福田 俊裕 院長の独自取材記事
ふくだ歯科クリニック
(世田谷区/用賀駅)
最終更新日:2026/05/11
歯科激戦区ともいわれる用賀で、たくさんの地域住民に親しまれている「ふくだ歯科クリニック」。用賀駅付近のにぎわいを見せる商店街を曲がり、閑静な住宅街にさしかかろうとする辺りにたたずんでいる。「お世話になりっぱなしの用賀の方々に、私の仕事を通じてお役に立ちたいですね」と笑顔を見せるのは、用賀在住の福田俊裕院長。小さな子どもから高齢者まで幅広い患者が訪れる同院には、先進の診療体制やシステムが整っている。各領域専門の歯科医師や他クリニックとの連携も強化し、質の高い治療に取り組んでいるそうだ。木のぬくもりを感じさせながらセンス良くクールにまとめられた院内には、治療を嫌がる子どものために、何時間も話し合いをしたこともあるという福田院長の熱い思いがあふれていた。
(取材日2008年6月5日/再取材日2021年7月29日/再々取材日2025年12月4日)
ファミリー世代に寄り添う、地域に根差したクリニック
まずは、用賀で開業した経緯や患者層から教えてください。

開業する場所を選ぶ際、さまざまなエリアを検討しました。用賀を選んだのは、自分が住む街で地域の皆さんに貢献したいという思いがあったからです。歯科医師である父母が地域の方々から慕われていたのを見て育ちましたので、その影響もあったかもしれません。ここ用賀には温かい住民の交流があって、私たち家族は近所の方々にとてもかわいがっていただいています。広い庭で子どもたちを自由に遊ばせてくださったり、採れたての野菜や釣ってきた魚を分けてくださったり、本当にお世話になりっぱなしなんです(笑)。当院は商店街や小学校が近くにありますし、ファミリーで通ってくださる患者さんがたくさんいます。用賀近辺にお住まいの方がほとんどですね。縁あってここに住んでいる人、また働いている人たちに、私の仕事を通じてお役に立てるのであれば、これ以上の喜びはないと思っています。
開放的で気持ちの良いクリニックですが、院内づくりにもこだわりがあるそうですね。
ありがとうございます。隅から隅までこだわって設計しました。診療室はすべてバリアフリーで、2つの診療室と1つのケアルームはプライバシーを保てるように半個室にしています。内装は「土・風・光」をテーマに、落ち着いた自然素材でアレンジしました。また、あらゆる年代の患者さんのニーズに応えられるように、一般診療はもちろん、矯正治療や審美歯科、セラミック治療なども行える環境を整えています。エックス線やカメラなどの設備は先進の物を導入し、患者さんの負荷の軽減を図りました。また、セラミック治療では、型採りをせずにスキャナーを使ってセラミックの補綴物を作製するCAD/CAMシステムを使用しています。自由診療になりますが、型採りをするときの不快な感じの軽減が望めますし、患者さんに気軽に受けていただけるでしょう。
先生のご経歴をお聞かせください。

大学卒業後は、東京厚生年金病院の歯科口腔外科で口腔内の腫瘍の手術・治療などに携わりながら、入院患者さんの歯のケアにあたりました。その後、東京医科歯科大学の口腔外科に入局。口腔がんや舌がんなどの重篤な手術、歯の移植や手術による欠損部位を補うための皮膚移植などを経験しました。口・歯の健康が体・心の健康といかに密接に結びついているか、食べることが人間の喜びの中でいかに大きな位置を占めるものか、患者さんと接する中で教えられましたね。予防歯科の重要性にも気づかされました。その後は世田谷区にある歯科医師が10人ほどいる大規模なクリニックに勤務。専門の違う同僚の歯科医師からもいろいろな技術を教わりました。歯科衛生士や歯科技工士との出会いや連携も、この時に培ったものです。また、現在は開業医として患者さんに向き合いながらも歯科医師会に属し、近隣病院の連携などに取り組んでいます。
各方面との連携を強化し、多様なニーズに対応
こちらの診療の特徴を教えてください。

患者さんのさまざまなニーズや状況に対応していくために、当院には小児歯科や矯正歯科、口腔外科など、各領域を専門とする歯科医師が在籍しています。小児歯科担当の女性歯科医師は週1~2回、口腔外科専門の歯科医師は月2回、矯正歯科担当の歯科医師は月1~2回、当院で診療を行っているのが特徴です。また、私は歯科医師会活動の一環として診診連携にも力を入れています。当院においても、必要に応じて他クリニックや医科と連携した治療が可能です。持病があって、麻酔や抜歯などの条件がある患者さんでも、安全に治療するように努めていますので、安心してお任せくださるとうれしいですね。なお、近年はインプラント治療を再開しました。難しい症例は、こちらも他院と連携して対応していきます。
特に注力されている診療はありますか?

