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久米 徹 院長の独自取材記事

久米歯科医院

(神戸市長田区/鷹取駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR神戸線の鷹取駅前すぐにある「久米歯科医院」は40年以上もの歴史あるクリニックだ。2018年より実父から継承した2代目の久米徹院長は、プライベートではスキーにテニス、釣り、ダイビングなど多彩な趣味を持つ行動派。先代の理念を引き継ぎながらも、持ち前の探究心と行動力で新しい診療モデルや考え方を自ら学び、積極的に取り入れている。「父のように患者さんに喜ばれ、感謝される歯科医師になりたい」と語る久米院長。同院の診療方針、現在最も力を入れている小児予防歯科と正しい口腔機能を獲得するための小児矯正、今後の展望など話を聞いた。

(取材日2021年1月7日)

「患者は家族」。先代の父の思いを継承

院長になるまでの経緯を教えてください。

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この歯科医院はもともと父が1980年に開院し、自宅を兼ねていたので、私も子どもの頃から身近に感じて育ってきました。父が患者さんに感謝されている姿を見たり、技工士さんと話をしたりしているうちに、中学生から高校生くらいの間に、自然と歯科医師をめざすようになりました。2002年に大阪歯科大学を卒業し、同附属病院で研修した後、2004年から当院の父のもとで働き始めました。当時は歯石を取るところからのスタートでしたが、虫歯治療、詰め物・かぶせ物、入れ歯、インプラント治療、矯正、噛み合わせの治療……などと一通り経験を積んで、2018年に院長職を引き継ぎました。

院内は新しく見えますが改装されたのですか?

10年ほど前に改装しました。当院には長く通っていただいているご高齢の患者さんが多いですが、1階をバリアフリーにして、手術室を兼ねた診療室を設けたので、車いすの方や階段の上り下りに不安がある方にも安心してご利用いただけると思います。また、父は診療中もネクタイをするほど実直で、院内はグレーを基調としたシックな内装だったのですが、私の希望で、暖色も取り入れた温かみのある空間にしました。お子さんや若い方にも緊張せずリラックスしていただけるのではないかと考えています。ただ、全面的に見直したというわけではなく、例えば各ユニットのスペースにゆとりをもたせるなど、動線を広めに取っているのは、父の頃から変わらない点です。

お父さまから診療方針など受け継がれたものはありますか?

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父が開院時から理念にしていた、「患者さんを家族同然に考えて接する」ということです。これは私だけでなく、スタッフにも話をして共有しています。自分がしてほしくないと思うことを人にしてはならない、もし望ましくない方向に進みそうになったらより良い方向に導くように努める。といった「恕」の精神に通ずる考え方ですね。当院では「まずは相談だけ」という患者さんにも対応しており、家族のように親身になって10年後20年後の患者さんの口腔内について考え、一緒にお口の中の健康を守っていくことをめざしています。患者さんにも気になっていることをご遠慮なく、お気軽にご相談いただければと思います。

子どもに虫歯のない未来を贈りたい

診療の特徴を教えてください。

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現在、子どもの予防歯科に最も力を入れて取り組んでいます。その理由は、小さい頃から虫歯を作らない・歯周病にならない知識と、そのためのホームケアの技術を身につけてもらわなければ、健康なお口を維持できないと考えたからです。また歯が生え始める前の授乳期や離乳期の習慣が、お口周りの筋肉の発育や正しい飲み込み方・噛み方につながる口腔機能の発達に影響を及ぼすと考えます。お口の悪い癖があると、例えば「お口ポカン」といわれるお口が常に開いた状態で口呼吸になりやすくなるなど、子どもの健康にも関係するのです。一般的に7歳くらいまでに上顎が成長しますが、この上顎が未発達だと正しい口腔機能の獲得が難しい上、永久歯が並び切るスペースが十分でないことから歯並びが悪くなってしまいがちです。そのため上顎の成長を助ける「顎顔面矯正」も取り入れました。

