西島内科クリニック

西島内科クリニック

西島敬之郎 院長

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二子玉川、成城学園、それぞれの駅からバスで10分、徒歩3分。満開のひまわり畑の先にあるのが西島内科クリニックだ。ゆったりした敷地にコンクリートを打ちっぱなした建物は、別荘地にある美術館のようなたたずまいだ。駐車場も8台分あり、遠方から来院する人も少なくない。内部は大きな窓ガラスと木材、コンクリートが調和して居心地がよい。豊かな緑や季節の花々は、待合室や診療室からも目を和ませてくれる。西島敬之郎院長が大学病院などで消化器内科と総合内科の専門医として経験を積み、生まれ育った宇奈根で開業したのは20年前。以来、患者との「信頼を生むコミュニケーション」を大切にしてきた。ここには家族3世代4世代で通う患者も多い。穏やかで謙虚な語り口には、地元への愛情と地域医療の担い手としての思いがにじむ。
(取材日2014年8月7日)

患者さんが納得できる「信頼を生むコミュニケーション」を大切に

―消化器内科がご専門ということですが。

消化器内科は、主に胃や腸、肝臓、胆のう、膵臓といった臓器が対象です。診察には「形を診る」ことが必要になります。例えば、胃は血液検査だけで何かがわかるわけではありません。内視鏡を使って胃の中を見たり、更に組織を取ってきて細胞の形、ピロリ菌の有無を見たりします。エコーを使って肝臓の中に癌がないか調べることもよくします。このように、技術を前提としているのが消化器内科です。機器も、内視鏡を何年かに一度新しくしていますが、昔と比べるとずいぶん進歩しました。当クリニックで行っているのは診断までですが、早期の胃がんであれば、腹腔鏡手術を行うまでもなく、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)といって、その場で取り除くこともできるまで技術は進んでいます。基本的に地域のクリニックとして、どんな病気でも診断できるようにいつも準備はしています。必要に応じて、専門の病院を紹介できる体制も取っています。

―どんな患者さんが多いのでしょうか?

当クリニックには、0歳から90歳代まで、幅広い年代の患者さんが来院されます。大人の場合は、高血圧や糖尿病、脂質異常といった生活習慣病の方、消化器内科をしているので胃潰瘍、逆流性食道炎、過敏性大腸症候群、慢性肝炎の患者さんが多くを占めています。小児科を診るようになったのは、この辺りにはクリニックが少ないので子どもも診てほしいという要望が多くて始めました。感染症、アレルギー疾患の診療、予防接種を中心にお子さん達をみています。冬はインフルエンザ、夏は手足口病、ヘルパンギーナが目立ちます。地元の砧南中学校で校医を務めていますが、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等、アレルギー疾患を持つ生徒が増えていると感じます。

―診療ではどのようなことを意識していますか?

治療には患者さんとの信頼関係が大切なので、診療の際は、特にコミュニケーションを十分取ることを意識しています。患者さんにはできるだけ専門の用語を使わずに、わかりやすい言葉で説明するように心がけています。たんに易しい言葉で、というだけでなく、話の内容が一貫するように説明し、患者さんに理解していただくことが大切だと考えています。また治療は、今の医学でもっともオーソドックスなことを行うようにしています。特殊な技術を持っているわけではないということもありますが、地域のクリニックには、いろんな患者さんが来院されます。そのため、ここでしかできないような特殊な治療をして、それが普通だと誤解されてはいけないからです。



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