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大楽 明広 院長の独自取材記事

大楽歯科医院

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2020/04/01

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三軒茶屋駅北口から徒歩7分ほど、住宅や飲食店、商店などが立ち並ぶ通りの角地に、サロンのようなライトベージュの建物がある。2017年に開業25周年を迎える「大楽歯科医院」だ。「少しでもリラックスして過ごしてほしい」という大楽明広院長の言葉どおり、院内は梁がむき出しの天井から優しい光が降り注ぎ、間接照明が温かな雰囲気を醸し出している。大楽院長は一般的な虫歯・歯周病治療に加え、インプラント治療や審美歯科治療、ホワイトニングと満遍なくカバー。その理由を「患者が健康で幸せな人生を送るため」だと迷いなく語る。とことん患者想いを貫く大楽院長に、同院ならではの取り組みや診療ポリシーなど、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2016年8月4日)

高齢化社会に求められる歯科医療を追求する

こちらは長く通われている患者さんが多いそうですね。

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独身時代から診ていた患者さんが、結婚、妊娠、出産を経てお母さんになって、お子さん連れで来てくださる。そんな2世代のお付き合いが続いています。私も年を取るわけですよね(笑)。特に当院は歯科衛生士がきっちりメンテナンスをしますから、継続して通ってくださる患者さんが多いんですよ。信頼していただけてありがたいですし、その分、責任重大です。歯科医院はどの診療科よりも長く通う所。患者さんの変化もずっと見ていけますから、例えばずっと口の中がきれいだった人が急に虫歯が増えたりすると、生活環境の変化にも注意をし、異変があれば気づいてあげるのも私の役目だと思っています。

この地域も高齢化が進んでいるそうですね。

患者さんからも通院が大変だという声をよく聞くようになりました。今後は訪問診療のニーズも増える一方でしょう。当院も訪問診療は行ってきましたが、今後はさらに勉強し、積極的に対応していかなければならないと思っています。同時に、高齢者の口腔環境改善に向けた取り組みも必要性を感じています。口腔環境が悪化してよく噛めない状態になると、消化のいいやわらかい物ばかり食べるようになります。その結果、栄養が偏るんですね。しっかりと噛むと歯から神経を伝って脳へと刺激が届くので、認知症予防にもなるんですよ。歯が残っている方ほど健康寿命が長いというデータも出ているくらいです。なるべく普通の食べ物を、普通に噛んで飲み込むこと。その実現のための指導・サポートに力を入れていきたいです。

最近多い病気や症状はありますか?

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歯ぎしりや食いしばりです。実は虫歯や歯周病などの病気は、こうした力による問題が原因となるケースも結構多いんですよ。しかしなぜ歯ぎしりをしてしまうのかは解明されておらず、ストレスのせいとも言い切れないのが現状。歯ぎしり自体は誰しもがするもので、その程度がひどいと歯をすり減らしたり、ひびが入ってしまったりするわけです。寝ている時に起こることが多いので、本人には自覚がなく、こちらが指摘しても信じてもらえなかったりしますけどね。回避策としては、リラックスした状態で眠りにつくと良いといわれています。明日の仕事は大変だとか、やるべきことがたくさんあるとかは考えないこと。つらくなりますからね。歯ぎしりにお悩みの方は、ぜひ一度実践してみてください。

向かいの建物は別館だと伺いました。

主に保険適用外の治療を行う施設で、CTスキャンやセレックシステムといった機械類をそろえています。セレックシステムとは、コンピューターシステムによりセラミックを設計どおりに削り出す機械のこと。30分もあれば詰め物が作成できて、トータルの治療時間は1時間半ほど。1回の通院で済むので忙しい方に喜ばれています。それにセラミックを使用しますから、見た目も強度も優れているんですよ。

ユニークな取り組みが光る、地域密着型の歯科医院

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

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子どもの頃は手を動かすことが好きで、よくプラモデルを組み立てたりしていました。本格的に歯科医師をめざすようになったのは、高校3年生の時、進路を決めるタイミングです。母がずっと歯科医院に通っていて、朝5時起きで並ぶ姿をよく見ていたので、「母が楽に通えるようなクリニックをつくれたらな」という思いがあったのも影響しているでしょうね。今でもかぶせ物やインプラントの製作は好きで、患者さんの歯にぴたっとはまった時はやはり気持ちがいいです。しかし得手不得手は特にありません。すべての分野で最低限のことができなくては開業医は勤まらないと思っています。

地域密着を掲げていらっしゃいますが、何か特別な取り組みは行っていますか?

