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溝畑 正信 院長、古河 亜紀子 副院長の独自取材記事

翔聖クリニック

(東大阪市/瓢箪山駅)

最終更新日:2020/04/01

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近鉄奈良線の瓢箪山駅から、買い物客でにぎわう商店街を南へ。5分ほど進み右手へ曲がると住宅街のなかに「翔聖クリニック」の看板が見える。玄関前の駐車場では愛らしい歯のオブジェが出迎え、子どもにも親しみやすい。溝畑正信院長は1987年の開業から今日まで的確な診断と技術に基づいた外来診療に努め、また、訪問診療にも力を入れてきた。さらに近年は、小児歯科クリニックで経験を積み、日本小児歯科学会小児歯科専門医でもある古河亜紀子副院長がクリニックに戻り、父と二人三脚で診療にあたっている。開業当初は小学生だった副院長は、「患者さんと笑顔で話す両親の姿を覚えています」と優しい笑顔で話す。異なる強みをもつ父娘が思い描くクリニックのこれからについて、話を聞いた。
(取材日2019年7月30日)

外来・訪問診療・小児歯科の3つの柱

開業から30年、地域で親しまれてきたクリニックですね。

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【溝畑院長】愛知学院大学歯学部を卒業後、そのまま大学で病理の研究・教育に携わっていましたが、長男でしたのでね。40歳を機に関西へ戻り、地元の六万寺に近いこの場所で「溝畑歯科クリニック」を開業しました。当初は外来のみでしたが、周辺の高齢者関連施設から治療やケアの依頼を受けることが増えたのです。そこで2010年から、訪問診療にも取り組んでいます。訪問診療では歯科だけでなく、長くお付き合いのある介護施設に限ってですが、内科の診療も行っています。ご自宅や施設にお住まいの患者さんだからこそ、歯を含めた全身の健康管理へのニーズが高いと感じたためです。さらに2016年からは、浜松の小児歯科で勤務していた娘が診療に加わり、この4月からは副院長に就任、今は父娘で診療をしています。

最近、リニューアルをされたと伺いました。

【溝畑院長】私が診療していた時期の外来は大人、それも比較的ご高齢の患者さんが主でしたが、娘が子どもを中心に診るようになったので、診察室のチェアを新しいものに入れ替えました。また、大人向けのクリニックというイメージがあるようなので、子どもさんが親しみやすいような看板や内装も取り入れています。
【古河副院長】チェアの1つは、ベッドのように横になって治療を受けるデザインで、すぐ横にはキッズスペースを設けました。小さなお子さんが受診する場合、お母さんはそのご兄弟も連れて来られることが多いので、あえて診察室でも一緒に過ごしてもらえるようにしています。また、大きな鏡と流し台のあるブラッシングコーナーをつくりました。ここで、ブラッシングの練習をします。

副院長先生は、やはり院長先生の影響で歯科医師になったのですか。

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【古河副院長】クリニックが開業したとき、私は小学校2年生でした。当時は母も受付にいましたので、突然忙しくなった父や母に構ってほしくて、診察室をうろうろしていました。そんな中、患者さんと親しく話す両親の姿を見て、「いずれ私もここで働きたいな」という思いが芽生えていたようです。歯学部に進んだのちには、父の仕事を継ぐのであれば、一般歯科や歯周病など大人を診る領域を専門にすべきかとも悩みました。しかし、虫歯を削ったり歯周病を治療したりする以上に、「子どものうちから予防に力を入れて発症そのものを防ぎたい」と願うようになったので、父にも相談した上で小児歯科の道を進むことにしたんです。

子どもにも高齢者にも、世代に応じた診療を提供

その後のお仕事について教えてください。

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【古河副院長】研修医時代には医局員でもなかったのに小児歯科の医局へ入りびたり、先生方にも良くしていただきました。教授からは、静岡県浜松市にある「いぬづか子供歯科クリニック」をご紹介いただき、何度か見学に伺う中で、勤務医の募集がなかったにもかかわらず勤務させてもらえることに。時には大学にも通いながら、小児歯科の基礎知識や噛み合わせ、歯列矯正を学びました。院長先生からは、たいへん親身にご指導いただき感謝しています。おかげで、日本小児歯科学会小児歯科専門医の資格も取得できました。浜松で10年ほど過ごしたのですが、2016年頃からこちらと併診を始め、浜松の患者さんの治療を終えたこの4月からは完全に戻ってきました。ずっと小さなお子さんばかり診てきたので、大人を診るのは新鮮なことも多かったですね。

