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灰原 幸男 院長の独自取材記事

はいはら歯科

(枚方市/樟葉駅)

最終更新日:2019/08/28

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2017年に駅前のショッピングモールが大きくリニューアルされ、様相を新しくした京阪樟葉駅から歩くこと10分。周囲はまだ昔ながらの風情を残す街並みの中、家電量販店が入るビルの5階に、「はいはら歯科」はある。穏やかな人柄の灰原幸男院長が掲げるのは痛みが少なく、かつ短期間で終わる治療。院内は治療台が2台と小規模だが、それゆえか患者との精神的な距離感が近い。灰原先生やスタッフと患者が、笑顔で気軽に会話するアットホームな雰囲気に包まれている。1989年に開院した。街の変遷とともに、そこに暮らす人々の口の健康を見守り続けてきた灰原院長に、院の特徴や力を入れている治療などを聞いた。
(取材日2018年4月12日)

歯ぎしり、食いしばりの緩和に力を入れる

こちらの院は歯科として、どんな特徴がありますか。

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実際の治療をする際には、なるべく痛みを少なくすること。それと最初に治療方針を計画的に立てて、短期間で終われるようにしています。痛みを少なくするのは単に麻酔を使うのではなく、来院された際のスタッフのお声がけであったり、その人の呼吸法や姿勢など全身的なことも観察しながら、いかにリラックスして治療を受けていただくかに注力しています。緊張している状態だと、痛みを感じやすいんですよ。なので、それを取り除いてあげる。僕一人では及ばないので、普段からスタッフにも患者さんとの接し方を指導していて、みんなはよく理解してくれています。そういった手法を取り入れて、痛みを感じにくくするように治療を進めています。もちろん、必要に応じて麻酔も使用します。

どのような治療に、力を入れていますか。

一つは、歯ぎしりや食いしばりの緩和ですね。以前と比べて最近は、虫歯の患者さんは減ってきています。その一方で、歯周病をお持ちの患者さんが目立つようになりました。歯ぎしりや食いしばりは、歯周病の原因になるんです。単に歯周病を治すだけではなく、起こす原因を治さないとなかなか改善しません。ほかにも口内炎でお悩みの方を診ると、歯ぎしりが原因だったこともありました。歯ぎしりをして口の中で歯が当たるから、口内炎ができやすかった。それに朝起きたら体がだるいのには、寝ている間に歯ぎしりをして、体が緊張状態にあることも関係しています。それらの原因に、歯ぎしりや食いしばりがあることに患者さん自身が気づいていない場合はご説明して、改善されることをお勧めしています。

歯ぎしりや食いしばりは、どのような悪影響を及ぼすのですか。

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歯ぎしりや食いしばりから顎関節症に発展する場合もありますし、噛みしめることで歯が動いたり傷ついたりして、そこから歯周病や虫歯になってしまうこともあります。原因を改善する方向からアプローチしていかないと、同じことを繰り返して、やがて悪化してしまう。原因は先天的なものに限らず、例えば姿勢が悪い、頬杖をつく癖があるなど、普段の生活習慣にある場合もあります。お話をお聞きして、症状を引き起こしやすい習慣が見受けられる場合は、その改善をご指導させていただいたり、場合によってはマウスピースを適用します。とはいえ、これだけで治るものではないので、やはり患者さんご自身の治そうという意識が大事ですね。

口の中の問題を解消し、生活の質を上げる

先生の治療に向かうポリシーを教えてください。

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単に虫歯や歯周病を治すのではなく、その原因を探りながら改善するようにしています。虫歯や歯周病を治すことは、対症療法です。それだけではなく、常に患者さんの全身を診ることを意識に置いています。そのために、食育士の勉強もしました。患者さんに普段食べているものをお聞きして、注意点をお伝えしたりもしています。ほかにも、治療には漢方薬も取り入れています。最近は歯周病や口臭に対して、漢方薬が保険で適用されるようになったんです。例えば口臭の場合は、まずは歯石を取るなど歯周病の治療を行いますが、それだけで改善されないこともあります。そんな場合は漢方薬や、サプリメントなどをお勧めしたりもします。いろんなところから知識を取り入れて、口の中から患者さんの全身を診ていきたいと思っています。

先生にとって、歯科医師のやりがいは?

