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田代 博一 院長の独自取材記事

田代内科クリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2022/02/02

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国立成育医療研究センターの目の前にある「田代内科クリニック」は、開院から20年近く、この地域の健康を見守ってきたクリニック。「笑顔で優しく診療」を心がける田代博一院長の思いを象徴しているのは、待合室に置かれた大きな水槽だ。色鮮やかな熱帯魚が、不安を抱え来院する患者の心を癒やしてくれる。内科、消化器内科、循環器内科を専門とする田代院長は、国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)で、救急室主任、内視鏡室主任を勤めたベテランドクター。救急室での経験を生かし、幅広い疾患に対応する一方、内視鏡検査にも力を入れており、世田谷区の胃がん内視鏡検診にも一役買っている。「地域の窓口でありたい」という田代院長に、診療への思い、苦痛の少ない内視鏡検査に向けた工夫などを聞いた。

(取材日2021年9月28日)

「医療の窓口」として地域医療に貢献するクリニック

開業から20年近く地域医療に貢献なさっているそうですが、先生が開院されたきっかけを聞かせてください。

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大学卒業後、慶應義塾大学病院の消化器内科救急部に7年間勤務し、その後国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)で、10年間、内視鏡主任、救急室主任として働きました。国立大蔵病院が現在の成育医療研究センターに変わり、主にお子さんと妊産婦中心の病院になるということで、高齢者を含む地域医療ができなくなる。さらに、自分は内視鏡を専門にしていましたので、内視鏡検査にも力を入れたかったので開業を決めました。当時から診ている患者さんの中には、20年以上のお付き合いになる方も、家族3世代で通ってくださる方もいらっしゃいます。救急医療に携わっていた経験からいろいろな疾患を幅広く診てきましたので、「医療の窓口」としての役割を果たしたいと思っています。どの科へ行けばいいのかわからないというときは、まず相談してください。そのためにも、話しやすさや打ち明けやすい雰囲気をつくることを重視しています。

待合室に飾ってある絵画や大きな水槽がすてきですね。

絵画はいろいろな方に幅広く受け入れていただけるよう、あえてテイストの異なるものを飾っていて、親しい患者さんが描いてくださった絵もあるんですよ。水槽やマッサージチェアは、患者さんに癒やしを感じてもらいたくて置いています。最近のうれしいニュースは、水槽の魚たちが子どもを産んで一層にぎやかになったことです。実は、水槽の中の熱帯魚を育ててくれているのは、近隣の障害者施設の方々なんです。その施設の嘱託医をやらせていただいているご縁でお願いしています。他にも近くの養護老人ホームの嘱託医や学校医など、いろいろなことをやらせていただいていますし、それが自分にとって勉強にもなっていると思います。また、院内には、僕が良いと思った病気に関するパンフレットや書き込みやすい血圧手帳などを患者さんの目につく場所に置き、患者さん自身の治療に対するモチベーションや理解を高めてもらうようにしています。

診療における先生のモットーを教えてください。

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人と話をすること、人の話を聞くことが好きなので、できるだけ生活上のことなども質問しながら患者さんのことを知ろうと心がけています。診療は、薬を出せばいい、検査をすればいいということではないと思っているので、外来では薬を出さないこともあります。僕の顔を見て帰るっていう人もいらっしゃって、それで安心してくださるならいいと思っています。当院を受診してくださっている患者さんにも、本当は病気になってほしくない。だから、何か少しでも調子が悪いと思ったときに来ていただいて話をすることも、「かかりつけ医」としては大事なことだと思います。

経験に裏打ちされた苦痛の少ない内視鏡検査に注力

こちらでは内視鏡検査に力を入れていると伺っています。

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内科医師になってから数多くの検査を行い、苦痛の少ないとされている経鼻内視鏡も早めの時期から導入しています。内視鏡は怖いと思っている人が多いと思いますが、最近は技術も進化していますので、昔ほど苦しくありません。内視鏡検査によって病気が発見できる可能性が高くなりますので、怖がらずに受けてもらいたいですね。当院では、内視鏡の検査中に患者さんと話をするようにしているんです。患者さんと一緒にモニターを見ながら「ちょっと空気が入るので張りますよ」「もうすぐで終わりますからね」と聞ければ安心ですよね。あとは、スタッフが患者さんの背中をさすってあげたり、横で言葉をかけたりしています。医師一人でできることではないので、こういったスタッフのアシストは非常に重要です。当院のスタッフはベテランが多いので、僕がやろうとしていることを察知して、あうんの呼吸でやってくれることもうれしく思っています。

先生が内視鏡をご専門にされたのはなぜですか?

