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山本 哲也 院長の独自取材記事

山本デンタルクリニック

(西宮市/甲東園駅)

最終更新日:2020/03/31

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阪急今津線甲東園駅から歩いて9分。近隣に複数の大学があり閑静な邸宅地として人気の甲東園エリアで、40年以上続く歯科が「山本デンタルクリニック」だ。6年前に父親からクリニックを引き継ぎ、地域に根差しながら良質な歯科医療の提供を心がけているのは、現院長の山本哲也先生。「私は西宮の生まれで、出身高校も今の住まいも西宮。父がここで診療しているのをずっと見て育ちましたから、地域愛があるのは当然です」と、にこやかに話すその表情から、誰もを安心させるような温和で明るい人柄が感じられる。移り変わる時代の中にあって、ずっと守り続けているコンセプトは何なのか、現在はどのようなクリニックをめざしているのか、地域への思いとともにたっぷり語ってもらった。
(取材日2019年6月13日)

「地域への思い」は「人への思い」

開業以来、この地でずいぶん長く診療をしているそうですね。

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私の父が当院を開業したのが1975年ですから、もう45年近くになります。私は愛知学院大学歯学部を卒業後、伊丹市内の歯科に約10年間勤めていましたが、2009年からここで父と一緒に診療を行い、2013年に正式にクリニックを継承することになりました。私自身が生まれ育った町でもありますし、その地域の中で父が築いてきた患者さんとの信頼関係を、しっかり引き継いでいきたいというのが今でも私の大切な課題です。私が院長になったタイミングで内外装をリニューアルしましたが、医院のコンセプトや雰囲気はガラッと刷新するのではなく、それまでの患者さんにも引き続き快適に通っていただけるように気を配りました。

リニューアル後はどのような医院になりましたか?

以前は診療スペースの真ん中に動線があって、患者さんもスタッフもそこを移動していました。現在は患者さんとスタッフの動線が分かれ、患者さんはそれぞれ独立した3つのドアから診療スペースにアクセスするスタイルです。現在、診療チェアは2台で、真ん中はキッズスペースになっています。あと、衛生管理を強化し、歯を削る際の粉などの侵入防止機能や、治療に用いる水やエアーに除菌フィルターを用いるなど、院内感染の防止には特に注意を払っています。インテリアに関しては、あまり冷たい感じにはしたくなかったんですね。内装は暖色系にしたり、間接照明にしたり、カーブのあるカウンターにしたり、結構わがままを言わせてもらいました。改装後、以前からの患者さんには少し驚かれましたが、幸い好評をいただいております。

代替わりの継承で留意したことは何ですか?

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以前に私が勤めていた医院ではインプラント治療や外科的な治療を積極的に行っていましたから、正直、父とは正反対の部分もありました。ただ、既存の患者さんは、それまでの父の診療スタイルが心地よくて来ていただいていたわけですから、そこは守っていくべきだと思っています。それで、新規で来られた患者さんには私の考える診療を提案し、既存の患者さんには父のやり方を踏まえて、私の考えも提案をするという流れを基本パターンにしたんです。ですから、入れ歯を希望して来られた方に無理にインプラントをお勧めすることはありません。あくまで選択肢の一つとして提案し、そのメリット、デメリットをしっかり説明した上で患者さんに選んでいただいています。ただ、私の代になって選択肢が増えているのは事実ですから、その部分は皆さんにアピールしていきたいところですね。

治療から予防へ続くサイクルで良好な口腔内環境を

こちらの治療コンセプトを教えてください。

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ミニマルインターベンション、つまり最小介入という考え方がありますが、当院も、なるべく歯を削らない、抜かないというのがモットーです。歯を削って詰めるにしても、できるだけ悪いところだけに絞り、詰め物も最小限にして、当然ですが歯の神経もできる限り残す治療を心がけています。削った後も審美的な部分にまで目を向けて、セラミックなどを用いた治療があることを患者さんに説明するようにしています。今は機能回復と審美的な部分を同時に追求する時代になりました。保険診療でも白く仕上げられる範囲が次第に広がっていますし、その上でジルコニアやセラミックなど自由診療の材料にはどういうメリットがあるのか、種類を広げて説明させていただき、患者さんの要望に応えるようにしています。

