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田代 博一 院長の独自取材記事

田代内科クリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2019/08/28

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国立成育医療研究センターの目の前にある「田代内科クリニック」は、開院から15年以上、この地域の健康を見守ってきたクリニック。「笑顔で優しく診療」を心がける田代博一院長の思いを象徴しているのは、待合室に置かれた大きな水槽だ。色鮮やかな熱帯魚が、不安を抱え来院する患者の心を癒やしてくれる。内科、消化器内科、循環器内科を専門とする田代院長は、国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)で、救急室主任、内視鏡室主任を勤めたベテランドクター。救急室での経験を生かし、幅広い疾患に対応する一方、内視鏡検査にも力を入れており、世田谷区の胃がん内視鏡検診にも一役買っている。「地域の窓口でありたい」という田代院長に、診療への思い、苦痛の少ない内視鏡検査に向けた工夫などを聞いた。
(取材日2018年8月21日)

「医療の窓口」として地域医療に貢献するクリニック

開業から15年以上と伺っています。開院されたきっかけは?

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大学卒業後、慶應義塾大学病院の消化器内科救急部に7年間勤務し、その後国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)で、10年間、内視鏡主任、救急室主任として働きました。国立大蔵病院が、現在の成育医療研究センターに変わり、主にお子さんと妊産婦中心の病院になるということで、高齢者を含む地域医療ができなくなる。さらに、自分は内視鏡を専門にしていましたので、内視鏡検査にも力を入れたかったので開業を決めました。当時から診ている患者さんの中には、20年以上のお付き合いになる方もいらっしゃいますし、お子さん、お孫さんを連れて、家族3世代で通ってくださる方もいらっしゃいます。

どのようなクリニックでありたいと考えていますか?

救急医療に携わっていた経験から、いろいろな疾患を幅広く診てきましたし、そういった勉強もしているので、「医療の窓口」としての役割を果たしたいと思っています。医学というのは奥深く、専門の手が必要になることもありますが、そのための道筋をつくってあげることも必要だと思います。どの科へ行けば良いのかわからないというときは、まず来ていただいて相談してください。そのためにも、話しやすさや打ち明けやすいリラックスした雰囲気をつくることを重視しています。

待合室に飾ってある絵画や大きな水槽が素敵ですね。

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絵画はいろいろな方に幅広く受け入れていただけるよう、あえてテイストの異なるものを飾っています。水槽は患者さんに癒やしを感じてもらいたくて置いていて、マッサージチェアも同じ目的で置いています。水槽は患者さんだけじゃなく、僕自身の癒やしにもなっていますね。実は、水槽の中の熱帯魚を育ててくれているのは、近隣の障害者施設の方々なんです。その施設の嘱託医をやらせていただいているご縁でお願いしています。現在は、近くの養護老人ホームの嘱託医や学校医、産業医など、いろいろなことをやらせていただいていますし、それが自分にとって勉強にもなっていると思います。また、院内には、僕が良いと思った病気に関するパンフレットや書き込みやすい血圧手帳などを患者さんの目につく場所に置き、患者さん自身の治療に対するモチベーションや理解を高めてもらうようにしています。

経験に裏打ちされた苦痛の少ない内視鏡検査に注力

こちらでは内視鏡検査に力を入れていると伺っています。

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内視鏡検査は、病気発見の可能性が極めて高くなります。内科医師になってから、これまで数多くの検査を行い、苦痛の少ないとされている経鼻内視鏡も比較的早い時期から導入しています。内視鏡は怖いと思っている人が多いと思いますが、最近は技術も進化していますので、昔ほど苦しくありません。検査を受けないことには、早期発見もできないので、怖がらずに受けてもらいたいですね。当院では、内視鏡の検査中に患者さんと話をするようにしているんです。患者さんと一緒にモニターを見ながら「ちょっと空気が入るので張りますよ」「もうすぐで終わりますからね」と、聞けば安心ですよね。自分の胃の中を見るチャンスなんてめったにないですし、リアルタイムで見ながら、内視鏡以外の話もして、苦痛の少ない検査をする努力をしています。

内視鏡をご専門にされたのはなぜですか?