内視鏡は診断ができ、場合によっては治療もできる。外科的治療に結びつけることもできるし、その後どうなったという結果も見られる。慶應義塾大学病院に勤務していた時から、内科医師として面白味を感じていました。もう一つは、自分の父母をがんで亡くしているので、がんを何とか撲滅しようという気持ちがあるんですね。だから家族としての気持ち、遺族としての気持ちもよくわかります。最近は「万が一」ではなく、2分の1の確率でがんになるともいわれていますから、がんの早期発見、治療はとても重要です。

世田谷区医師会では内視鏡検診の適正化にも携わっているそうですね。

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2017年度から世田谷区の検診でも胃がんの内視鏡検査が導入され、それを推進してきた経緯もあり、内視鏡検診の精度管理をしています。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ医師が協力して、撮影したすべてのフィルムをダブルチェックするために二重読影しているほか、大きな病院のプロフェッショナルな先生にもアドバイザーというかたちで参加していただいています。複数の医師の目を通すことによって、検査を行う医師もよりきれいな写真を撮ろうと意識しますし、疑わしい所見を議論することでレベルアップや自身のスキルを磨くことにもつながります。先生方のご協力もあり、世田谷区の内視鏡検診は非常によくやっていると自負しています。ぜひ多くの方に検診を受けてもらいたいですね。

多くの患者に楽しく幸せになってもらう手伝いを

感染症対策にも力を入れていると聞きました。

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当院は高齢者やがん患者さんもいらっしゃいますので、当然のことだと思っています。受付にはパーティションを設置して、待合室は密にならないように席の数を減らしています。風邪のような症状がある方は一般診療の1時間前に来ていただくなど、空間だけでなく時間帯も分けるようにしています。もちろん換気も消毒も頻繁に行っています。内視鏡検査は不要不急ではあるので、感染リスクを危惧して受診を控える人もいるかもしれません。しかし胃は2年に1回、大腸は3年に1回、がんのリスクファクターが多い人は1年に1回は検査を受けていただきたいですね。今はよくても、怖いのは数年後なんです。数年後にがんが進行した状態で見つかって、後悔する可能性もありますから。

近年は生活様式の変化で体調を崩す人もいるかと思いますが、そんな人たちにアドバイスはありますか?

やはり自粛生活になって、大人も子どもも自分のやりたいことができずに抑制されることも多いわけですから、ストレスはたまってしまいますよね。そのストレスのせいで胃酸が過剰に出て逆流性食道炎になってしまったり、 胸焼けやゲップなどの症状を訴えたりする患者さんは増えている印象です。そういう方にはお薬も処方しますが、じっくりを話を聞くようにもしています。僕たち医師と話すだけで、患者さんの気持ちが楽になってストレスが減ることもありますからね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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一人でも多くの患者さんに楽しく幸せになってほしいと願っているので、これからもそのお手伝いをしていきたいと思っています。症状を取り除くことができれば、体はもちろん気持ちも楽になりますしね。そうして「このコロナ禍時代を、一緒に乗り越えていきましょう!」という気持ちで診療に取り組んでいます。あとは、皆さんに内視鏡検診のことを知ってもらい、きちんとした医療機関で検査を受けていただきたいと思っています。がんと診断されても、早期に発見すれば治療が可能ということを覚えておいてほしいです。些細な出来事の中に病気につながるものがあったりするので、なんでも相談してくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

世田谷区の胃がん内視鏡検査(50歳以上の世田谷区民の方)/自己負担金1500円

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