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地守 宏紀 院長の独自取材記事

センターはる歯科

(広島市中区/紙屋町西駅)

最終更新日:2023/03/10

地守宏紀院長 センターはる歯科 main

広島電鉄・紙屋町西駅、アストラムライン・本通駅と県庁駅前から徒歩3分。2017年、県民文化センターの向かい側の広島信用金庫が入るビル4階に「センターはる歯科」が移転した。長年、広島そごう内に、父の地守宏介先生が開業していた「センタービル歯科」が、息子の地守宏紀院長に代替わりしたのを機に移転リニューアルしたクリニックだ。駅やデパートの近くの繁華街にあり、仕事や買い物の帰りに立ち寄りやすく、どの交通機関からもアクセスしやすい立地。院内は、待合室から診察室、エックス線室まで、やわらかい色調の落ち着いた内装で、満面の笑顔でスタッフが対応してくれるため、受診時の緊張も和らぎそうだ。地守院長からも、患者の健康や安心に対する思いが伝わる話をたくさん聞くことができた。

(取材日2022年11月30日)

長年、地域に根差したクリニックが移転リニューアル

歯科医師を志したのは、なぜでしょう?

地守宏紀院長 センターはる歯科1

父が歯科医師だったので、気がついたら背中を追っていたという感じです。親戚に医師が多く、医療の道に進むのが自然な環境だったのかもしれません。広島大学歯学部に進み、大学院では歯科補綴学を専攻して歯科材料を研究し、義歯、かぶせ物、インプラント治療などに特化した医局に在籍しました。その後、父が院長を務める「センタービル歯科」で勤務医として診療にあたり、2017年に代替わりのタイミングで移転開院し、「センターはる歯科」としてリニューアルしました。

“センターはる”というクリニック名の由来が気になります。

移転リニューアル前の「センタービル歯科」は何十年も続くクリニックだったので、元からの患者さんの通いやすさを考えて、移転先は近い場所を選びました。でも、クリニック名は母体であるバスセンターの名前にちなんでいたため、同じにするわけにはいきません。そこで、似たような音にしようと、「ビル」を「はる」に変え、「センターはる歯科」にしたというわけです。ちょうど開業が4月で春だったり、息子の名前が「はると」だったりと、いろんな意味を混ぜて名づけました。「前にセンタービルにあった歯医者だな」と、認識してもらえることを第一に考えたネーミングでもあります。

どのような患者さんが多いですか?

地守宏紀院長 センターはる歯科2

虫歯・歯周病、顎関節症、知覚過敏、口内炎、など一般的な歯科診療から、ホワイトニングなどの審美歯科、親知らずの抜歯などの口腔外科まで、幅広く対応しているので、さまざまなお悩みの患者さんが来院されます。口の中の腫瘍など、より専門的な検査や治療が必要な場合は、高次機関の専門の歯科医師のもとへご紹介もします。「センタービル歯科」の頃からの患者さんは、やはり高齢の方も多く、80代90代の方もいらっしゃいます。対照的に「センターはる歯科」になってから新規でいらした患者さんは、20代30代の若い方が多いですね。

修復物の作製は患者の負担軽減に努めスピーディーに

当院の診療で特徴的な点は?

地守宏紀院長 センターはる歯科3

歯科技工士が常駐しているので、院内でスピーディーに義歯やかぶせ物などの修復物を作製できることですね。型採りの代わりに3D光学カメラでスキャンしたデータをパソコンに取り込み、CAD/CAMで設計したデータをもとにミリングマシンで加工します。口の中を直接触れずに済むので、嘔吐反射が強く型採りが苦手な方には特に負担軽減につながります。また、従来の手法では型採りをして制作した仮歯をセットし、そこから石こう模型を作って手作業で修復物を加工し、仮歯を取り外してから最終的にセットするため、時間もかかりました。患者さんの手間を省ければと思い、当院ではデジタル技術を用いて院内で加工まで完結。最短1度の通院での治療も可能です。また、修復物のデータがパソコンに保存されるため、紛失や破損の際は、その場ですぐに加工できます。作業時間短縮で、歯科技工士の働き方改革にも役立っています。

