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小林 崇裕 院長の独自取材記事

小林歯科医院

(世田谷区/桜新町駅)

最終更新日:2023/06/22

小林崇裕院長 小林歯科医院 main

東急田園都市線・桜新町駅南口から徒歩5分ほど、閑静な住宅街の一角に構える「小林歯科医院」を訪ねた。この地に根差して60年以上、地域住民の口腔環境を見守り続けてきた同院で現在診療にあたっているのは、3代目院長の小林崇裕先生。祖父と父が代々モットーとしてきた「優しく、親切、丁寧な診療」を受け継ぎ、子どもから高齢者まで幅広い世代のニーズに合わせたオールラウンドな歯科診療を提供している。クリニックの歩みを大切に守りながら、勤務医時代に培った技術力、対応力を生かして真摯に患者と向き合う小林院長に、クリニックの特徴や診療面での強み、2児のパパとしての実体験を踏まえて注力している小児歯科についてなど、じっくり話を聞いた。

(取材日2023年5月16日)

優しく丁寧な対応で、トラブルのない口元づくりを

2023年4月に院長に就任されたそうですね。

小林崇裕院長 小林歯科医院1

はい、4月に院長に就任しました。とはいえ、他院に勤務しながらここでも9年ほど前から診療していたので、顔なじみの患者さんも多いんです。父が引退するタイミングでクリニックを受け継ぎ、3代目院長としてこちらでの診療に専念することになりました。祖父の代から続く歯科医院なので、長年かかりつけで通ってくださっているご高齢の患者さんが多いのですが、私が診療に入るようになってから徐々に私と同世代の方やそのお子さんといったファミリー層の患者さんも増えてきました。当院は代々、優しく丁寧な対応をポリシーに掲げてきましたから、中には遠方に引っ越してしまった患者さんが再び当院に戻って来てくださることもあるんですよ。本当に困ったときに患者さんから頼っていただけるのはうれしい限りです。

「CureからCareへ」を掲げ、予防歯科に注力されていますね。

かつての歯科医院のイメージは、虫歯や歯周病などのトラブルを抱えた患者さんが治療(Cure)のために行く場所でした。しかし最近では患者さんの意識が高まり、トラブルがない状態を長く維持するためにメンテナンス目的で通う場所に変わりつつありますよね。当院も定期的な通院習慣の中で、虫歯や歯周病などがないかチェックするとともに、普段のセルフケアだけでは取り除けない歯石の除去などプロの手によるクリーニングを行う予防歯科、つまりCareを継続することで、将来歯を失うことも、削る必要もない状態を維持できるようにサポートしていきたいと考えています。

先生の得意な診療について教えてください。

小林崇裕院長 小林歯科医院2

私は15年ほど、神奈川の大規模な歯科医院で勤務していましたので、子どもからお年寄りまで幅広い世代に対するさまざまな治療を経験したことで、苦手分野なくオールラウンドに診られることが強みだと思っています。精密な根管治療をはじめ、父の代では手がけてこなかった親知らずの移植や顎関節症の治療、ホワイトニングなどの審美歯科にも対応しています。特に顎関節症に関しては、私が歯科医師になってからのこの15年の間に患者さんが右肩上がりで増加している印象があります。当院にも「朝に口が開けづらい」「顎の骨がポキポキ鳴って噛むたびに痛い」といったご相談で来院する方が多くなりました。時代に合わせて環境も治療ニーズも変化するため、患者さんの幅広いニーズに対応できるように心がけています。

大規模クリニックで難症例の治療も数多く経験

先生が歯科医師になられたのは、やはりお父さまの影響が大きかったのですか?

