歯科医師2人が手術を担当
骨の状態まで考慮したインプラント治療
上住歯科医院
(芦屋市/打出駅)
最終更新日:2023/01/25
- 自由診療
年齢を重ねるにつれ、自分の歯の状態に不安を覚える人は少なくない。歯を失った時、その歯を補うための治療は、入れ歯、ブリッジ、インプラントと複数の選択肢があるが、それぞれの治療にメリットとデメリットがある。中でも、インプラント治療は手術を伴うと聞くと、不安や怖さを感じたり、費用面や時間面の負担が気になる人も多いのではないだろうか。一人ひとりの患者に親身に寄り添い、必要最小限の治療をモットーとしている「上住歯科医院」ではインプラント治療担当の2人の歯科医師が手術に立ち会っている。担当の寺西祐輝先生、上住卓先生に、インプラント治療はどんなことを行うのか、どうすれば受けられるのか、手術前、手術後の注意点などを聞いた。
(取材日2021年1月9日)
目次
治療の際には患者の話をすべて聞き、不安を取り除けるまで徹底したカウンセリングを実施
- Qインプラント治療とはどのようなものですか?
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A
【寺西先生】歯を失った時、歯茎を切開し、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、かぶせ物を装着し、人工歯を作ることで、噛み合わせや見た目の回復をめざす治療法です。骨に埋め込む人工歯根はチタン製で、ネジのような形をしています。なお、インプラント治療はある程度ご自身の顎の骨が必要です。骨の量が足りなかったり、状態が良くない場合は、骨の移植や人工骨を用いる手術を行うこともあります。骨粗しょう症の方や生活習慣病などの全身疾患がある方は治療を受けられない場合があります。 【上住先生】治療を受けるのは40代〜50代の方が多いですが、全身の健康状態が良ければ、90代の方でもインプラント治療を受けることが可能です。
- Qインプラント治療はどのような流れで行われますか?
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A
【寺西先生】まずカウンセリングを行い、歯を失った場合、インプラントのほか、ブリッジや入れ歯などの選択肢がありますので、お体の状態や費用面、時間面の負担などからどの治療にするかを決めていきます。インプラント治療を受けられる場合は、CT撮影でお口の中の状態を確認した上で治療プランを立てます。治療期間については、骨に人工歯根を埋め込み、それが骨と結合してからかぶせ物をするのですが、当院の場合は約8ヵ月かけています。 【上住卓先生】どのように治療を進めていくか、手術が可能かどうか、骨の量は足りているかなど、歯科医師でカンファレンスの時間を持ち、治療プランについてしっかりと話し合っていきます。
- Q手術後に痛みはどれくらいありますか?
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A
【寺西先生】ほとんど痛みはありません。手術後には痛み止めのお薬を数日分、お渡ししますが、全部のお薬を服用されることは少ないようです。手術後は数日内に消毒に来ていただきます。また数週間後に手術箇所の状況を確認し、骨の状態も含め定期的に経過観察を行っていきます。
- Q手術後に食事や歯磨きをしても大丈夫なのでしょうか。
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A
【寺西先生】お食事も普通にとっていただくことが可能ですが、手術後は麻酔が効いているため食べにくいという点はあります。また、硬いものや熱いものを食べると、負担になりますので避けてもらったほうがよいかもしれません。歯磨きについても、歯ブラシを当てて、チクチク感じるところはまだ傷があるということなので、その部分は避けていただければ問題ありません。
- Q手術後に気をつけることはありますか。
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A
【寺西先生】骨に人工歯根を埋め込むことで、骨は一旦、強度が弱い状態になります。骨が人工歯根と結合するまでおよそ1ヵ月はかかるとされていますので、手術後1ヵ月は、必要以上に噛みしめたり、硬すぎるものを食べたりなど、過剰に負担をかけないように気をつけないといけません。 【上住先生】また、手術後は骨や歯茎を良い状態に保つ必要があるため、定期的なメンテナンスを続けていただくことが必要です。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/35万円〜、骨造成(骨移植も含む)/8万円~