地域の皆さんがどんなことでも相談できるクリニックにしたくて、定期的に待合室で落語の寄席を開いたり、院内新聞「わっはっ歯新聞」を毎月発行したりしています。新聞は健康に役立つ歯の情報や、歯に良いお料理レシピ、スタッフ紹介など、いろんなテーマで情報発信しているんですよ。近年はインターネットで簡単に情報を得られますが、間違ったことを正しいと思い込んでいる方や、ご自身の状況自体を勘違いして、その状況に合った情報を集めてしまっている方が増えているように感じます。もちろん自分の体のことを理解するのは大事なことですから、正しい知識を身につけていただき、ご自身の口腔内の健康に役立ててほしいですね。

お口の健康を保つ秘訣はありますか?

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基本的に皆さんにホワイトニングをお勧めしています。歯が白く美しくなると、うれしくて毎日鏡で歯を確認したくなりますよね。そうするとセルフケアの意識が高まり、「虫歯の治療をしなくちゃ」「そろそろ定期検診でチェックしてもらおう」と歯科医院に来る回数も多くなるわけです。虫歯や歯周病も初期治療できれば、年を取っても口の中を健康に保てますよね。自宅ではフロスを使ったケアが大切です。フロスは誤った使い方をするとかえって歯を痛めてしまうことがあるので、正しい使い方を歯科医院で教わるとよいでしょう。あとは食事面。事務職の方に多いのが、パソコンをしながら1日中、缶コーヒーをちびちび飲んだり、飴を舐めたり……口の中に砂糖を入れ続けているようなものです。なるべく水やお茶を飲んで、甘い物は休憩時間に取るか、飴はシュガーレスのものを食べるかにしてください。

患者本位の姿勢で、笑顔と幸せを提供する

診療ポリシーを教えてください。

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患者さんに嘘をつかない、常に正直でいるということです。駄目なものを大丈夫とは絶対に言わないし、できることをできないとも言わない。そして患者さんが気軽に来院して、リラックスした状態で診療を受け、笑顔でお帰りになれる歯科医院であろうと常に心がけています。一番悲しいのは、患者さんとの間に誤解が生じて、こちらが良かれと思ってした治療に満足していただけないこと。だからまずは患者さんの話をよく聞き、こちらもしっかり説明するようにしています。ただ初診時は患者さんも緊張していたり、遠慮したりして本音を話してくれない場合があります。中には歯科恐怖症で心を開けないという方も。当院は全員が患者さんの本心を引き出せるよう常に気を配り、接遇セミナーを受講して患者さんの気持ちを理解する努力を惜しまないようにしています。

休日は何をして過ごされていますか?

音楽活動が趣味で、バンドを結成してボーカルとギターを担当しています。ジャンルはブルースやロック。歯科医師会の音楽部にもギターやコーラスとして参加しています。ライブは3ヵ月に1回くらい行っているでしょうか。2015年の「せたがやバンドバトル」では審査員特別賞を受賞したんですよ。やっぱりライブは楽しいですね。お客さんの拍手ももちろんうれしいんですが、自分の出す音と他のメンバーの出す音がシンクロして一体となった時の気持ち良さは格別です。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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私は開業以来、スタッフたちには「患者さんのためになることだけをやっていこう」と呼びかけてきました。歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付、それぞれの立場で患者さんのためになることを考え、実行していこうと。これからもその考えを大切に、お一人お一人が健康で幸せな人生を送る、その支えとなれる歯科医師になりたいと思います。そしてそのための手段として、インプラント治療やホワイトニングなどあらゆる治療のスキルを今以上に磨き、歯のことだけでなくその方が抱えている病気の知識なども正しく理解していきたいと思っています。道のりは遠いですが、医療機関というのはそういう所でなければなりませんよね。頑張りたいと思います。

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