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玉川 浩 院長の独自取材記事

玉川歯科医院

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2022/04/22

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神戸のビジネスと観光の中心地である元町駅から徒歩約3分。通りに面した7階建てビルの2階に「玉川歯科医院」がある。同じ歯科医師だった父親が開業した歯科医院を引き継ぎ、2代目となる院長を務める玉川浩先生は、40年以上の経験を持つベテランだ。落ち着いたレイアウトの院内には、先代の院長が描いたという絵画が飾られるなど、アットホームな雰囲気が漂っている。加齢に抵抗するのではなく、向き合いながら歯の健康を守っていこうという「ウェルエイジング」を一つのキーワードとして日々診療にあたっている院長に、歯科医師をめざした経緯から診療の方針、力を入れているという予防歯科のことなど、いろいろと話を聞いた。

(取材日2018年11月28日)

治療におけるすべてのステップを大事にしている

歯科医師をめざした理由と、開業までの経緯をお聞かせください。

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歯科医師だった父親の影響が大きいですね。ある時ノーベル賞を受賞した湯川秀樹さんの伝記を読んで感銘を受け、一度は静岡大学の理学部物理学科に進んだんです。学者も魅力を感じましたが、地域の健康を支える歯科医師に強く魅力を感じ、大阪大学の歯学部を受け直しました。卒業後は、大学とつながりのあった鳥取市の歯科医院に2年間勤務した後、父が開業していた歯科医院でさらに2年間勤務してから、院長を引き継ぎました。1995年に現在のビルに建て替えたんですが、完成したのが阪神・淡路大震災の日でした。急いで見に来たらガラスが割れていたりしてひどい状態でしたが、建築屋さんに調べてもらったところ、建物の本体は無事でしたので、なんとか移転開業することができました。

お父さまから引き継ぐにあたって心がけたことなどはありますか?

父とはだいぶ年齢も離れていたこともあり、診療の内容もだいぶ違っていましたが、「自由にやりなさい」という感じで、温かく見守っていてくれていました。父が診ていた患者さんは私が引き継いで診るようになりましたが、その前からここで勤務医として働いていましたし、父もしばらくは診察していましたから、2人重なっている時期が5年間くらいあって、引き継ぎもスムーズでした。父は患者さんとお喋りをするのが好きで、よく話し込んでいました。

診療において心がけていること、大事にされていることを教えてください。

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どんな治療でも、一つ一つの処置を丁寧にすること、できるだけ痛くないように治療すること、治療後の状態を長持ちさせるようにすることですね。その中のどれかが特に重要なのではなく、すべてのステップが大事だと思っています。あと、私は日本歯科先端技術研究所というグループに参加しているんですが、そこで以前、加齢に抵抗するのではなく、加齢と向き合うという意味の「ウェルエイジング」というテーマで講演をしたことがあって、それ以来当院の診療方針の一環として、ホームページなどにも載せるようにしています。実質的には、メンテナンスをきちんと行うことで、加齢に伴って歯が悪くなり、最後には抜けてしまうのを防ごうということです。

予防の大切さを伝える診療に注力

予防歯科については、どのような取り組みをされていますか?

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よく患者さんに「野生の動物は歯磨きをしなくても虫歯にならないのに、なぜ人間は虫歯になると思いますか?」と質問するんですが、虫歯菌の栄養源は糖類なんです。肉食動物は肉、草食動物は草ばかり食べていますが、人間は米や小麦など糖類を含んだ炭水化物や、サトウキビなどから採れる砂糖を取るようになり、虫歯が多くなりました。それは遺跡などから出た骨からもわかってきています。患者さんにはそういった具体的な話をしながら、一方で顕微鏡を使って口腔内のばい菌の存在をお見せしたりすることで、予防の大切さを実感してもらえるようにしています。

