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田代 博一 院長の独自取材記事

田代内科クリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2026/03/24

田代博一院長 田代内科クリニック main

2002年の開業以来、この地域の健康を見守ってきた「田代内科クリニック」。家族3世代で通う患者も多いという同院は、苦痛の少ない内視鏡検査を受けられる場でもあり、地域住民の不調を幅広く診る「医療の窓口」でもある。笑顔で優しい診療を心がける田代博一院長は、国立成育医療研究センターで、救急室主任や内視鏡室主任を勤めたベテランドクター。開業後は内科・消化器内科・循環器内科を中心に患者の多様な悩みに向き合っている。地域住民の健康寿命の延伸をめざし「一人でも多くの患者さんに楽しく幸せになってほしい」と話す田代院長に、診療への思いや、苦痛の少ない内視鏡検査に向けた工夫などを聞いた。

(取材日2025年9月3日)

「医療の窓口」として地域医療に貢献するクリニック

先生は30年以上、世田谷区の地域医療に貢献されていると伺いました。

田代博一院長 田代内科クリニック1

私は大学卒業後、慶應義塾大学病院の消化器内科救急部に7年間勤務し、その後、国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)で10年間、内視鏡主任や救急室主任として働きました。開業したのは2002年で23年目で、33年にわたり、この世田谷区の地域医療に携わってきましたね。

なぜ開業を選ばれたのですか?

前身の国立大蔵病院から現在の成育医療研究センターに変わってお子さんと妊産婦中心の病院になったのですが、やはり私は専門である内視鏡検査と、高齢者を含む地域医療に携わりたかったのです。開業当初から20年以上のお付き合いになる方や、家族3世代で通ってくださる方もいらっしゃるんですよ。当院は苦痛の少ない内視鏡検査を受けられる場でもあり、不調を広く診る「医療の窓口」でもあります。「どの科へ行けばいいのかわからない」というときは、まず相談してください。地域のかかりつけ医として、話しやすさや打ち明けやすい雰囲気をつくることを重視しています。また、患者さんの利便性を考慮し、2025年からはウェブ予約も導入し、24時間いつでも予約が可能です。

診療における先生のモットーを教えてください。

人と話をすること、人の話を聞くことが好きなので、できるだけ生活上のことなども質問しながら患者さんのことを知ろうと心がけています。検査をしたり薬を出すだけが「診療」ではないんですね。来院した方の中には「先生の顔を見たら安心しました」とおっしゃる方もいて、薬を必要としないこともありますが、それで安心してくださるなら何よりです。誰でも病気にはなりたくないでしょうし、私も患者さんに病気になってほしくありません。ですから少しでも不調を感じたときに来ていただいて話をすることも、かかりつけ医としては大事なことだと思います。

待合室に飾ってある絵画や大きな水槽がすてきですね。

田代博一院長 田代内科クリニック2

多くの方に楽しんでいただけるよう、絵画はあえてテイストの異なる物を飾っています。患者さんが描いてくださった作品もあるんですよ。水槽やマッサージチェアは、患者さんに癒やしを感じてもらいたくて置いています。実は、水槽や熱帯魚は、近隣の障害者施設の方々と当院のスタッフが一緒に管理しているんです。近隣の施設とのふれあい、学校医としての活動やスポーツチームのアスリートの健康管理など、院内外でさまざまなご縁をいただいています。

経験に裏打ちされた苦痛の少ない内視鏡検査

先生が内視鏡を専門にされたのはなぜですか?

田代博一院長 田代内科クリニック3

内視鏡は診断ができ、場合によっては治療もできる。外科的治療に結びつけることもできるし、その後どうなったという結果も見られる。慶應義塾大学病院に勤務していた時から、内科の医師として内視鏡検査に魅力を感じていました。また家族をがんで亡くしているので、がんを何とか撲滅しようという気持ちがあるんですね。だから家族としての気持ち、遺族としての気持ちもよくわかります。最近は「万が一」ではなく、2分の1の確率でがんになるともいわれていますから、がんの早期発見・早期治療はとても重要です。

