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中西 茂 理事長の独自取材記事

中西歯科・こども矯正歯科

(広島市南区/南区役所前駅)

最終更新日:2024/04/19

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科 main

広電5号線南区役所前電停から徒歩5分ほど、広島産業文化センター12階に入る「中西歯科・こども矯正歯科」。ビルの最上階にあるため、診療室の窓から京橋川や広島港を一望できる。理事長を務める中西茂先生は大阪の歯科医院で研鑽を積んだ後、2017年から同院で父親の中西保二名誉院長と連携しつつ診療にあたり、2023年に現職に就任。歯科用CTやCAD/CAMシステム、マイクロスコープなど先進の設備を整え、虫歯や入れ歯治療から矯正まで幅広い歯科診療に対応。セラミック素材を用いた審美面に配慮した治療や歯周病治療にも力を入れる。診療においては、丁寧な説明を重視。「何も説明せずに治療を進めることはありませんので、安心していらしてください」と優しく語る中西理事長に、開業の経緯から今後の展望まで幅広く聞いた。

(取材日2021年8月10日/情報更新日2024年1月25日)

衛生士担当制を採用し、口の健康をこまやかにサポート

開業の経緯や患者層についてお聞かせください。

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科1

当院は、1980年に名誉院長である私の父が開業しました。30年以上前、この建物が建った際に、医療フロアである12階に移転。地域に根差して診療を続けてきました。私が戻ってきたのは、2017年のこと。それから歯科医師や歯科衛生士を増員し、今では日曜・祝日以外は診療できるように。より多くの患者さんをサポートできる体制が整ってきたと感じています。当院がめざすのは、地域の方々がお口の問題を抱えた際に気軽に頼れる「駆け込み寺」のようなクリニック。現在、幅広い年齢層の患者さんがいらしていますが、どちらかというと開業当初から長く通われているご年配の患者さんの割合が多いでしょうか。スタッフの増加に伴い、新しい患者さんも増えてきたように感じています。

たくさんのベテランスタッフさんが在籍しているのですね。

現在、常勤・非常勤合わせて4人の歯科医師と9人の歯科衛生士、歯科技工士と受付スタッフが2人ずつ在籍しています。経験豊富なスタッフが多いのが特徴で、歯科技工士はどちらも30年以上のキャリアを持つベテラン。歯科衛生士の中にも30年以上のキャリアを持つ人がいます。産休・育休制度を設けるなど、スタッフが働きやすい環境づくりには力を入れていますね。また、毎朝の朝礼の際に診療方針や理念を復唱するなど、スタッフ全員が思いを共有できるようにも心がけています。

セラミック素材やCAD/CAMシステムを用いた診療も行っているそうですね?

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科2

虫歯治療から矯正まで幅広く対応していますが、中でも父が得意としているのは入れ歯の治療。また当院では、セラミック素材を用いた審美面に配慮した治療にも力を入れています。歯科技工士も常駐していますし、かぶせ物を製作するCAD/CAMシステムなどの設備も整っていますので、基本的には来院されたその日のうちに、型採りから装着まで一連の治療を行うことができます。外注すると型採りから装着まで1週間以上かかるケースもありますが、治療に時間を要すると、汚れなどが付着してかぶせ物が長持ちしなくなる恐れもあります。しかし、当日中に行えばそうした心配も軽減されます。ですので、セラミックを用いた治療の際には、できるだけ1日で治療を行えるよう、患者さんに日程のご調整をお願いしています。

より良い診療を提供するため、先進機器を積極的に導入

患者さんごとに担当の歯科衛生士をつけて歯周病治療やメンテナンスにも注力していらっしゃるようですね。

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科3

歯周病治療には力を入れています。実は、歯を失う原因は、むし歯より歯周病のほうが多いといわれています。当院では、患者さんそれぞれに担当歯科衛生士をつけて、お一人お一人のお口の健康をしっかりと管理していくよう努めています。ご自分のお口の中の状態を把握していただくため、位相差顕微鏡を使ってお口の中の歯周病菌を見ていただくとともに、歯周病を進行させるレッドコンプレックスと呼ばれる3種類の原因菌について詳しく検査します。定期検診ではPMTCを行っており、プロのクリーニングを楽しみに長年通ってくださる患者さんも多くいらっしゃいますよ。

院内設備についても教えていただけますか?