子どもの治療では、どのようなことを重視していますか。

【古河副院長】子どもの虫歯はかなり減っていますが、なくなったわけではありません。原因がわからないまま虫歯を削っても、また虫歯になる。それを繰り返すと、ご自分の歯がなくなってしまいかねません。自分の歯に勝るものはありませんから、なぜ虫歯ができたのか、その原因を一緒に考えています。また、歯磨きだけでなく飲食のタイミングや内容も大事です。ある程度の年齢になれば、お子さん自身にも歯ブラシやデンタルフロスの使い方を教えて、自分できちんと磨けるようにしていきます。さらに、歯並びには生活習慣や日頃の姿勢が大きく影響しますので、お母さんにはそんな話もお伝えします。診察は母子分離と同室、様子を見ながらどちらも可能で、子どもが泣く理由をしっかりと見極めて対応しています。
【溝畑院長】最初は泣いていた子も、泣かないようになってきますね。娘は子どもを診るコツをよく知っていると感心させられます。

では、成人の診療で大事にしていることを教えてください。

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【溝畑院長】私は歯学部で学ぶ以前に、薬科大学を卒業して法医学教室で研究や教育をしていました、愛知学院大学での経験もあり、診療では正しい診断をつけることを非常に大事にしています。症状だけでなく、その原因がどこにあるのか。細菌なのか、ミクロの視点でも検討します。原因が明らかで診断が的確なら、治療方針は自然に決まっていくものですからね。そして患者さんには、治療方針をわかりやすく丁寧に説明して、できるだけ保険診療内で最善の治療をするように心がけています。もちろん、インプラントや歯周病の治療も得意にしていますよ。口腔がんなど、ここで治療ができないものは、適した医療機関や先生方にご紹介します。
【古河副院長】ご高齢の患者さんでは、口腔ケアを受けるために定期的に通われる方も多いですね。体調が優れない患者さんに対しても、父は様子を聞きながら手際良く診療を進めていて、学ぶことばかりです。

父から娘へ、地域からの信頼を引き継ぐ

訪問診療はどのように行っているのですか。

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【溝畑院長】訪問診療を担当する歯科医師が5人、スタッフも20数人いまして、車が5台程度あります。歯科医師1人、歯科衛生士2人、歯科助手1人の4人体制で近隣の居宅や施設を回ることが多いですね。当クリニックの訪問診療では、外来とほぼ同レベルの内容を提供できることが強みです。エックス線撮影もできますし、虫歯の処置や入れ歯の作製にも対応しています。もともと外来に通っていた方が通院できなくなり、ご自宅に伺うケースも出てきています。

副院長先生から見た院長先生は、どのような医師ですか?

【古河副院長】とにかくアクティブで、これと決めた仕事に迷わず取り組むパワーには驚かされます。さまざまな社会奉仕活動、歯科医師会、警察からの鑑定依頼、趣味の登山……。もっと診察室で、いろいろなことを教えてほしいと思うぐらいです(笑)。また、患者さんからの信頼も厚いですね。歯科医院が苦手でも父の治療なら受けられると、最後の砦として頼ってくださる方もいらっしゃいます。山好きで写真を撮る父と患者さんが、山の話で楽しそうに盛り上がっていることもありますよ。
【溝畑院長】法医学教室にいた経験から、大阪府警の依頼で身元確認を引き受けています。大阪府警の歯牙鑑定件数は非常に多く方法も確立されているので、私は今、後進の歯科医師にノウハウを伝える立場ですね。

最後に、クリニックの今後についてお聞かせください。

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【古河副院長】最近では、子どもを連れてきたお母さん世代が受診される機会も増えてきました。院内でマザースクールを開いて、健やかな歯を育ててもらうために歯や口腔に関するさまざまな知識をお伝えしていきたいと考えています。また、父がしてきた仕事や経験を学び、これからも安心して受診してもらえるクリニックにしていきたいと思います。
【溝畑院長】娘が子どもを診られる歯科医師として戻ってきてくれたので、若い世代の患者さんも徐々に増えています。これまで取り組んできた訪問診療にも引き続き力を入れながら、地域の歯科医療に貢献していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・成人向け:インプラント治療/45万円~
・小児向け:早期拡大矯正治療/11万円~(※別途毎回の調整料がかかります)

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