学生時代に専門に学んだ補綴にこだわっているんですね。

大学院では歯科材料について研究したので、修復物の材料にもこだわっています。例えば、見た目を気にして、患者さんのほうから「かぶせ物は白いものがいい」などと希望されることもありますが、当院では審美的な理由ではなく、健康上の観点から、セラミックやレジンといった金属以外の修復物を推奨しています。例えば、金属のかぶせ物では、口の中は水気があるので、金属がイオン化して腐食し、溶け出します。すると、少しずつかぶせ物と歯の間に隙間ができ、そこから菌が入り、虫歯になるリスクが高まりますし、金属アレルギーの問題もあります。セラミックは保険適用外ですが、保険でカバーできるレジンというプラスチックもありますので、しっかり材質の特徴を説明した上で患者さんに選択していただいています。

患者さんと接するときに心がけていることはありますか。

地守宏紀院長 センターはる歯科4

症状を説明する際に、口腔内カメラの画像をお見せするなど、視覚に訴えるようにしています。口の中って自分ではなかなか見ることができないので、「ここがこうなっていますよ」と、撮影画像を大きめのモニターに映してわかりやすくご説明します。患者さんは「こんなに口の中って汚いの?」などとマイナス感情を持たれるかもしれませんが、現実から目を背けずに、ご自分の口の中の状態をしっかり見ていただきたいですね。そうすれば、きちんと理解して納得の上で治療を受けていただけますし、ビフォー・アフターも一目瞭然です。特に、自覚症状がない場合は言葉で説明してもピンと来ないので、目で見ていただくのが一番なんです。

予防歯科など歯科治療を通じて健康寿命を延ばしたい

スタッフさんの笑顔が印象的ですが、対応について指導などされているのですか?

地守宏紀院長 センターはる歯科5

そう言っていただけるとうれしいですね。僕の目から見ても、スタッフは皆、いつも笑顔で対応もとても感じがいいですが、僕からは基本的なことしか言っていません。もともと、そういう資質のスタッフが集まったのではないでしょうか。待合室の廊下にスタッフの似顔絵とコメントが掲示されていますが、あれもスタッフが自発的にやったものです。SNSに院内の様子をアップして患者さんに親しみを持っていただける工夫をしたり、診療以外の部分でも力になってくれています。あと、複数名のクリーンスタッフが在籍し、診療時間はもちろん、休憩時間や診療が終わった後も、診察室から待合室、トイレに至るまで、交代で滅菌・消毒や清掃を行っているのは、当院の特徴かもしれません。人員も充実しているので、歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士、受付にいたるまで、スタッフ全員がそれぞれの業務に専念できることが大きなメリットになっていますね。

今後の抱負などありましたら、お聞かせください。

日本人は平均寿命が男性80歳、女性86歳ほどですが、健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる健康寿命はそれぞれ71歳、74歳くらいだということを、皆さまご存じでしょうか。平均寿命と健康寿命が一致し、寝たきりの状態の人がいないのが理想ですよね。口の中の健康状態は、全身の健康を大きく左右します。定期検診やメンテナンスなど予防歯科に力を入れることにより、健康寿命を延ばすことが、歯科医師としてのミッションだと思っています。

最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

地守宏紀院長 センターはる歯科6

お口の困り事には、生活習慣やお仕事などの生活状況といった、一見、無関係に思えることが、実は大きく関わっているものです。例えば、僕は時々ゴルフをはじめスポーツもするのですが、プレー中に歯を食いしばる方は、普段から歯を食いしばって負担になっているかもしれません。ですから、クリニックの問診では、ご自身のバックグラウンドをお話しすることをお勧めします。思わぬ話が治療に役立つかもしれませんよ。僕自身、雑談も含めて患者さんとのコミュニケーションを大切にし、何げない一言に治療のヒントが隠れていないか、注意深く耳を傾けるようにしています。そして、人として歯科医師として、常に人に必要とされる存在でありたいと思っておりますので、何か困り事があれば頼っていただきたいですし、どんなことでもお話しいただきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング/2万4000円~、セラミックを用いた治療/3万9800円~、金属床義歯/25万5000円~

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