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竹安 正治 院長の独自取材記事

竹安歯科医院

(枚方市/樟葉駅)

最終更新日:2019/08/28

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樟葉駅から徒歩で5分、愛らしいカンガルーのマークが目印の「竹安歯科医院」。開院から約50年と長い歴史を持つ同院の待合室は、老若男女がゆったりと過ごせるぬくもりのある雰囲気で、子どもが楽しく遊べるキッズルームも用意されている。2代目を務める竹安正治院長は、長年大学病院で小児歯科を専門に治療や研究に励んできた日本小児歯科学会小児歯科専門医の資格を持つエキスパート。自身も幼い子を持つ父であり、快活な人柄と子どもや親の目線を大切にした診療は幅広い世代から慕われ、親子4代にわたって訪れる患者もいるという。「今までの経験を生かし、虫歯から歯並びまで、地域のお子さんの口内環境を守りたい」と意気込む竹安院長に、注力する診療から私生活に至るまで、幅広く聞いた。
(取材日2018年4月19日)

長年地域に根差した診療で、家族全員で通える歯科医院

こちらのクリニックについて教えてください。

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当院は父が自宅兼診療所として開院し、この地域の歯科医院としては珍しいと思うのですが、約50年の歴史があります。昔から院内でよく遊び、歯科医師として働く父を見て育ったので、小さい頃から「将来は歯医者になって一緒に働く」と言っていたそうです。大阪歯科大学卒業後は大学病院の小児歯科で研鑽を積み、2014年から2代目として継ぎました。父は長年ここを守り続け、今も現役で診療をしているので、義歯など治療で困ったことがあればすぐ近くで指導してもらえる頼りになる存在ですね。当院では小児歯科や矯正など、要望に沿った診療をしています。

なぜ小児歯科を専攻されたのですか?

私は先天的に永久歯の数が少なく、幼い頃から歯列矯正などの治療を受けていたので、症状によって幼少期からきちんと治療を施すことがどれだけ大切か、身をもって感じていたからです。勤務医時代は一般の歯科医院から紹介を受けた、虫歯が多い、嫌がって治療ができないなど、高度な診療を要するお子さんを多く診ました。大学病院の診療は主に平日の昼間で、学校に通う子にとって通院が難しい環境だったので、患者さんが気軽に通える地域のクリニックで培った知識を生かしたいと思い、実家を継ごうと決めたのです。開院以来の診療方針である“説明をきちんと尽くし、患者さんに納得してもらえる診療”はもちろんですが、子どもの虫歯や歯並びなど、地域のお子さんの口内環境を守りたい思いで、日々患者さんをお迎えしています。

どのような患者さんが来院されますか?

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周辺は昔からの住宅街でお年寄りが多い一方、駅前には次々とマンションが建設され、若いファミリー世代も増えています。患者さんも近隣の0~90代と幅広く、大学病院からの紹介で来院されるお子さんもいます。全体的に定期検診の受診率も高く、この地域の方は予防意識も高い印象を受けますね。うれしいことに親子2、3代にわたって訪れる方や、中にはひ孫さんと来院されるなど、4代続けて受診される方もいらっしゃいます。私の小さい頃をよく知る患者さんも多く、診療中に昔話ができるのも開業医としての醍醐味ですね。約2年前から枚方市内を対象に訪問診療を実施しており、歯科衛生士の妻とともに患者さんのご自宅にお伺いしています。これは疾患の後遺症などで通院が難しくなった患者さんを診たい思いで始めたもので、現在は要望に応じて週に1度、歯石の除去や入れ歯の調整などを行っています。

豊富な知識と経験を生かし、予防や小児矯正に注力

小児歯科では、どのような治療が行われていますか?

