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阪本 貴司 理事長の独自取材記事

阪本歯科矯正歯科JR学研都市線徳庵駅前診療所

(東大阪市/徳庵駅)

最終更新日:2021/10/12

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学研都市線の徳庵駅西出口から徒歩1分の場所に「有限会社大阪歯周インプラントセンター 阪本歯科矯正歯科JR学研都市線徳庵駅前診療所」はある。その歴史は大正時代の1914年から100年以上におよび、地域に根差して歯科医療を提供し続けている診療所だ。同院の3代目にあたる理事長の阪本貴司先生は、日本歯周病学会認定の歯周病専門医の資格を持つ、歯周病治療のスペシャリスト。阪本理事長の治療を求めて、遠方から通う患者も多いため、1976年には大阪駅前のマルビルに診療所を設けた。まだ歯周病治療が一般的でなかった頃からの取り組みで苦労した面や、20年以上も続けているボランティアについてなど、熱い思いを語ってもらった。

(取材日2019年6月6日)

まだ名前も知られていない頃から歯周病治療に注力

阪本理事長が歯周病に注力し始めた頃は、ご苦労も多かったそうですね。

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そうですね。当時はまだ歯周病という病気があることを知らない人が多かったですね。患者さんに受け入れてもらえず、苦労しました。患者さんの多くはむし歯で来院されますから、一般的な“削って詰め物をする”という治療が終わった後に、「歯周病ですので、将来のためにも引き続き治療していきましょう」と言ってても理解が得られません。まして、治療には何度も通っていただく必要があるため、さらに「大きなお世話な治療」と言われました。当時はむし歯の人が多く、クリニックに人が押し寄せた時代です。今でこそ定期的なお口のクリーニングが浸透していますが、当時は歯石を取るくらいで、生活習慣に関する指導や歯磨きレッスンには対価もなかったので、歯科医師の中でも取り組む人はほとんどいませんでした。

阪本理事長が歯周病に着目した理由は何でしょうか?

父の患者さんが歯の治療をしても、また詰め物が取れて通院する姿を見て、疑問に思うようになりました。患者さんも10年くらいすればやり直すのが当たり前みたいに考えていました。自分が歯科医師になってからも、そのような患者さんの現状を見て「おかしいな」と思い、自分の中で治療に対する消化不良が起こりだしました。原因は「口の中の汚れだ」と、「生活習慣そのものを変えないといけない」と思ったことがきっかけでした。なかなか浸透しない治療でしたが、歯周病が健康情報系のテレビ番組で取り上げられるようになり、一気に歯周病という病名が浸透しました。今では歯周病治療を求めて当院にお越しくださる患者さんも多く、真剣に取り組んできて良かったと思っています。

どのような患者さんが多くお越しですか?

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患者さんの年齢層は幅広いですね。当院は昔からあるクリニックですので、ご高齢の方や、親子何世代にもわたってお越しの方もいらっしゃいますが、最近は若い世代の方も増えました。徳庵駅周辺は、東大阪市と大阪市鶴見区、城東区の境い目に位置し、昔ながらの商店街が残る住みやすい地域です。京橋や梅田といった大きな駅にもアクセスが良く、ご高齢の方と、若い層との世代交代が起こっているように感じます。また周辺には学校も多く、私が学校歯科医をしていることもあり、歯を口をケガしたというような事故での、飛び込みの子ども達も来ます。最近はほとんどの患者さんがインターネットで検索して来院されますし、歯周病治療を求めて遠方からも来ていただいています。

歯科医師としての情熱を、海外ボランティアにも発揮

患者さんと接する際に気をつけていることはありますか?

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患者さんに対して、一生責任を持つという覚悟で治療にあたるようにしています。自らの治療に一生責任を持つことは、医療人として当然のことだと思っています。当院が100年以上続いてきたのは、そういう意識で患者さんと接してきたからだと自負しています。院内に歯科技工士が常駐しているのも、責任の現れの1つ。患者さんの要望にすぐに対応し、誰が作っているのか歯科技工士の顔が見える形で責任もって治療したいと考えています。ほかにも、歯周病治療の病状を調べる検査には時間を要するのですが、まずは検査の必要性をお話しし、説明する時間を十分に設けるようにしています。

なるほど。先生が患者さんと真摯に向き合っていると感じます。その熱意はどこからくるのでしょうか?