内視鏡は診断ができ、場合によっては治療もできる、外科的治療に結びつけることもできるし、その後どうなったという結果も見られる。慶應義塾大学病院に勤務していた時から、内科医師として非常に面白味を感じていました。もう一つは、自分の父母をがんで亡くしているので、がんを何とか撲滅しようという気持ちがあるんですね。だから家族としての気持ち、遺族としての気持ちもよくわかります。最近は「万が一」ではなく、2分の1の確率でがんになるとも言われていますから、がんの早期発見、早期治療はとても重要です。2年前に国立がん研究センターが、がん検診に内視鏡を導入しようと謳い、昨年度から世田谷区の検診でも胃がんの内視鏡検査が導入されました。

世田谷区の内視鏡検診では読影委員会としても活動されているそうですね。

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世田谷区内で内視鏡検査を推進してきた経緯もあり、内視鏡検診の精度管理をしています。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ医師が協力して、撮影したすべてのフィルムをダブルチェックするために二重読影しているほか、大きな病院のプロフェッショナルな先生にもアドバイザーというかたちで参加していただいています。僕らが見て、わからないところがあればアドバイザーに聞いたり、写真も2人以上で確認し、見落としのないようにしています。複数の医師の目を通すことによって、検査を行う医師もよりきれいな写真を撮ろうと意識しますし、疑わしい所見を議論することで、レベルアップや自身のスキルを磨くことにもつながります。先生方のご協力もあり、世田谷区の内視鏡検診は非常によくやっていると自負しています。ぜひ多くの方に検診を受けてもらいたいですね。

患者の話を聞くことは「かかりつけ医」の大事な仕事

診療における先生のモットーを教えてください。

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人と話をすること、人の話を聞くことが好きなので、患者さんの話を30分でも1時間でも聞いてあげたい。でも、それをすると外来が立ち行かなくなってしまうのが心苦しいところです。できるだけ生活上のことなども質問して、患者さんのことを聞こうと心がけていますね。少しでも多く患者さんとのコミュニケーションを取っていきたいと考えています。診療は、薬を出せばいい、検査をすればいいということではないと思っているので、当院の外来では薬を出さないことも結構ありますよ。僕の顔を見て帰るっていう人もいらっしゃいます。それで、安心してくださるならいいし、本当は病気になってほしくない。何か少しでも調子が悪いなと思ったときに来ていただいて、話をすることも「かかりつけ医」としては大事なことかなと思います。

スタッフもベテランの方が多いそうですね。

例えば内視鏡検査の時は、スタッフが患者さんの背中をさすってあげたり、横で言葉をかけたりするなど、なるべく苦痛なく、安心して受けられるようにしてくれます。医師一人でできることではないので、スタッフのアシストは非常に重要ですね。そういう意味では、日頃からスタッフに感謝していますし、僕がやろうとしていることを察知して、あうんの呼吸でやってくれることもうれしく思っています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今後は、今よりもさらに精度を重視した検診を実施し、充実を図っていきたいと思います。世田谷区の内視鏡による胃がん検診は、まだ始まって1年足らずなので、これからが大切です。まずは、皆さんに内視鏡検診のことを知ってもらい、きちんとした医療機関で検査を受けていただきたい。がんと診断されても早期に発見して、早期に治療すれば治るということを覚えておいてほしいと思います。また、些細なことの中に病気につながるものがあったりするので、患者さんには、なんでも相談してもらいたいですね。人間誰だっていろいろありますが、それが人間の奥深いところです。少しでも患者さんが楽しく、明るくいられるよう努力していきたいですし、自分自身も楽しく仕事に取り組みたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

世田谷区の胃がん内視鏡検査(50歳以上の世田谷区民の方)/自己負担金1500円

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