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高津 裕介 院長の独自取材記事

高津矯正歯科

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2021/10/12

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東急田園都市線・二子玉川駅から歩いて3分。どことなく下町風情を残す商店街の入り口にある「高津矯正歯科」。アロマの優しい香りが漂う院内は、ブラウンと白を中心にシックにまとめられ、落ち着いた気分で診療を受けられる環境が整えられている。2008年の開院以来、審美性だけでなく、口腔内全体を考えた矯正治療や予防歯科に力を注いできた院長の高津裕介先生は、「成長期から始める矯正治療」を推奨。その目的、ロジックをわかりやすく解説してくれた。高津院長が考える理想の矯正治療について聞いた。

(取材日2016年6月30日)

意志を持って治療に臨む人たちの力になりたい

開業にあたって二子玉川を選ばれたのはなぜですか?

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開業するなら、歯科矯正への理解があって、患者さんのニーズが高い場所でやりたいということが第一にありました。そのぶん患者さんからの要求度も高いでしょうが、やりがいや手応えにもなるだろうと、二子玉川での開業を決意しました。実際に開業してみると、思った以上に街の方々が温かく、この街を選んで良かったと実感しています。

矯正歯科を志したきっかけは何だったのですか?

高校生のときに、これからの日本は世界一の高齢化社会になると聞いて、高齢者=入れ歯が増えるのだろうと思ったことが、歯科医師の仕事に興味を持ったきっかけのひとつです。入れ歯になることで、食事の制限が出てくるだろうし、生活の質が低下するのではないか、歯科医師になって良い方法を見つけることはできないだろうかと考えて、歯科の道に進みました。矯正歯科を専門に選んだのは、予防という観点で興味を持ったから。また、一般歯科ですと虫歯で仕方なく治療に来る患者さんが多いと思いますが、矯正治療の場合は、自らの意志で来院し、明確な目標を持った患者さんがほとんど。歯科医師としては高いモチベーションに応えていくほうが、やりがいがあるのではと思いました。

矯正治療を開始するタイミングについてお聞かせください。

歯と歯茎が健康であれば、たとえ高齢になっても治療は可能です。しかし、成長期である中学生・高校生くらいで治療ができるのであればそれがベスト。小学生のうちはまだ永久歯がすべて生えそろわず歯列が完成していないため、開始時期としては少し早いと考えています。なので当院では、治療のいわば下準備を小学生のうちから始め、中学生や高校生で矯正治療を受けることをお勧めています。ただ、みんながみんな年齢で線引きできるわけではありません。例外もあって、例えば、受け口などの場合は子どものうちに早めに治療を始めます。

開始時期には、一人ひとり適したタイミングがあるのですね。

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そうですね。今は一般的に見て、矯正開始時期の線引きが緩すぎる印象を受けます。「とりあえず周りの子たちが始めたからうちの子も」という感じでで、早く治療しなくてはいけないと思っている親御さんが多いのではないでしょうか。そういったこともあり、当院では乳歯から永久歯に生え変わる時期の子どもたちの定期健診に力を入れています。虫歯や神経のチェックだけでなく、歯並びや顎の成長、噛み合わせも検査し、歯が生え変わった後の変化も予測した上で、「この子はまだ大丈夫、この子は早めに始めたほうがいい」と精査し、検査結果とともに、矯正治療の必要性の有無、開始時期についてのアドバイスを毎回詳細に行っています。

最終ゴールは、生涯自分の歯で食べられること

定期健診では歯磨き指導も熱心に取り組んでいるそうですね。

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矯正治療中はもちろん、治療後も虫歯にさせたくありませんから、歯ブラシ指導をとにかく徹底しています。単にクリーニングできれいにするだけではなく、正しいブラッシングのしかた、正しい歯磨きの習慣を小学生のうちに覚えてほしいのです。どこに汚れが残っていて、それはどう磨けばとれるのか、お話をしながら丁寧に指導しています、きちんと磨けるようになって矯正を開始するのが理想ですね。開業して10年近くたちますが、開業当初からメンテナンスを続けてきた子どもたちが、ようやく永久歯が生えそろって、この数年で治療をスタートしたところなんですよ。

先生が考える理想的な矯正治療とは?

