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朝倉 勉 院長の独自取材記事

朝倉歯科医院

(茨木市/茨木駅)

最終更新日:2022/05/23

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包括的歯科治療をモットーに、噛み合わせを重視した予防と治療に尽力する「朝倉歯科医院」。1983年の開業当初から訪問歯科診療を実践し、通院困難な患者への口腔内ケアも積極的に行ってきた。院長の朝倉勉先生は、人と人とのつながりを大切に、一歩先を見据えた歯科医療で、地域の患者だけでなく、病院や大学、福祉関連施設からも厚い信頼を寄せられてきた。商社マンから歯科医師へ転身した異色の経歴や、必要とされる歯科医療をめざして取り組んできた実績について、多岐にわたり語ってくれた。

(取材日2019年3月27日)

求めれば必ず道は開かれる

歯科医師になる前は、他業種を経験されたそうですね。

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歯科に進んだのは20代後半になってからです。関西大学経済学部に入学し、授業よりもアルバイトに没頭していました。学生時代に多様な業界を垣間見て、繊維を扱う商社に就職。日本の高度成長経済を支えるのだと言わんばかりに猛烈に仕事をし、マーケティング、ブランディングに関わったサラリーマン時代の営業経験は、今の診療に生かされることも多いですね。 70年代に入り、産業構造が大きく変革していくのを肌で感じていましたから、自分の進路を見つめ直したのは自然の流れでした。歯科に目が向いたきっかけは、手先が器用で細かい作業が得意だったこと、田舎に歯科がなく、悪化した歯の治療を大阪で受けた際に、高い治療費の割に満足な治療が受けられなかったことでした。 妻に背中を押されて決心がつき、上司に退職の意を伝え受験勉強を開始しました。

専門的に学ばれた分野はありますか?

2度目の学生生活は、猛烈に仕事をしてきた解放感もあり、生涯の中で最も勉強をしました。 卒業後すぐに開業したかったので、学校の勉強以外にも歯科医院の現場で臨床研修に励みました。1983年に開業してからは、得意分野を極めるため母校の歯周病学教室に入局。クリニック診療の傍ら学位を取得しました。 ワイヤーをかける矯正歯科も注目され始めていたため、大阪大学、大阪歯科大学の矯正歯科の医局で積極的に技術を学びました。医局で勉強だけでなく素晴らしい人間関係が築けたことは貴重な経験でしたね。当時、インプラント治療は日本でほぼ普及していませんでしたが、数十年後には入れ歯に代わり必要とされる治療法だと確信していました。商社マンとして培った先見の明というのでしょうか。研鑽を重ね、今では自分がセミナーで指導するまでになりました。

開業後は講演会や出版など、積極的に情報発信を行っていますね。

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一般企業で勤務していたため、歯科材料や治療機器を扱う企業の情報に敏感で、業者を招いてセミナーなども企画しました。しかし、正確な情報発信のためには業者主導型ではなく、歯科医師が歯科医師に正しい情報を伝えることの必要性を感じ、技術や知識の習得の場の設立に貢献しました。 また、必要な情報を一般の方にも伝えることが重要だと感じ、スタディーグループの広報担当もしていた私は、歯科に関する本の出版も積極的に手がけるようになり、今ではインターネットなどを活用した情報発信、講演会や地域の啓発活動にも力を入れています。

若手の育成にも取り組まれていますね。

「技工士学校で教わった技術だけでなく、大学の教室で補綴の知識を専門的に学びたい」。そんな勉強熱心な歯科技工士がいたんです。その希望をかなえてやりたくて、大阪大学の教授にお願いしたところ、快く引き受けてくれました。それなら当院で大学の医局員の先生を受け入れ、実践型の指導や研修が行える場を提供しようというのが始まりで、歯科医師臨床研修制度が導入された1年目に、早速私自身が臨床研修指導歯科医となるべく協力型臨床研修施設の指定の申請をしました。10年以上にわたり学生の指導を行ってきたことで、クリニックを支えてくれる頼もしい歯科医師が育ち、大学の医局とも強い連携関係を築くことができました。

