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小寺 幹子 院長の独自取材記事

小寺歯科医院

(東大阪市/新石切駅)

最終更新日:2021/10/12

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近鉄けいはんな線新石切駅から徒歩10分。歯ブラシを掲げた大きなロボットが目印の「小寺歯科医院」は、1982年の開院以来36年にわたって地域に愛されている歯科医院である。「表にあるロボットは、開業した父が欲しがったものなんです。父が亡くなった時に一人でこの歯科医院を背負った母が、父の代わりに見守ってもらおうと購入したもの。だから今でもこのクリニックは、父と母が見守ってくれていると思っています。」そう話してくれた小寺幹子院長は、父から母へ受け継がれたクリニックを2017年に継承した女性歯科医師。やわらかな笑顔と芯のある言葉が魅力的な院長に、クリニックや歯科治療へかける思いを聞かせてもらった。

(取材日2018年8月23日)

両親から引き継いだ、患者を第一に考える心

まずは歯科医師をめざしたきっかけを聞かせてください。

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大きな理由は両親が歯科医師だったことです。子どもの頃から歯科医師として働く両親の背中を見て育ってきたので、「大人になったら歯医者さんになって、この病院を継ぐんだ」といつの頃からか思うようになっていました。特別なきっかけはなかったですけど、何げない毎日の中に歯科医師の仕事の素晴らしさを感じていたように思います。小学校の頃には学校が終わるとこのクリニックに帰ってきていましたし、両親が忙しい時は仲良しの患者さんが面倒を見てくれたりもしていたんですよ。だから、ずっと通ってきてくださっている患者さんなんかは「あんなに小さな女の子だったあなたに治療してもらっているなんて不思議ね」なんて言ってくださる方も少なくありません。

実際に歯科医師になって、こちらのクリニックを継承されるまでの経緯を教えてください。

大阪歯科大学を卒業してすぐ帰ってきたわけではなく、最初は総合病院の口腔外科に在籍していました。そこでは、口腔がんなどの患者さんをたくさん診させていただきました。「歯医者さん=虫歯を治す人」というイメージもあると思うのですが、当時は患者さんの死と常に直面している日々でしたね。それからご縁があって東大阪の歯科クリニックで勤務医も経験しました。そのうちに父が亡くなり、母にかかる負担が大きくなっていたので、このクリニックの力になりたいなという気持ちで戻ってくることを決めました。でも、もともと歯科医師になることと、このクリニックで働くことは私にとってはイコールだったので、何か大決意をしたわけではなく、これもごく自然にそんなタイミングだったんだと思います。

継承するにあたって、何か心に決めたことはありますか?

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私がここを継ぐと決まった時、母が私に「これだけは守ってね」と言ってくれたことがあるんです。それは「とにかく患者さんを第一に考えなさい。経営を第一に考えては絶対にダメ。患者さんのことを思い、大切に診療しなさい」ということ。私は両親を見ていて、実際に両親が患者さんにそう接していたことを知っています。私がクリニックを引き継ぐということは、両親のそういう思いも含めて引き継ぐということだと思いますので、母の言葉どおり「患者さん第一の診療をしよう」と日々思っています。先ほども話しましたが、この場所は私にとっても子ども時代からの思い出が詰まった大切な場所です。そういったたくさんの思い出に恥じないよう、丁寧な診療をしたいと思っています。

患者の声を丁寧に聞いて、患者の希望を理解したい

患者第一の診療のために、心がけていることはありますか?

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患者さんの声を丁寧に聞くことです。何に困っていて、どうしたいと思っているのかをちゃんと理解して治療をすることを大切にしていますね。当院は4人の歯科医師が在籍しており、患者さんとマンツーマンの担当制になっています。特別にリクエストがなければ、毎回同じ歯科医師が対応しますので、通院していただきながらお互いに理解を深めて、いいコミュニケーションが図れるようになったらいいなと思っています。歯科医院に来るのを楽しみにしている人は少ないと思います。でも、少しでも歯科医師と仲良くなって「ちょっとお話でもしに行こうか」という気持ちで来てくださるようになればとてもうれしいです。そのためにも、なるべく気さくに顔を見合わせてお話ししたいと思っています。

先生の得意な治療はありますか?

