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仲田 重樹 院長の独自取材記事

仲田歯科医院

(宝塚市/逆瀬川駅)

最終更新日:2020/03/31

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「仲田歯科医院」の院長の仲田重樹先生は、「虫歯・歯周病になる前の予防と治療を終えた後のメンテナンスが何より大切」と話す。「特に妊活中や妊産婦の方、また20代~30代の方は早いメンテナンスを」と呼びかける。1961年に先代院長の父親が宝塚・逆瀬川の地に開業した同院を1991年に継承し、その後「削る治療」から「守る治療」に治療方針を変えて20年。年間数多くの患者がメンテナンス目的に継続して通院し、地域から頼られる存在となっている。虫歯治療後のかぶせ物や、失った歯を補う補綴治療を専門にしていた仲田先生が、予防やメンテナンスに対して、積極的に取り組むようになった経緯や診療の様子など、話を聞いた。
(取材日2019年7月25日)

予防・メンテナンスに力を入れる歯科医院

歯の予防に力を入れているのですね。

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私は虫歯や歯周病になってから歯を治療するのではなく、虫歯・歯周病自体を予防し、その進行を停止、また治療後も健康な歯の状態を維持管理することを何より大切にしています。そのため、定期的な検診を行うメンテナンスに力を入れています。歯の状態は年齢によっても、その人によってもさまざまです。個人の状況に応じてメンテナンスに来ていただく期間を設定し、定期的に歯のブラッシング指導やクリーニング、口腔内チェック、ホームケアのアドバイスなどをします。私はデータの蓄積にも注力し、お口の状態は口腔内の写真や精密検査結果のすべてをコンピューターに記録・保存、経過を確認できるようにしています。メンテナンスに力を入れるようになって20年たちますが、現在も多数の方がメンテナンスを目的に通院しています。

メンテナンスに力を入れるきっかけは?

もともとは「削る治療」が中心でしたが、20年前に「歯を守る治療」に治療方針を変えました。きっかけは、メンテナンスを推進していた研究会との出合いです。私の専門は虫歯治療後のかぶせ物や、失った歯を補う治療を行う「補綴歯科」。補綴というのは、歯科治療の最終処置ともいわれる重要な治療の一つであり、たいへんやりがいも感じていて、その道を究めたいと考えていました。ところが、当院の先代院長だった父が体調を崩し、急遽当院を継承することになりまして。そこからは試行錯誤しながら診療する日々でした。そんな中、予防や管理の重要性を研究会で学び、これが今までの自分に足りなかった考え方だったと気づき、メンテナンスを柱においた診療スタイルに方向転換したのです。

大きな決断だったのではないですか。

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補綴は歯科治療の最終処置と思っていましたが、それで終わりではありませんでした。処置後もずっと患者さんの歯を管理しなければ、また虫歯になり、せっかくの補綴治療も台無しに。そのことを理解して以来、予防・管理を何より大切にすると決意しました。そこで、まず患者さんにメンテナンスの必要性を説明し、口腔内の写真を撮影、データを蓄積していきました。同時に、歯科医師と歯科衛生士が協力して患者さんの治療にあたれるようチーム体制にしました。多くの患者さんは主にメンテナンス目的で通院してもらうのですが、メンテナンス前やその最中に生じた問題については歯科医師である僕が処置して、また歯科衛生士のメンテナンスに戻ってもらう流れです。

処置を行う際に心がけていることはありますか。

もともと専門が補綴治療ですから、入れ歯やインプラントの治療でいらっしゃる方も多いです。治療を行う際、欠損補綴物を長く使い続けるため「そもそもなぜ歯を失ったか」という原因を知り、補綴物を入れるリスクを考えた上での治療を行い、患者さんにも理解してもらうよう心がけています。歯を失う原因は主に、虫歯・歯周病・噛む力の3つ。なぜ歯を失ってしまったのか理解しなければ、同じ原因で別の歯も失い……と、繰り返す可能性もありますよね。また、新たに歯の代わりとなるものを入れるので、口の中の別の場所に負荷がかかります。補綴治療を行う際には、このようなリスクを患者さんにしっかり説明しています。

