歯と全身の健康を支えるために
歯科医院による病・診・介護連携
まつさか歯科医院
(神戸市垂水区/塩屋駅)
最終更新日:2026/07/14
- 保険診療
「歯のことは、いつもかかりつけの歯科医院に任せている」という人は多いだろう。しかし、口腔内の健康を守るには、そのクリニックの歯科医師だけでなく、院内のスタッフをはじめ、ほかの診療科や多職種との連携が不可欠であることを知っているだろうか。「高齢化が進む今だからこそ、医科、歯科、介護が連携し地域全体で患者さんを支えていくことが大切です」と話すのは、1984年の開業から地域密着の診療を続けてきた「まつさか歯科医院」の松坂一矢院長。院内スタッフとのチーム医療をはじめ、地域医療機関や介護事業者との連携を重視する松坂院長に、同院の院内外との連携について詳しく聞いた。
(取材日2026年7月9日)
目次
院内スタッフをはじめ近隣の医科クリニック、病院、介護事業者と手を携え、地域の歯と全身の健康を支える
- Q歯科診療や予防において、院内ではどのように連携していますか?
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A
▲歯科医師とスタッフが密に連携を行い、全員で患者を支えている
当院には、歯科衛生士が在籍しており、治療後の定期メンテナンスや、専門的なクリーニング、ブラッシング指導などを通じた虫歯・歯周病予防に取り組んでいます。初診時には必ずカウンセリングを行い、患者さんがその時に抱えておられるお口のお悩みやご希望を丁寧にヒアリングしてきました。また、治療には歯科医師をはじめ、さまざまなスタッフが関わるので、目線合わせがとても重要です。そのため、申し送りやサブカルテを用いて可能な限り患者さんの情報をスタッフ同士で共有しています。受付事務も歯科助手も歯科衛生士も、長年勤務を続けてくれているベテランぞろいで、積極的に患者さんの不安に寄り添ってくれるので助かりますね。
- Q診診連携や病診連携についても教えてください。
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A
▲近隣の病院とも連携し、一人ひとりに合った治療計画を立てる
安心安全な歯科治療のためには、お口だけでなく全身の健康状態を把握することも大切です。当院では、糖尿病や高血圧、心疾患、骨粗しょう症などの患者さんに対して、必要に応じて医科の主治医と情報共有を行い、全身状態や服薬内容を確認しながら治療計画を立ててきました。また、歯科医師会の活動の一環で近隣の病院と連携し、手術やがん治療を予定されている患者さんへの周術期口腔機能管理に取り組んでいます。治療の前から病院の主治医と情報を共有し、虫歯や歯周病の確認・治療、歯石除去などの口腔ケアを行い、術後には肺炎や感染症のリスク軽減を図ってきました。今後も垂水区一丸で地域の人々の健康をお守りしていきたいですね。
- Q介護事業者など、多職種との連携についてはいかがですか?
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A
▲口腔内だけでなく、全身の健康のことも考え診療を行う
当院では訪問歯科診療を行っており、地域のさまざまな専門職との連携を大切にしています。例えば、訪問先ではケアマネジャーをはじめ、介護職員やご家族と情報共有を行いながら診療を進めてきました。患者さんの日常生活の状況や介護上の課題を把握することは、お口の状態はもとより全身の健康、ひいてはその人らしい生活をサポートすることにつながるはずです。実際に、訪問歯科診療を通じてケアマネジャーとのつながりが生まれ、地域の相談窓口として新たなご依頼をいただく機会も増えています。
- Q歯科医師として、医療連携の大切さをどのようにお感じですか?
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A
▲検査時は、負担の少ない検査を行ことを心がけている
先ほど申し上げたとおり、全身疾患のある患者さんの場合、必要に応じて医科と綿密に連携をしていますが、抜歯など外科処置を行う場合は特に医科歯科連携が必須と考えています。例えば、心疾患や脳血管疾患の治療で抗凝固薬や抗血小板薬を服用されている患者さんの場合、抜歯などの外科処置に際して出血リスクへの配慮が必要になります。一方で、薬を中断すれば脳梗塞や心筋梗塞など重大な病気のリスクが高まる可能性があるため、自己判断による休薬をしないよう患者さんにお伝えする必要があるのです。医科歯科連携は、歯科の治療だけでなく医科の治療を守るためにも重要なことと考えています。
- Q今後、地域の歯科医院としてどんな役割を担っていきたいですか?
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A
▲不安なことがあれば、気軽に相談して欲しいと話す松坂院長
当院は住宅街に根差した地域密着型の歯科医院ですので、地域の皆さまが気軽に相談できる存在でありたいと考えています。そのためには、当院だけでなく、近隣の病院やクリニック、介護事業者などとの連携は欠かせません。これからも、各所との連携力を強め、「困ったときはまず相談してみよう」と、患者さんが安心して受診できる歯科医院をめざしていきたいですね。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