いろいろやっていますが、最近始めたのはスポーツ用マウスガードですね。私自身が小学生のラグビースクールのコーチをしているのもあって、ケガ防止のためにマウスガードを推奨しています。もしかしたら何万円もするようなイメージを持たれるかもしれませんが、そこまで大きな負担なくご検討いただけます。また、たくさんの患者さんにご利用いただけるように、経済的な負担の少ないホームホワイトニングも行っています。これはスタッフたちの「費用が高くないなら、ホワイトニングをやってみたい」という声から生まれました。
スタッフ連携も大切にされているのですね。
ええ。毎月1回、ミーティングを実施しています。私の思いは開業当初に伝えていますので、スタッフたちの声を拾い上げるためのミーティングです。例えば、「院長はこうしたいと言っていたけれど、実際にやってみると別の方法が良さそうだった」など、いろんな意見を交わしていますよ。お互いに信頼関係がありますし、建設的な話し合いの場になっているのではないでしょうか。できるだけ患者さんの目線に立った上で、皆でクリニックをつくり上げていきたいですね。ちなみに、中には子育て中のスタッフもいます。お子さんや親御さん目線を大切に寄り添っていきたいと思っていますので、何でもご相談ください。
患者との出会いや信頼関係を大切に、包括的にサポート
診療で大切にしていることは何でしょう?

口の中を他人に見せる機会って、日常生活でもそうありませんよね。口の中を見せることは、ある意味自分を無防備にさらけ出すことになるので、患者さんと歯科医師との間には強い信頼関係が必要でしょう。ですから、患者さんに「この人になら任せてもいい」と思えるような歯科医師でありたいのです。そのためにも、常に自分の家族を治療しているつもりで診療に臨んでいます。家族にしたくないことは患者さんにもしたくない。コミュニケーションの時間をできるだけ取り、治療は丁寧に最善を尽くし、時には本音をぶつけ合い、私に至らない点があったら遠慮なく指摘していただきたい。それは相手が小さなお子さんであっても同じことです。予防歯科の手前にいる子どもたちが歯科嫌いにならないよう、その子なりの考えや思いを受け止めてから治療を開始するようにしています。時には根気が必要ですが、無理強いしても良い結果は生まれませんよね。
新たな取り組みなどはありますか?
今年からお子さんの口腔機能発達に向けたトレーニングを開始しました。小児歯科の先生にお願いしていますが、舌や唇などの口まわりの筋肉をトレーニングすることで、いわゆる「お口ぽかん」や食べこぼしなどの改善が期待できます。歯並びにも関係しますし、保険診療で対応できますのでぜひご活用いただきたいですね。いずれはご高齢の方に対するトレーニングなども行っていきたいなと検討しています。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

今後も予防歯科の重要性を伝えていきたいと思っています。子どものうちから気軽に歯科に通い、歯の重要性を認識していれば、高齢になっても健康な歯を保ち、人生の楽しみを倍増させることもできるでしょう。ですので、診療中は撮影した患者さんの歯の写真をお見せしながら虫歯や歯周病について細かく説明しますし、歯磨き粉や歯ブラシなどの備品もご紹介し、いろんな形で患者さんに有益な情報をお伝えするようにしています。治療ではなく、歯ブラシ選びのアドバイスを受けにクリニックを訪れる、そんな些細なことでも構いません。気楽に立ち寄っていただけるクリニックにしたいですね。また、当院では患者さんとの出会いを何よりも大切にしています。患者さんご自身のお気持ちに寄り添い、信頼していただけるかかりつけ医になれるよう頑張りますので、何か気になることがあれば気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とは・スポーツ用マウスガード/5500円~
・ホームホワイトニング/1万9800円~(上下)
・PMTC/8800円~
・CAD/CAM装置を用いたセラミック治療/4万4000円~
・ノンクラスプデンチャー/11万円~
・矯正
診断料3万3000円
調整料5500円(診療ごとにかかります)
〇大人の矯正99万円(永久歯に生え替わっている方)
〇子どもの矯正(1期治療)49万5000円(永久歯が生えそろってない方)
〇子どもの矯正(2期治療)49万5000円(1期治療終了後、次のステップに移行する方)