歯科矯正は、例えるなら都市再開発のようなもの。そのままでいい部分は大切に残し、弱点や悪い部分は整備して、将来を見据えたより良い町づくりをめざしていく。個別に家を建て直すのとは違い、町全体を新しくつくり変えていくという点が歯科矯正と似ています。矯正治療目的は単に見た目をきれいにするだけではありません。年を取っても歯を失うことなく自分の歯で食べられるということが最終的なゴール。そのためにも小学生から下準備を始め、中・高生で治療を完了させ、大人になり、さらに高齢になってもメンテナンスを続けていくのが矯正治療の理想的なパターンだと考えています。

患者のニーズに応じて、さまざまな矯正治療に対応しているとか。

ご要望で多いのは他人から気づかれず治療したいということです。当院では「目立たない矯正」をスタンダードとし、透明や白色のワイヤーとブラケットによる矯正、裏側からの矯正、取り外しができるマウスピース型装置を使った矯正、以上3つの治療に対応しています。お仕事などの関係で装置を見せたくない方は、裏側矯正か取り外せるマウスピース型矯正装置を、見えてもいいという方も、ワイヤーとブラケットが目立たない矯正装置を使います。やはり中学生のお子さんですと見た目は特に気にしますからね。治療中の痛みについては、やわらかいワイヤーを使うことでずいぶん改善されましたし、ロジックに基づいた治療計画を立て、常に適切な力をかけ続けることで、効率よくかつ負担の少ない治療を行うことが可能です。痛みはまったくないわけではありませんが、違和感程度です。

思い出に残る患者さんとのエピソードをお聞かせください。

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以前、治療した男の子から手紙をもらったことがありました。引っ越すと聞いていたので、治療最後の日、お母さんと一緒に診察室を出ていく後ろ姿を見送りましたが、後でその子だけが診察室に引き返して「先生、これ」と手渡された手紙には、「僕の歯を治してくれて、ありがとうございました」と、丁寧な字で書かれてありました。治療期間は半年と短めでしたが、私のことを信頼してくれ、治療を喜んでくれたんだと思うと胸が熱くなりました。もう10年近く前の出来事ですが、手紙は今も大切にとってあるんですよ。

コミュニケーションと、信頼関係を大切に

患者さんへの対応で心がけていることは?

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診療中は、診療台に座っている患者さんが、自分の親だったら、子どもだったらという気持ちを忘れずに接しています。技術も大切ですが、患者さんがどんなことを期待して私のもとに来てくださっているのかを的確に把握するように心がけています。歯科矯正治療は長いものだと数年に及ぶので、患者さんの気持ちや考えを尊重し、信頼関係を築くことが重要なんですね。また、長きにわたるお付き合いだからこそ、治療を終えたときの喜びは、患者さんにとっても私にとってもひとしお。ずっとお口の中にあった装置が外れ、「何だか口の中が寂しい」とおっしゃる方もいますが、装置を外したご自身の顔を初めて鏡で見るときは、皆さん「わぁ!」と感嘆の声を上げます。その様子を見るのは僕にとってもうれしい瞬間です。

休日はどのように過ごしていますか?

休みが少ないのでなかなかゆっくりできる時間はありませんが、家にいるときは映画を見たり本を読んだりしてのんびり過ごしています。映画はサスペンスものが好きですね。あと、最近は奥さんと果物などの植物を育てています。水やりのタイミングが結構難しいんですよ。すぐ虫がついたりもしますし。収穫だけでなく、そういう大変さも含めて楽しんでいます。

今後の展望をお聞かせください。

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歯科用CTを用いてより的確で安全な診断を行い、歯並びだけに満足するのではなく、口の中全体の健康をサポートしていけるように、今後もさらに勉強を深めていきたいと思っています。目標は、今の患者さんのお子さんやお孫さんもここに来てくれるような、家族ぐるみで信頼される歯科医院になること。とにかく誠実に、責任感を持って診療し、いろんな悩みの一つ一つ答えるよう努めています。開業して来年で10年目を迎えますが、これからの10年も今まで培ってきた経験をもとに地道に診療し、皆さんに喜んでいただけるように頑張ります。どんなに些細なことでも気軽に相談できるような、地域に溶け込んだ歯科医院をめざしていきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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