包括的歯科治療で口腔全体をキュア&ケア

診療スタンスをお聞かせください。

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近年は歯科分野でも専門性が細分化されていますが、歯科医師たるもの、口の中をオールラウンドに診て、全身の健康にも寄与すべきだと考えています。診療では包括的歯科治療を基本とし、歯を失う原因としても知られる虫歯と歯周病の治療と予防に注力しています。以前は歯周外科治療に専念していましたが、この2つがきちんとキュアできていれば、そもそもインプラントは必要ないのです。また、長年の歯科医師人生の中で実感しているのが、安定した噛み合わせと咬合の構築こそが、口腔を守る上で重要だということです。歯列を形成する歯の形、歯と歯の隙間、顎の関節に問題があると、虫歯や歯周病を招きやすくなります。本来の正しい噛み合わせを導くには、質の高い補綴治療が必要です。当院では開院時から技工室を設け、常勤の技工士さんによる精度の高さにこだわった補綴物を提供しています。

「生涯にわたる予防を」をモットーに女性歯科医師が小児歯科ハッピークラブを担当しているそうですね。

当院では予防を中心とした小児歯科を子育て経験のある佐藤典子先生、治山真由美先生が中心となって担当しています。「小児歯科ハッピークラブ」を設け、子どもたちが歯科医院嫌いにならないように細心の注意を払っています。お子さまの中にはお口周りを触られただけで泣いてしまう子もいるので、まずは歯科に慣れてもらうことから始めています。例えば、治療の前に、次に何をするのかを説明、治療器具や内容が書かれたカードを見せてから、治療を行うTSD(Tell-Show-Do)を徹底し、治療後は歯科スタッフだけでなく、親御さんからも褒めていただくことを大事にしています。

お子さまだけでなく親御さんのサポートも行うそうですね。

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お子さまだけではなく親の歯も大切にしてほしいと、こちらも佐藤先生と治山先生が中心にマタニティー歯科を備えています。女性は妊娠・出産・更年期と口腔内環境が変化するため、結婚前に一度口腔内を整えていただけたらと思います。特に妊娠中はホルモンバランスの影響で歯茎が腫れたり、つわりで歯磨きが丁寧にできず口腔内の病気になりやすいため、定期的に通院をしていただきたいですね。またホワイトニングなど審美面のサポートも患者さんに寄り添う女性の目線が大切だと考えています。当院では「ホワイトニングサロン・ブランカ」を設立し、歯科という堅苦しい雰囲気を払拭し、気楽に通院していただけるように心がけています。

介護の目線で思いやりあふれる訪問診療を

開業してすぐに訪問診療を始められたのはなぜですか?

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当時は今ほど高齢化が深刻ではありませんでしたが、患者さんの中に脳卒中で入院してしまい、通院できなくなった方がおられました。その病院の内科部長が、たまたま知り合いだったので連絡を取り、訪問診療を行うようになりました。当時は保険制度が十分でなく、訪問診療に適した設備や器具もありません。工夫を凝らしながら対応しているうちに、「空いている部屋を使って、ほかの患者さんも診てあげてほしい」と病院からの要望や、さらには病院から特養施設、グループホーム、在宅と依頼がどんどん増えていき、訪問診療が本格的にスタートしました。

訪問診療の充実に向けて、さまざまな取り組みをされていますね。

施設・病院・福祉・行政との連携がほぼない時代に訪問診療をしていたなかで、介護事業目線の診療が重要であると気づきました。ただ医療と介護には壁があり、それを払拭するため、私自身もケアマネジャー資格を取り、地域包括支援センター委員を委嘱され、地域ケア会議にも積極的に参加しました。2000年4月1日に介護保険法が施行され、地域包括ケアシステムの構築も進み、ようやく地域連携の必要性が見直されるようになりました。今後はさらに歯科医療と介護が隔たりなく受けられる体制を整え、地域の健康維持に努めていきたいです。

今後の展望をお聞かせください。

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当院は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準を満たしており、生涯にわたって安心・安全な歯科治療を提供し、定期的な検診や予防によって患者さんの健康に寄与するため、設備や体制を整えています。また、私が好きな言葉は「研びて道は拓く」で、学び研鑽を重ねれば必ず道は開かれると信じて、今までやってきました。地域の患者さんの生涯にわたって思いやりのある、かつ良質の医療技術を提供していきます。子どもたちの健康な発育に関わり、なんでも相談できる身近な歯科医院であり、かかりつけ歯科医院としての役割を持ち続けていきたいと努力を重ねていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1回1万800円~(×3回)、ワイヤー矯正/上下99万円、インプラント治療/37万4000円

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