「新たな設備を積極的に導入する」というのが、当院のスタンス。ですから、歯科用CTやかぶせ物などを製作するCAD/CAMシステム、セラミック素材を加工する機器、肉眼の20倍まで拡大できるマイクロスコープ、3Dアニメーションを収録した説明用ツール、矯正用の診断ソフトなどさまざまな設備を備えています。また、父は健全な食生活をサポートする食育にも注力。父自身が皮膚に水ぶくれができる類天疱瘡という自己免疫疾患を患ったことがきっかけで、食育について学ぶようになったのです。それで、興味を持たれる患者さんには食事面のアドバイスを行うことも。適切な指導を行うために、血管の状態や血流をチェックする装置、体組成測定装置、唾液の状態を調べる装置なども備えているんです。

滅菌対策も徹底されているそうですね。

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科4

当院では、滅菌機器を充実させ、院内感染を防ぐための対策を徹底しています。高圧蒸気滅菌器やガス滅菌器、超音波滅菌機器などを使用し、治療器具に適した滅菌を行っています。また、治療時の唾液や水などが院内に飛散するのを防止するため、各治療台に口腔外バキュームを設置しております。

食育にも取り組んでいらっしゃるのですね。

お口や体の健康を維持していくには、良い食習慣を保つことが大切です。他の人が自分の体の中をきれいにしてくれるわけではありません。体の中をきれいにしようと思うなら、自ら適切な食事を選んで食べるよう心がける必要があります。父は、食育の大切さを広めるために、ブログを通して発信したりセミナーを開いたりしています。また、年4回このセンターの医療フロアで発行される冊子に、コラムを寄稿したりもしていますね。私も影響を受けて食育について学ぶようになりました。現在、食育に興味を持たれる患者さんには父からアドバイスさせていただいていますが、ゆくゆくは私もそうした面で患者さんをサポートできるようになれたらいいですね。

画像なども用いて、丁寧でわかりやすい説明を心がける

先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科5

歯科医師である父の背中を見て育ち、自然と歯科医師をめざすようになりました。大学卒業後は、大阪の2つの歯科医院で研鑽。都市型の診療も地域密着型の診療も経験させていただきました。当時から地域密着型のほうが自分には合うように感じていましたね。そのまま大阪で働き続けることも考えていたのですが、以前から「戻ってきてほしい」と父に声をかけてもらっていたことや母の体調が悪かったことなどから、広島に戻ることを決意。父が楽観的なこともあり、衝突することもほとんどなく、持ちつ持たれつの関係で仲良くやっています。

休日はどのようにお過ごしですか?

休みの日は、子どもたちと過ごしたり、趣味のマラソンの練習をしたりすることが多いですね。また、月に1~2回は休みを利用して講習会に参加しています。

今後の展望をお聞かせください。

中西茂理事長 中西歯科・こども矯正歯科6

今後いっそう地域に密着した歯科診療を提供していきたいと考えています。そのために歯科医師の人数を増やし、クリニックの規模をさらに拡張するという構想も練っています。父は年齢を重ねても、常に新たな知識や技術を学ぶ姿勢のある人。私も父に倣って、新たな知識や技術を積極的に取り入れていきたいと思っています。現在、月に1回ほど矯正治療の講習会に参加。今後私としては、子どもの矯正治療にも力を入れていきたいですね。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

当院は、しっかりと説明させていただいた上で治療を進めることを大切にしています。平面画像を3Dに変換できる歯科用CTやアニメーションを収録した説明用ツールなども導入。立体的な画像を実際に見ていただきながら、わかりやすく説明させていただきます。また治療前・治療中・治療後に口腔内写真を撮影。その都度お口の状態を確認していただくようにも心がけています。何も説明せずに治療を進めることはありませんので、安心していらしてください。さらに当院では、痛みが強い場合などは予約なしで診療可能。少しお待ちいただくかもしれませんが、その日のうちに診させていただくよう努めています。何でもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた治療/4万4000円~、小児矯正/33万円~、3DS/11万円~

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