を重ねてきました。そのため当院でも障害がある方を受け入れていますし、院外でも支援学校の嘱託歯科医として健診や健康教育の助言等も積極的に行っています。障害のあるお子さんが来院する際は、その患者さん以外の来院ができるだけ少ないように、また、他のお子さんと時間が重ならないように時間を取るように工夫しています。そのため、親御さんを含め、安心してご相談いただければと思います。最近はあまり障害のある方と関わったことのないお子さんや親御さんも多いのではないでしょうか。どんなお子さんもそれぞれに特徴があり、本当に愛らしい存在だと思っていますので、そういった理解促進や情報発信にも今後は力を入れていきたいですね。

患者目線に立ち、院内環境を整えて配慮

予防歯科の観点を重視されているそうですね。

田中健夫院長 今市田中歯科医院3

若い方だけでなく、どの年齢であっても、その時にしっかり予防をしておけば、必ず将来の自分のためになると考えています。虫歯や歯周病を治療することも大事ですが、予防にも力を入れることを強くお勧めします。日頃から予防を心がけていると、虫歯になった場合も初期段階で治療できるので、治療期間が短く済みますし、負担も小さくなります。私は支援学校の学校医を長年務めているのですが、毎年検診をしていると、最近の子どもたちの虫歯はかなり少なくなってきていると感じます。基本はやはり歯磨きが大切で、お口の中をきれいにして歯垢を残さないことが原則です。院内には歯科衛生士もいますので、私と歯科衛生士の2人体制で、その患者さんに合ったオーラルケアの方法を説明します。歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使うことや、年齢とともに歯の隙間ができてきた方には歯間ブラシを使ったお掃除をお勧めしています。

院内の設備の特徴を教えてください。

ご高齢の患者さんや、体が不自由な方にも安心して通っていただけるよう、院内の設備にはさまざまな配慮をしています。院内は段差のないバリアフリー設計にリニューアルしました。車いすでもスムーズに移動できるよう通路の幅を広く確保し、手すりも設置しています。また、皆さんに安心して治療を受けていただくために、衛生管理も徹底しています。治療器具の消毒・滅菌はもちろんのこと、エックス線センサーのカバーなども患者さんごとに必ず新しい物に交換しています。また、診療台には機能性の高い浄水器を組み込み、浄水された水が使用できるようにしました。天井には、ウイルスや細菌を除去するための埋め込み型の空気清浄機を設置しています。新型コロナウイルスの流行を機に、室温を変えずに換気できる熱交換型の換気扇を導入し、常にクリーンな空気環境を保つよう努めています。

患者さんがリラックスできるような雰囲気づくりの工夫はありますか?

田中健夫院長 今市田中歯科医院4

医療機関特有の真っ白な壁は、どうしても緊張感を高めてしまうことがあると思っています。そこで当院では、一部の壁紙に、森の中にいるような穏やかな気持ちになれるよう、薄い緑色を採用しました。それから、診療台に座った際にちょうど目の前に見える壁にかわいらしい子犬の写真を飾っていて、これは季節ごとに変えています。動物が苦手な方でも、小さくてかわいらしい動物の姿には自然と心が和むようで、患者さんにもご好評いただいています。

地域でのコミュニティー活動「楽」にも取り組んでいるとお聞きしました。

はい。これは私の妻が中心になって始めた活動で、地域のコミュニケーションを大切にするための場所を設けました。子ども食堂や、音楽会や読書会のような勉強会を開催しています。子ども食堂には小さいお子さんがお母さんと一緒に来ますし、催し物にはお子さんからご高齢の方まで、本当にいろいろな世代の方が集まります。介護をしている方が集まって、お茶を飲みながら日頃の悩みやストレスを語り合う「介護カフェ」もありますよ。ボランティアの方たちが「ありがとうと言われるのがうれしい」「誰かのために動いていると気持ちが良い」と、とても生き生きと活動してくれていて、何よりうれしいですね。

診療と地域活動、2つの軸で支える地域の健康

診療だけでなく、地域貢献活動もされているのはなぜですか?

田中健夫院長 今市田中歯科医院5

私も妻も、この地元で育ちました。昔は近所の方と「しょうゆを貸して」とか「この子、ちょっと見ておいて」なんていうコミュニケーションが当たり前にあったんです。でも、だんだんそういうつながりが希薄になってきてしまった。これからの時代、もう一度皆がお互いに助け合うことが必要になるんじゃないかな、と感じています。貢献の一つとして、治療や入れ歯に使用した金属を子どもたちの支援のために寄付をする、TOOTH FAIRYの取り組みにも参画しています。患者さんのご理解をいただきながら、地域や社会に還元をし続けていきたいですね。

先生ご自身についても教えてください。

地元の小学校、中学校を卒業しており、この地域で過ごしてきました。昔ながらの商店が並ぶ活気ある街ですが、近年は高齢化や再開発も進み、少しずつ景色が変わってきているのを感じます。趣味は水泳で、小学生の頃に通い始めた水泳教室がきっかけで、今でも月に数回は泳ぎに行っていますよ。以前はフルマラソンも走っていました。あとは、診療とはまったく違う方々とコミュニケーションを取る地域での活動も、良い息抜きになっていますね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

田中健夫院長 今市田中歯科医院6

予防は大切、ということを伝えたいです。当院では治療後のメンテナンスもしっかり行いますが、一番大切なのはご自宅でのお手入れです。当院ではインプラントや矯正といった専門治療をご希望の方には、専門の先生もご紹介しています。私は、ある有名な思想家が残した「Dentistry is a Work of Love(歯科医療は愛の仕事だ)」という言葉を大切にしています。これは、治療を受けた時の感動から生まれた言葉だそうです。その感動を多くの人に届けられるよう患者さんに寄り添い、愛情を込めた丁寧な診療を心がけています。何か気になることがあれば、お気軽にご相談・ご利用ください。