妊産婦とその子どもの歯を守るために

妊婦さんの歯科診療にも注力されているそうですね。

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予防は、子どもの頃からすることが大切です。そこで乳幼児を育てているお母さん方に予防の大切さを啓発できないかと考えました。近隣にある産婦人科の先生に相談したところ、月に1回、お母さんたちを対象にした「母親教室」で話をさせていただけるようになったのです。今でこそメンテナンスに関する知識は広がっていますが、当時はまだあまり知られておらず、お母さん方は私の講座をきっかけに自分と赤ちゃんのために歯の健康を考えるようになってくれました。そこで、当院でも妊婦さんや子育て中の女性の歯の治療とメンテナンスも多く手がけるようになりました。

妊産婦の歯の治療はなぜ大事なのですか。

女性は妊娠すると女性ホルモンの影響から歯周病になりやすくなります。また、歯周病自体が不妊リスクや早産のリスクを高めることにつながるという研究結果も出ています。ですので、妊活中や妊娠中に口の中の点検をしておくことはとても重要なのです。実際、30代なのに歯周炎にかかっている歯が全体の70%もあった方もいらっしゃいました。その方は、当院で治療をして以来10年間、定期的に来てくださっていて、歯の状態を管理させてもらっています。順調に経緯していますが、今後、歯周病が表面化しやすい40代を迎えますので「さらに気をつけていきましょうね」と伝えています。

患者がメンテナンスを継続しやすいよう工夫していることはありますか。

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当院では継続して通院いただくと、どんどん口の中のデータが蓄積されていきます。過去と比べ現状は良くなっているのか、悪くなっているのかが写真やグラフで確認できるので、モチベーションが保ちやすいと思います。また、歯科衛生士によるブラッシングは本当に気持ちが良いものです。メンテナンスのために通院することは一見すると面倒な事かもしれませんが、まずは一度体験していただきたい。まるでベテラン美容士が洗髪をする様な気持ちよさがあります。また、当院の歯科衛生士は患者さんを待たせない、痛くしない、優しいと3拍子そろっているんですよ(笑)。勤務も長く、患者さんのことをよく知っているので、例えば年配の方に対しては、雨が激しい日に「足元が危ないから違う日にしますか」と連絡を入れたり、定期検診のタイミングが夏の暑い時に重ならないよう、調整して設定したりとこまやかな気配りをしてくれています。

忙しい世代である、20代・30代こそメンテナンスを

データ管理ソフトウェアは先生が開発されたと聞きました。

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コンピューターやソフトウェアの開発が得意です。私が大学院生の時、ちょうど、世の中はコンピューターが出始めた頃で、研究室のパソコンを自由に使っていました。教えてくれる人はおらず、自分でプログラミングを学び、いろいろなソフトをつくりましたよ。そのおかげで、先ほどからお話しているメンテナンスのデータを管理しているソフトも私が自分でつくりました。どうすれば患者さんがメンテナンスの作用を実感しやすいか、どんな情報があればより治療に生かせるかを考えて開発したものなんですよ。

趣味やプライベートは?

趣味は乗馬なんですよ。もともと妻がやりたいと言って30年前に一緒に始め、今も休診日には馬に乗っています。それからガーデニングも好きで、患者さんには診察台からベランダの花を見ていただけるようにしています。「植物園みたい」って言われることも(笑)。その先には田んぼも広がり、秋には稲穂で一面が黄色くなったり、眺めが良くて気持ち良いですね。

読者へメッセージをお願いします。

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20代・30代の人は仕事や育児などで忙しい時期だと思います。しかし、そのような人こそ、歯周病予防のためにメンテナンスに来てほしいですね。歯周病は感染病で、歯周病菌はパートナーとのキスや箸を介入してうつることもあります。最初はおとなしいのですが、一度口の中に入るとずっといついて、次第に増殖し少しずつ骨を溶かしてしまいます。30歳を過ぎると多くの人が罹患するといわれており、20代・30代はまさに歯周病になるための下地づくりの期間。この期間に放っておくのではなく年に2回でもいいので、クリーニングをお勧めします。それだけで、十数年後の歯の状態がかなり違ってきますし、定期的に歯の状態を確認しておけば今後の見通しも立ちやすくなります。ぜひご自分の健康のことを考えて、予防に取り組んでほしいですね。

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