院長は補綴が得意分野だそうですね。

はい。歯周機能を回復した上での補綴治療は、特にこだわりを持っている分野です。まずは土台の歯茎がしっかりしていなければ後の補綴治療がうまくいきませんから、歯石を除去して歯肉の炎症を抑えるまでに1ヵ月ぐらいかかることもあります。噛み合わせや適合に関しては、歯科医師と歯科技工士が連携して取り組んでいく部分で、そこはまさに腕の見せどころですね。患者さんの口の様子を診て「ちゃんと噛めていますか?」と聞いても、なかなか本音を言っていただけないことが多いんです。「大丈夫です」とおっしゃっていても、実際に噛めていないと歯肉の炎症があったりして食べにくいだろうなと想像ができます。それをちゃんと判断し、改善していくようにしています。そのため、補綴物をつくる際には咬合にはすごく気を使っています。

予防に関してはどのように取り組んでいますか?

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一言で言えば「キュア(治療)からケアへ」。まずは機能回復が最優先ですが、もしまた悪くなりかけても少ない治療でちゃんともとの状態に戻すためには、予防というケアが絶対に欠かせません。要はなるべく最小の侵襲で機能を回復し、その機能をできる限り長く維持させようというのが私が進める予防歯科の観点です。具体的には、歯石を取ったり、歯茎の炎症を薬で治したり、プロの道具と技術を使って歯の表面の汚れをクリーニングした後、フッ素コーティングをします。当院の場合定期検診は半年に1回行っていまして、続けて来ていただくことで、良好な状態を維持していきたいですね。

美しい笑顔の創造こそが使命と考える

プライベートでの過ごし方を教えてください。

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家族は妻と娘の3人です。家族共通の楽しみは食べ歩きで、お店に行くと許可をいただいて妻が写真を撮ってコメントを書き、それを「満腹人」というブログに載せてアップしています。最近、私の中でマイブームなのはメキシカンで、中でもフィッシュタコスは絶品ですね。世の中にはおいしいものがたくさんあります。皆さんもいっしょに楽しみましょう、噛めるようになったら楽しい人生がありますよと、そんな思いが伝わるといいですね。今はご高齢で入れ歯になっても、ぶ厚いステーキが食べたいという方がたくさんいらっしゃいます。それを噛めるか噛めないか、私たちの調整一つで変わってきますから責任重大です。

先代の院長先生は現在どうされていますか?

父は歯科医師として、月に2、3回程来てくれています。その時に昔からの患者さんがすごく喜んで楽しそうに話し込むこともあり、その光景を見ると私も微笑ましく感じます。皆さん、だいぶお年を召してこられましたが、そのお子さんやお孫さんなど家族ぐるみで来てくださることも多く、それに加えてウェブサイトなどを見て来られる新規の患者さんも増えましたから、若い層の方も今は大勢来ていただいています。西宮は基本的に住宅街ですから、春になれば引っ越して来られる世帯があって、そこでまた新たなつながりができることを心待ちにしています。

最後に、今後の展望やメッセージをお願いします。

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表の窓ガラスにある英語の文なのですが、1975年の開業以来、質の良い治療を求め続けていること、皆さんの本当の美しい笑顔の創造が私たちの使命であることが書かれています。これが私からの一番のメッセージです。治療の選択肢をもっと広げていくためには、私もさらに研鑽を積んでいく必要がありますし、スタッフの教育もいっそう深めていかなければと考えています。また、選択肢という意味では、以前に父と2人の頃にやっていた訪問歯科の再開も視野に入れています。特に父の代からの患者さんの中には、そろそろご自分の足での来院が難しい方もいらっしゃいます。既存の患者さんを大事にしようと考えるなら、それも重要な課題となるでしょう。父が培ってくれた大切なものを守りつつ、自分が信じることは臆せずに実践し、地域の皆さんに長く愛されるクリニックでありたいと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ジルコニアクラウン/10万円~、セラミックインレー/3万円~、セラミッククラウン/6万円~、インプラント治療/1本30万円~、オフィスホワイトニング/4000円   ※税別価格

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