お子さんの診療の際に気をつけていることはありますか。

まずは「できることを増やしていく」ことを大切にしています。最初は待合から診療室に入る、一人で椅子に座る、寝転んで手をおなかの上に置く、お口の中を見せる、風や水が出る機器を手で触る・口の中に入れる、バキュームで水を吸われる……と段取りを組んでやっていって、最終的にエックス線が撮れる、ドリルで削られることができる……が目標です。虫歯が痛むなど緊急性があるお子さんでも無理やり押さえつけて治療することは避け、応急処置をしてその子が治療できるようになるまで成長を待つようにしています。どうしても治療が必要なときは笑気麻酔の用意もあるほか、全身麻酔での歯科治療が可能な病院をご紹介することもあります。

もともと成人の予防歯科にも力を入れてきたそうですね。

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小児歯科診療にも生かしているのが、一般歯科で行っている「メディカルトリートメントモデル」といわれる診療の基本の流れです。これは始めに患者さんの抱えるリスクとその原因を明らかにし、必要最小限の治療を行い、定期的なメンテナンスにつなげていくというもの。さらに、私が勉強してきた噛み合わせなどについても加えて実践しています。例えば初診の患者さんがいらしたら、必要なら応急処置をし、口の中や全身の写真撮影、口腔内エックス線検査、唾液検査、生活習慣のチェックなどで記録を取り、丁寧にご説明します。ご納得いただいた上で、歯石取りや歯磨き指導などを行い、歯茎の状態の改善を確認してから治療に入り、今後の予防プランをご提案します。お子さんはもちろん、大人の方にも歯科医院は治療のためではなく予防のために通うところというイメージを持っていただけたらうれしいですね。

赤ちゃんのうちから、楽しく気持ちの良い歯磨きを

他にこだわっているところはありますか?

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衛生面には気を配り、感染予防に努めています。これは口腔外科の勉強に週に1回行っていた神戸市立医療センター西市民病院のやり方を参考にしました。感染症をお持ちの患者さんの診療時のみ細心の注意を払うのではなく、どの患者さんからも感染の可能性があるという考え方のもと、すべての診療において消毒・滅菌・衛生管理を当院の全スタッフが徹底しています。粉じん・ウイルスが飛び散らないように吸引するための口腔外バキュームも備えました。また、衛生面だけでなく、根管治療を行う際に重要なマイクロスコープや歯科用CTなどの機器類も導入し、患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりに励んでいます。

今後の展望をお聞かせください。

子どもの頃から正しいケアと生活習慣を心がければ、虫歯ゼロで過ごすことも夢ではありません。ですから、子どもの歯に対する啓発活動により力を入れていきたいと考えています。ただすでに歯科医院を怖いと思っているお子さんも少なくありませんから「歯科医院は怖くないよ」と伝えるところから始めようと考えました。そこで間もなくスタートさせるのが全5回シリーズの「親子はみがき教室」です。親子でコミュニケーションを取りながら、赤ちゃんのうちから歯磨きは楽しい・気持ち良い、口の中を触られることは嫌なことではないと感じてもらうのが目的で離乳についてや虫歯予防についての情報も盛り込んだ内容になっています。そのほかにも子どもが楽しいと感じられるような、例えば歯医者さん体験などのイベントを当院で企画できればいいなと思っています。歯科医院に親しみを感じてもらい、子どもの頃から歯を大切にする習慣を広めていければ良いですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当院で注力している小児歯科診療は、単に治療して終わりではなく、永久歯の生え替わった後の未来に向けての準備といえます。正常な口腔機能の獲得と、大人になったときに虫歯や歯周病にならないような環境づくりのために、当院を活用していただきたいですね。またすでに成人されている方は、ご自身のリスクやその原因を知って、口腔環境を改善し、長く良い状態を保つことが大切だと思います。当院では、噛み合わせも含めて総合的にお口の状態を確認させていただき、改善に向けたご提案をいたします。もちろん、メディカルトリートメントモデルの各種検査やメンテナンスの通院間隔、治療プランなど、当院から強制するものではなく、ご希望をお伺いします。当院でできることは家族のような姿勢で、全力でお手伝いさせていただきます。なお、もし当院で治療することが難しい症例の場合は、専門の他医療機関をご紹介しますので、まずはご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本44万円~、小児矯正/44万円~、成人矯正/55万円~、ホームホワイトニング/トレー代:5500円・ジェル代:3300円、唾液検査/3300円

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