こちらで行う内視鏡検査の特徴を教えてください。

内視鏡検査に「怖い、痛い」というイメージを持つ方も多いと思いますが、最近は技術も進化していますので、昔ほど苦しいものではありません。当院では従来のネガティブなイメージを払拭していただくためにも「苦痛の少ない内視鏡検査」の実現に取り組んでいます。その工夫の一つは麻酔の使用で、これによりウトウトしているうちに内視鏡検査を終えることをめざします。もう一つは、早くから導入している経鼻内視鏡。経口よりも不快感が少なく、ご自身の胃の中をリアルタイムで見られるので、苦痛どころか楽しさを感じる患者さんもいらっしゃると思います。麻酔も経鼻内視鏡も、十分に説明した上で患者さんに選んでもらいます。またスタッフが患者さんの背中をさすったり、都度お声がけをしますから、安心して受けていただけるのではないでしょうか。内視鏡検査によって病気を発見できる可能性が高くなりますので、ぜひ怖がらずに受けにいらしてください。

世田谷区医師会では内視鏡検診の適正化にも携わっているそうですね。

田代博一院長 田代内科クリニック4

世田谷区の胃がん検診で内視鏡検査の導入を推進してきた経緯もあり、導入開始以来ずっと内視鏡検診の精度管理をしています。この検診では、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ医師が協力して、撮影したすべての映像をダブルチェックしている他、大規模病院での経験豊富な先生にもアドバイザーとして参加していただいています。複数の医師の目を通すことによって、検査を行う医師もよりきれいな映像を撮ろうと意識すると思いますし、疑わしい所見を議論することで全体のレベルアップや個々のスキルを磨くことにもつながっています。このように精度にこだわった健診が実施できているのですが、受診率はまだまだ十分とはいえません。やはり「怖い、痛い」というイメージが強いかと思いますので、現代の内視鏡検査がいかに苦痛が少なく受けられるのか、地域の皆さんに広く知ってほしいです。

多くの患者に楽しく幸せになってもらう手伝いを

その他、最近ではどのような症状や悩みを持つ患者が来院していますか?

田代博一院長 田代内科クリニック5

感染症の問題や生活様式の変化に加え、近年では温暖化など気候の変化もあり、運動不足の方もいらっしゃいます。運動不足は高血圧症や糖尿病などの生活習慣病の元でもあり、ご高齢の方はフレイルにつながるので要注意です。また、ストレスから胸焼けやゲップなどの症状を訴えたり逆流性食道炎になってしまう方も。その他、禁煙治療をご希望の方にも対応しています。私は医療の窓口として患者さんと向き合い、食事や睡眠などさまざまな話をします。生活指導も行いますが、無理なことは押しつけない方針です。状況によってある程度の制限は必要ですが、我慢を強いては毎日が楽しくなくなってしまいますからね。患者さんが必要とする情報をお伝えし、症状に合ったパンフレットをお渡ししており、それが患者さんが健康について考えるきっかけになればと思っています。その上で「自分では管理が難しい」と思ったら私を頼ってください。しっかりとサポートいたします。

院内の感染対策についても教えてください。

発熱のある方に対しては、一般の診療と時間を分けて予約制で診療を行っています。また患者さんにはマスクを着用していただき、受付には常時パーティションを設置しています。当院にはご高齢の方やがんを患う患者さんもいらっしゃいます。内視鏡検査は不要不急ではあるので、感染リスクを危惧して受診を控える人もいるかもしれません。しかし胃は2年に1回、大腸は3年に1回、がんのリスクファクターが多い人は1年に1回は検査を受けていただきたいのです。当院ではこのように感染対策を行っていますから、皆さんに安心して受診してほしいと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

田代博一院長 田代内科クリニック6

当院がめざすのは地域の皆さんの健康寿命の延伸、そして一人でも多くの患者さんに楽しく幸せになってほしいと願っています。胃がんなどの病気も早期に発見できれば治療が可能ですし、症状を取り除くことをめざすことで、体はもちろん気持ちも楽になるでしょう。些細な出来事の中に病気につながるものがあったりもしますから、なんでも相談してください。患者さんの話に耳を傾けて原因や解決策を探るのが、当院のような地域のかかりつけ医の役目です。