どこからでしょうか(笑)。患者さんにはいつまでも自分の歯で健康に過ごしてほしいので、歯周病治療に関しては特に熱が入ってしまいます。歯周病の認知に時間がかかったように、その必要性を話しても、本当に理解してもらうには時間がかかるもの。数年たって、また戻って来る患者さんが、今まで何人もいらっしゃいました。だから私は「今、理解してくれなくてもいい。いつかわかってくれたらいい」と思って、患者さんに歯周病治療の大切さを訴え続けています。今日は必要ではなかったかもしれませんが、ある日ある時、私の言葉を思い出して治療を始めるかもしれませんからね。ですので、クリニックのカルテの保存義務は5年とされているところを、当院ではずっと保存し続けています。20年以上も前の患者さんが急に訪れても、その当時の治療がすぐにわかるので、驚かれることもあるほどです。

海外にボランティアにも行かれるそうですね。

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はい。国境なき奉仕団(チーム国境なき大阪代表)の活動で、阪神・淡路大震災や東日本大震災の時にも現地に足を踏み入れました。カンボジアやネパールなどで、むし歯の治療として、当初はブラッシング指導から始めました。しかし、井戸もないような環境ですから、うがいもできません。生活習慣から見直す必要があると思い、歯科医師でもある妻にイラストを描いてもらい配布しました。歯磨きの仕方や、生活習慣の改善、せっけんの使い方、感染の恐れのある鳥や犬などの危険な動物との接し方など、言葉の通じない子どもたちでもイラストならわかります。1999年から開始し、当時子どもだった子たちが今ではすっかり大きくなり、現地ボランティアができるまでに成長しています。しかし、まだまだ手を差し伸べられていないことも多く、60歳くらいまでは続けたいですね。

30年培ってきた経験を次の世代に継承したい

今後の展望をお聞かせください。

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後進の育成ですね。歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士はもちろんですが、受付スタッフの教育にも注力していきたいと思っています。患者さんはただ治療するために来ているのではありません。医師と患者さん、スタッフと患者さんも一つの人と人のつながりなんです。人とのつながりを大切にできる人材を育てたいと思っています。また当院には、インプラントや歯周病を専門的に学ぶ研修施設が併設されています。各種ライブ手術や歯周病セミナーなど、医療人としての教育にも尽力して、次の世代に多くの人材をつないでいきたいと思っています。

後進の育成に尽力を具体的に考えるきっかけが何かあったのですか?

ええ。患者さんって、最低限度の治療で済ませたいと思っているでしょう。治療に関して複数の選択肢を出す時に、まず年齢によって適切な治療法を考えます。例えば、お寿司を食べる時に、高齢者は量が少なく質が良いものを好む。でも若い方なら質よりも量がほしいですよね。歯の治療でも同じようなことがいえます。高齢の方はお口の中の状態を大きく変えることは負担が大きいんです。「できるだけこのままでいきましょう」というと喜ばれる人が多いですね。ですが、若い方は長い治療計画を立てることも、一気に大きな治療をすることも可能です。私も若い頃はこのような考え方ができず、悪いところを徹底して治すことが良いと思ってきました。そういった、世代間のギャップを埋め、伝えていくこと、歯科医師を育てていくことが必要だと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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病気は早期発見・早期治療することが最も重要です。特に歯周病は痛みが出ないために、症状が出てからクリニックに行って、すでに手遅れで歯を抜かなければいけない状態だったという人もいます。まずは、ご自身の状態をきちんと認識するために、歯周病の検査を受けてください。特に最近可能になった細菌検査は、何が原因なのか歯周病の犯人を特定する検査で、今後ますます広まっていくと思います。長い人生において、おいしく食べることができるということは、何物にも代えがたいこと。特に30代、40代、50代といった働き盛り世代から予防することが望ましいといわれます。お忙しいとは思いますが、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/30万円、インプラント治療/30万円、ホワイトニング/10万円~、歯周病治療/10万円~、歯周病細菌検査/2万円~

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