理由を実感してもらうことが重要なんですね。

「歯を磨くのは何のためだと思いますか?」と質問すると、多くの人は「食べかすを取り除くため」と答えますが、まずそこから考えの誤解がはじまります。除去する必要があるのは、ばい菌なのです。例えば寝る前に歯磨きをしないと、翌朝口の中がネバネバして気持ち悪いでしょう。それはバイオフィルムという、ばい菌の膜ができてしまうからなのです。それを防ぐために毎日歯磨きをするのですよ、といった説明を一人ひとりにするわけですが、1回で全部話そうとすると長くなってしまうので、少しずつ分けてお話しするようにしています。そういった理由がわかると、患者さんも毎日歯磨きしてくれるようになります。また、自分の歯が抜けたらインプラントを入れることはできますが、それも歯周病がひどくなれば、骨が溶けて抜けてしまうこともあります。そういったことも、前もって説明するようにしています。

予防を確実に実践するためには、どんなことが必要でしょう?

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基本は毎日の歯磨きを習慣として定着させることです。でも単に「毎日歯磨きをしなさい」と言うだけでは、「めんどくさいから今日はいいか……」と思ってしまうこともあるでしょう。それが必要な理由を説明することも、私の役目だと思っています。それに気づいたのは、以前当院で働いていた歯科衛生士が辞めた時でした。歯科衛生士の仕事を自分がするようになって「患者さんが予防するために歯磨きが重要だと理解できていないのだな」と思い、丁寧にわかりやすく説明をするようになりました。時には同じ話をしてしまって、スタッフに「先生、この前と同じ話をしていましたよ」と言われるのですが、「これはお経のようなもので、1回では患者さんの記憶に残らないから繰り返し話してるんだよ」と言っています(笑)。

目先の治療だけでなく長期的な歯の健康を考えてほしい

患者さんへの対応で気をつけていることはありますか?

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歯医者に対して「痛い・怖い」というイメージを持っている患者さんも多いので、できるだけ痛くないように、怖い思いをしないようにと心がけています。1回でもそういった経験をしてしまうと、患者さんの足が歯医者に向かなくなってしまいます。特に子ども時代にそういった思いをした人は、トラウマになっていて、大人になってからも恐怖心をお持ちの方が多いようです。そういった方でも治療が終わるまで通っていただけるような診療を心がけています。また、患者さんの中には「とりあえず痛みだけ取ってくれればそれでいい」と思っている方もいらっしゃいますが、現在ある痛みを除くことと、予防することとは別の問題です。目先の処置だけでなく、長持ちさせるにはどうしたらいいかということにも注意を向けてほしいと思っています。

歯科医院としての今後の展望をお聞かせください。

今後は、患者さんご自身の歯を守るために、予防歯科とインプラント治療、マウスピース矯正といった分野に力を入れていきたいです。予防歯科の観点から考えると、口腔内の歯はバランスで成り立っているので、歯が本来あるべき本数より少ないと残っている歯に負担がかかってしまいます。負担を軽減するためにも、インプラント治療など、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上からかぶせ物をする治療法などで、人工的に歯を補充する必要があります。治療後は、歯磨きをちゃんとすることで、インプラントも本物の歯も、良い状態を保つことにつながります。インプラント治療は、手がけて30年になりますが今後も日々研鑽を積み、より多くの患者さんに喜んでいただける治療提供をしていきたいです。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

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普段から虫歯と歯周病の予防を心がけ、毎日の歯ブラシと定期的なメンテナンスを心がけてほしいと思います。歯が抜けてしまうことの不便さは、経験してみないとわかりません。歯科医師会では、80歳で20本残そうという「8020運動」を提唱していますが、それでも8本は減っていることを前提にしているので、当院では「8028を目標にしましょう」とお話ししています。以前ですが、歯医者が大嫌いで、虫歯でボロボロになっても来なかった同級生がいました。玄関の前まで来ては引き返して、というのを繰り返していたそうですが、最後には覚悟して治療に来てくれました。歯科医院が怖くて通えない方、歯をなくして悩んでいる方など、患者さんの悩みを解決し人生を明るくするお手伝いをしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/インプラント/33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/63万8000円~、審美歯科/ホワイトニング:1万6500円~
※種類によって異なりますので、クリニックへ問い合わせをお願いいたします。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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