こちらに帰ってきて、たくさんの患者さんを診させていただいていて感じるのですが、当院のようなクリニックは本当にいろんな患者さんがいらっしゃいます。年齢も性別も症状もさまざまです。ですから、町の歯科医院は幅広い知識と技術が必要だと実感します。だから、私は「歯のなんでも屋さん」をめざしています。そのために、勉強会や学会にも足を運び、すべてにおいて自分のレベルを上げる努力を怠らないようにしています。まだ小さい子のママでもあるので、遠方に出かけるのは大変なときもありますが、夫も歯科医師なので協力しながらやってますね。それぞれに別の勉強会に参加して、家で情報交換をすることもありますし、仕事でもプライベートでもいろいろと勉強はできるなと実感しています。

子を持つ母として、また歯科医師として、妊婦さんやお母さんに伝えたいことはありますか?

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実際に子どもが産まれると、今までとは生活が一変してすごく忙しくなると思います。どうしても子どもが優先になってしまう場合も多いですし、そのせいでなかなか自分のメンテナンスにまで気が回らない人も多いですよね。ですから、妊娠を考える時期が来たら、先に治療を終わらせておくといいと思います。そうすれば麻酔を使うような治療や薬に過敏になることもないですし、精神的にもいいと思います。また、妊娠中や出産後は体もどんどん変わります。大変な時期だとは思いますが、ぜひ検診に足を運んでほしいですね。そうして、健康で笑顔の素敵なお母さんになってほしいと思います。

一人の母親として、歯科医師として、今後も挑戦を

妊娠中や子連れでの通院はハードルが高いと思う人も多いのでは?

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そうなんですよね。それはもちろんよくわかります。でも、症状を放置してひどくなってしまうと、通院期間も治療時間も長くなってしまいます。勇気を出して足を運べば、子連れでもうまく迎えてくれる歯科医院はありますよ。当院もキッズスペースが隣にある診療台がありますし、お母さんが治療している横でお子さんを遊ばせることもできます。まだ遊べない、抱っこが必要なお子さんは、必要に応じてスタッフが協力します。うちのスタッフは、私よりも「小寺歯科歴」が長いベテランぞろいです。安心してお任せください。また、私も妊娠・出産を経験して共感できることもたくさんあります。同じ女性として、母として、気軽に相談していただければうれしいですね。

今後、挑戦してきたいことはありますか?

実際に子どもの保育園などでママ友と話をしていても、お子さんの正しい歯の磨き方だったり、デンタルフロスの使い方、重要性を知らない人がたくさんいるんですよ。その一方で、自分が虫歯に苦労したから子どもにはそんな思いをさせたくないと、一生懸命いろんなことを試している人も多いです。今はインターネットや雑誌など、たくさんのデンタル情報はありますけど、それを上手に活用することは難しいと思います。だから、私は一人のママ歯科医師として、例えばデンタルフロスの使い方をみんなで楽しみながらレクチャーするような会を主催したりしたいですね。そうやって、一人でも多くの人に歯の健康に興味を持ってもらえたらと思います。

最後に今後の展望と、通っている患者さんや読者にメッセージをお願いします。

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今後はよりわかりやすい説明ができるように、いろいろと工夫に取り組んでいきたいです。また、少子高齢化の時代に対応して訪問診療にも力を入れていきたいと思っています。院内の改装なども考えていますが、この昔ながらのクリニックを好きだと言ってくださる方の声や私の愛着もあって、すぐにはかなわないかなあと思います(笑)。ですから、まずはハード面よりも実際に患者さんに接する私たちが医療従事者として、また人としての質を上げる努力を怠らずにいたいと思います。そうして、来てくださる皆さまのお口の健康を守り、健康で楽しい人生を送るためのデンタルサポートをさせていただけたらうれしく思います。今後も皆さまの声を大切に、丁寧な診療をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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