口の中を治すことで全身の健康に関することが改善されて、元気になっていただければという思いが根本にありますね。虫歯の治療が終わって、おいしいものが食べられるようになったと、喜んでいただける方もいます。それはものがちゃんと食べられるようになって、体も健康になっていくということや、おいしいものを食べる喜びで、気持ちも元気になっているということですよね。口の中のことで悩んでいた人が、それが解消されるともう悩まなくていいので、心が晴れやかになる。大きく言えば、口の中の問題が改善されると、生活の質を上げることにもなると思っています。来てくださる患者の皆さんが、そうなればいいなと思って日々努めています。

院内は広いスペースがあるのに、診察台はあえて2台だけにされているのですね。

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昔の歯科は多くの診察台を置いて、並行してそれぞれを治療していくスタイルが多かったですよね。僕はそういうことをしたくなくて、短時間、短期間で治すためにも、1人の患者さんの治療に集中して取り組みたい。そうなると、台数はそんなに必要がないんです。ここでも2人の患者さんを並行して診ることは、あまりありません。僕が治療しているときに空いている診療台は、歯科衛生士さんが使ったりしています。スペースがゆったりと取れていますし、大きな窓から外の光も入ってきますので、患者さんもよりリラックスしていただけると思います。

コミュニケーションを密にし、少しの変化にも気を配る

開院された当時と現在で、患者の主訴は変わってきましたか。

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平成が始まると同時に開院し、歴史をともに歩んできましたので、もうすぐ平成が終わるのは寂しいですね(笑)。開院した頃は虫歯の患者さんも多くて、歯周病と並行して治していました。それからだんだんと、虫歯は減っていきましたね。僕も学校検診に行っていますが、開院した頃は虫歯の子どもが多くいたんです。だけど最近は、虫歯で来院する子どもたちはそれほど多くありません。枚方市の検診にも行っていて1〜3歳の子どもたちを診ていますが、そこでももうほとんど虫歯が見られなくなりました。樟葉の人たちの口の中に関する意識が高まってきたのか、虫歯はそんなに多くはないんです。最近は歯周病、あるいは口臭が気になると訴えて来られる方が増えましたね。

最近ならではの訴えで、来院する患者もいますか。

近頃は本やインターネットで得た情報から、間違った薬品を使われたりして、逆に口の中の状態を悪くして来院される方がまれにいらっしゃいます。いつも来られている患者さんで、メンテナンスもしっかりされている方なのにある日、状態が変わっていることがありました。何かあったのかお尋ねすると、間違った情報を得てしまって、それを実践されていたんです。歯の健康を自分で意識するのは素晴らしいことですが、中には間違いが流布されていることもあります。それらをうのみにせず、気になることがあればご相談いただきたいですね。当院に通っていただいている患者さんとは、普段からコミュニケーションを密にして、ちょっとした変化にも気を配るようにしています。

この院を通じての、将来展望を教えてください。

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やはり、口の中の健康を高めることで、全身が健康になる。それを続けていきたいですね。実は一緒に暮らしている子どもが、今は勤務医をしているんです。子どもが学生時代から今も、家では歯科治療についての話題が食卓に上ります。全身の健康については今の歯科も取り入れていて、全身の疾患に関する知識量は僕らの頃よりもかなり多いですよ。今の歯科医師がどんなことをしているかを自宅で聞きながら、いいものは取り入れています。家にいながら情報のアップデートができますし、私の経験を子どもに伝えることもできるのでいい環境です。将来的には、ここで子どもとできればいいかなと思っていますが、あとは本人次第ですね(笑)。

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