小林崇裕院長 小林歯科医院3

そうですね。高校時代には、当時はやっていたカリスマ美容師に憧れた時期もありました。今振り返ってみると、技術を提供して患者さんに喜んでいただくという意味では、歯科医師と通じるところのある職業ですよね。そんな頃に、たまたま日曜診療で急患対応することになった父から「お前もちょっと見てみるか?」と声をかけられて、邪魔にならないところから父の仕事ぶりを見せてもらったことがあったんです。その時、父の姿を見て、自分も歯科医師になりたいという気持ちが固まったことは今でもよく覚えています。当時も自宅と診療所が隣接していて、子どもの頃からたびたび診療スペースにも出入りしてはいたのですが、父が仕事をしている姿をちゃんと見たのは、その時が初めてでした。

勤務医時代のご経験についても教えてください。

私が以前勤務していた診療所は、日々たくさんの患者さんが訪れる大規模歯科医院でした。15年ほど在籍していたので、担当していた患者さんも5歳だった男の子が20歳になったり、職場の第一線で忙しく働いていた方がリタイアされたりと、患者さんのライフステージに伴うお口の中の変化を長期的に追っていくことができました。また、自分が施した治療箇所についても、数年後にどう変化しているかといったところまで長期で経過を追跡できたことも、歯科医師の仕事を続けていく上で大きな財産になったと思っています。何せ来院される患者さんが多かったので、数多くの難症例について歯科医師同士でディスカッションし、適切な治療法を検討する機会に恵まれたことも、本当に貴重な経験でした。

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

小林崇裕院長 小林歯科医院4

優しく丁寧な対応は当然のこととして、同じアドバイスをするのでも患者さんの性格やキャラクターを見て、その方にとってより効果的な声かけができるように意識しています。最近は患者さんもインターネットなどで検索して歯に関する情報をとてもよく勉強されていて、セルフケア用品の選び方など、自発的にレベルの高い質問をされる方が増えているんです。ただ中にはこだわりが強いがゆえに頑張りすぎてしまい、やりすぎて歯茎に傷がついてしまうなどダメージにつながっているケースも散見されます。そんな時は「とても頑張ってケアしていますね。もう少し力を抜いて大丈夫ですよ」といった声かけとともに、改善すべきポイントをわかりやすくお伝えしています。

小児歯科では2児のパパとしての実体験も反映

子どもの診療において、ご自身の子育て経験が役立つ場面も多いのでは?

小林崇裕院長 小林歯科医院5

以前は教科書で学んだことがすべてだと思っていましたが、言うは易し(笑)。いざ親になってみると、「歯と歯の間に汚れがたまるので、フロスを使ってください」と言われても、嫌がる子どもを前にするとお手上げの状態ですよね。そこで親御さんが頑張りすぎても、子どもはかえって拒否反応が強くなることもありますから、あくまで遊びながら、お子さんの機嫌がいいタイミングを狙って、やってほしい最低限のケアをピンポイントでお伝えするようにしています。わが家にも幼い息子が2人いるのですが、家庭でもしっかりケアしてきたはずが、乳歯を虫歯になりかけの状態にしてしまったことがあるんです。ケアだけでなく、食生活のありようが子どもの歯に大きく影響することをあらためて痛感させられた出来事でもありました。食べ物や飲み物をちょこちょこ口にするリスクなど、親としての実体験を交えながら話すことで、共感していただけることも多いですね。

休日はどのように過ごされていますか?

私にとって息子たちと接する時間が何よりの癒やし。ですから休日はできるだけ家族で公園やショッピングに出かけたり、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしています。上の息子は今年小学生になったのですが、一人で登校するようになってからぐんとたくましくなり、弟のこともよくお世話してくれるんですよ。患者さんを見ていてもそうですが、この間まで泣いてママのそばを離れなかったお子さんが、気づけば一人で来院されるようになっていたり。子どもの成長は本当にあっという間ですね。

最後になりますが、今後の展望と読者に向けてメッセージをお願いします。

小林崇裕院長 小林歯科医院6

私が院長になったことを機に、当院のイメージを大きく変えていこうとは思っていません。このクリニックのセールスポイントは祖父の代から変わらず、優しさと丁寧さ、そしてオールラウンドな対応力です。患者さんから「ここは先生が優しいから、最後まで頑張って通い続けられました」と、うれしい言葉をかけていただくこともあります。歯科治療に対して恐怖心があったり、過去の歯科治療でつらい思いをして歯科から足が遠のいてしまっている方には、きっと当院がマッチしやすいのではないかと思います。また、治療技術・方法などは時代のニーズに合わせ、街のかかりつけ歯科医として進化を続けていきたいと思っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/2万7500円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~、デュアルホワイトニング/5万5000円~

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