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当院に受診される患者さんの半数はお子さんなので、当院では小児歯科に力を入れています。最近では虫歯よりも歯並びに問題のある子が増えており、親御さんも歯列矯正への関心が高く、初めて受診される方の半数以上が歯並びの相談をされますね。小児矯正は1期と2期に分類し、1期は6~12歳ごろ、2期は主に永久歯が生えそろった後を指します。1期の特徴は顎の成長をコントロールする床矯正がメインで、顎を広げる装置を用いた矯正です。この装置は取り外しができ、食事や体育の授業の時など状況に応じて外すことが可能ですが、お子さんご本人の管理も必要とされます。幼少期から矯正を始めると、将来ワイヤーなどを使った矯正の際も歯を抜かずに済む場合や、治療期間が短縮されるなどメリットも多く、当院で行う矯正の多くは幼少期から始めています。

予防歯科にも力を注がれているそうですね。

子どもの予防歯科では、奥歯の溝が深い子にはシーラントや定期的なフッ素塗布を行い、磨き残しやすい箇所を知ってもらうために、検診では磨き残しが多い子には歯垢染色剤による染め出しもしていますね。大人には普段の歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシもするように促し、予防が習慣化するように呼びかけています。口内環境は全身にも影響し、咀嚼は脳への刺激や老化予防の効果も期待できるので、少しでも長くご自身の歯で食事をしていただくことが健康維持につながります。近頃は予防の啓発も進んできましたが、一昔前は定期検診が今ほど当たり前ではなかったので、お子さんの受診はもちろん治療後の大人の方にも、予防の重要性を伝えていきたいですね。

子どもが歯科医院嫌いにならないように、工夫されていることはありますか?

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小児歯科はお子さんにどれだけ心を開いてもらえるかが重要なので、子どもの目線に合わせた声かけを意識しています。特に白衣に抵抗のある子は多いので、明るい色の服をユニホームにして、なるべく威圧感を与えないように意識しました。最初は嫌がって治療の椅子に座れない子もいますが、当院では診療室の天井にテレビモニターを設置し、椅子に寝転ぶとアニメが見られるので、ほとんどの子が喜んで座ってくれるんですよ。治療中の痛みは歯科嫌いの原因にもなるので、治療の際は表面麻酔を行ってから電動式の麻酔器を使うなど、なるべく痛みの少ない治療を心がけています。虫歯治療では、唾液をはじめ細菌の侵入や舌を保護する効果のあるラバーダムを用いており、安全性への配慮はもちろん治療精度の向上も期待できるなど、お子さんが安心して治療を受けられる環境を整えました。

同じ親だからこそ、説明を大切にした診療を

長年診療に携わってこられて、心境に変化はありますか?

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当院で働くようになった頃は、すでに父と患者さんとの信頼関係が構築された状態だったので、地域で受け入れてもらえるかどうか不安な面もありました。しかし次第に父が診ていた患者さんが私を指名してくださることも増え、地元の開業医として認めていただけることに、喜びを感じています。ほかにも、私自身小学2年生と年長の子どもがいるので、親になってからは保護者の思いに共感をする面も増え、より一層説明に時間をかけるようになりましたね。安心して帰っていただけるように、お子さんはもちろん保護者の気持ちに寄り添い、カウンセリングを重視するようになりました。

私生活についても教えてください。

私は小さい頃から活発な子で、幼稚園から始めたサッカーや高校時代はバレーボール、大学ではアーチェリー部に所属するなど、体を動かすことが大好きでした。今でも親子そろって外で遊ぶのが好きなので、休日は子どもと公園でサッカーをしたり、シーズンになるとキャンプやスキーに行ったりして、家族と過ごす時間を大事にしています。特にスキーは小さい頃からよく親に連れて行ってもらっていたので、わが子にも同じ経験をさせてあげたくて、長野や北海道に足を運びます。子どもの幼稚園の行事にも参加しているので、たまに子どもの友達のお父さんとゴルフを楽しむこともあるんですよ。長男はすでに私の幼少時代と同じく「将来は歯科医師になってお父さんと働く」と話してくれており、今は子どもの成長が楽しみです。

今後の展望とメッセージをお願いします。

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今後も変わらず、歯が生えたての子からお年寄りまで、地域の方々の口内をサポートできればと思います。特に幼い頃から歯科医院に慣れ親しんでもらうことは、大人になってからの歯医者離れを防ぐことにもつながるので、当院をきっかけに歯科に抵抗を持つお子さんを減らしたいです。当院では嫌がる子には無理な治療はせず、まずは治療の椅子に座れるトレーニングから始めています。他の医院で治療ができなかったお子さんはもちろん、歯磨きのことや虫歯、歯並びなど、お子さんの口内で気になることがありましたら、気兼ねなく相談にお越しください。

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