「自分の歯は自分で守る」
子どもの健康意識を育むための小児歯科
久米おとなこども歯科
(神戸市長田区/鷹取駅)
最終更新日:2026/01/14
- 保険診療
定期検診でむし歯が増えている子どもが多いことに疑問を持った「久米おとなこども歯科」の久米徹院長。日常生活について保護者に聞いたところ「仕上げの歯磨きも子どもに任せている」「おやつばかり食べている」という返答に驚いたとか。一般的に10歳までの子の場合、保護者が仕上げ磨きを手伝うことが推奨されるが、実際その多くは子どもが自立して歯磨きできることを望んでいる。それなら、自分で自分の歯を守れる子どもを育てようと久米院長は一念発起。まず同院を大改造し、1階のガレージを子どもたちが集まれるスペースに変更。これまで開催していた「親子教室」をアップグレードし「ピカもぐベビー」「キッズデンタルアカデミー」「育WELL」の3つの柱をつくった。今回は2026年1月スタート予定の、これらの取り組みについて取材した。
(取材日2025年12月2日)
目次
遊び感覚で楽しく通える子ども向け教室で「自分の歯を自分で守れる」自立性の育成をめざす
- Q子ども連れの方からは、どんな相談が多いですか?
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A
▲子どもたちが歯の予防について学べる場をつくりたいと話す院長
学校の歯科検診の結果や、生え替わりの途中の歯がガタガタしていて不安、などのご相談が多いです。それをきっかけに「矯正を考えてあげたい」という方もいらっしゃいます。クチコミを聞いて来られることもありますね。当院では、通常の診療とは別に「親子教室」を設けて、お子さんのお口の成長を見守りながら、歯の磨き方や食事の与え方などをレクチャーしています。2026年1月からは、さらに内容をアップグレードし「ピカもぐベビー」「キッズデンタルアカデミー」「育WELL」を3つの柱に、子どもたちが楽しく歯の予防について学べる場をつくる計画を推進中です。
- Q0歳から始める予防教室もあると聞きました。
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A
▲親子で正しい歯磨き指導を受けられる「ピカもぐベビー」の開催
それが「ピカもぐベビー」です。多くのお母さん方は病院やクリニックで出産後、インターネットなどで情報を得ながら、お家で一人で子育てをするケースが増えてきました。しかし、インターネットに流れる情報がお子さんの成長に合っていることはまれですし、誤った情報収集が原因でお口の機能不全、発達不全を招く恐れもあります。そんな時代の中で「僕らができることは何だろう?」と考えてつくったのが、0歳から通ってもらえる「ピカもぐベビー」です。むし歯予防のため歯科衛生士による歯磨き指導を受け、お口と全身の健康を考慮した離乳食を管理栄養士が伝授するなど、全8回のコースに親子で参加していただけます。
- Qお子さんが自分の歯に興味が湧くように促しているそうですね。
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A
▲「自分の歯は自分で守る」小学生対象。歯の予防法を学べる教室
「10歳までは、仕上げの歯磨きは親御さんが」と伝えてきましたが、なかなか思うようにいきませんでした。親御さんは早く子どもに自立してもらいたいからです。そこで、僕たちが貢献できることを考えた結果つくったのが「キッズデンタルアカデミー」です。少人数の学級形式で、ゲームをしながら楽しく歯の予防法を学べる教室を予定しています。歯磨きの必要性や健康な歯を守ることの大切さが、自然と知識として育つよう努めます。小学1年生から6年生までが対象で、月1回、同じ曜日同じ時間に通って、習慣化をめざします。「自分の歯は自分で守る」という健康意識を芽生えさせ、育てることで、むし歯や歯周病からお子さんを守りたいのです。
- Q成長に合わせて、姿勢や呼吸の相談にも乗っているとか。
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A
▲健やかな口内の成長を促すことを目標に相談、治療を行う
お口の成長がうまくいっていないお子さんは、姿勢が悪かったり、お口がぽかんと開いたままで鼻呼吸ができない子も多いですね。そういうお子さんに、より良くなってもらうために、治療をメインに考えた「育WELL」でご相談に応じます。悪い姿勢とお口の筋力の発育不良は混在していることが多いですが、その原因はお子さんごとに違います。原因を「キッズデンタルアカデミー」で見つけ出し、治療は「育WELL」で行っていく。この2つのコースを行き来してもらいながら、健やかなお口の成長を促していくことが目標です。スマートフォンの普及による猫背やストレートネックなど、子どもたちの姿勢改善のお手伝いもしていこうと考えています。
- Q子どもの成長を見守る保護者の方に伝えたいことはありますか?
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A
▲自身の経験が、全身を意識した歯科に取り組むきっかけになった
「うちの子は猫背で」「いつも口が開いている」「夜、いびきをかく」「おねしょが治らない」「落ち着きがない」というお悩みをよく伺います。こんなお悩みも、歯科と深く関わっていることが実はあります。私の娘がそうでした。いびきで睡眠中に無呼吸状態になっていたり、眠りが浅いせいで目の下にくまができたりしていましたが、調べた結果、歯並びが原因だったことがわかりました。このことが、全身を意識した歯科に取り組むきっかけにもなりました。単に歯をきれいに並べるためだけでなく、お口の中から健康になっていくための矯正は、価値のある方法だと思います。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

