医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック

医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック

田中 啓広先生

12167

桜新町駅から徒歩約3分。駅前通りに建つビルの2階に入る「桜新町アーバンクリニック」は、ファミリードクター(家庭医)をコンセプトに乳児から高齢者まで、地域のすべての世代を支援するために設立された。家庭医と各専門医との連携、そして外来診療と在宅訪問診療、デイサービスのそれぞれのチームが連携を図り、患者の病気や体調、年齢に応じて幅広く専門性の高い医療サービスが垣根なく受けられるというのが最大の特徴。さまざまな部門が同居するグループ内では、実際にどのような連携が取られているのか、ファミリードクターとはどういう役割を果たすのかについて、家庭医療専門医の田中啓広先生に聞いた。
(取材日2016年6月29日)

家庭医として地域のあらゆる世代を見守る

―ファミリードクターをコンセプトにされている医院だそうですね。

当院は、家庭医療を専門として複数のドクターによるグループ診療を行い、地域に根ざした、かかりつけ医ならぬ「かかりつけクリニック」として近隣の方々に医療サービスをご提供してきました。小さいお子さんからお年寄りまでご家族全員をサポートするため、内科、小児科、皮膚科の他、専門医が診療にあたる婦人科や心療内科まで、幅広く専門性の高いチーム医療を行っています。また、在宅訪問診療チームとの連携により、住み慣れた地域や自宅で安心して暮らし続けたいという方をご支援していること、クリニック内の短時間機能回復型デイサービスとも連携して、医療と介護の両面から家庭医療を実践している点もまた、当院の特色です。

―外来診療以外の部門とはどのように連携していますか?

例えば、外来診療にいらっしゃっている患者さんがご高齢になるにしたがって、だんだんと通いづらくなってくることがあります。外来診療と在宅診療の狭間、いわばグレーゾーンにいらっしゃる方を、外来診療の医師と在宅訪問診療チームが情報交換しながら少しずつご自宅での診療に移行していく、といった連携ですね。在宅訪問診療チームには社会福祉士も在籍していて、患者さんがスムーズに在宅診療へ移行できるよう、すべての関係者をうまく繋げてくれています。短時間機能回復型デイサービスでは、ケアマネージャーがそれに近い役割を果たしている状況です。また、世田谷区内には当院を含めてグループクリニックが3つあり、入院が必要、もしくは外科的な治療が必要といった場合は連携を取ることが可能です。

―患者さんの傾向についてお聞かせください。

まず言えるのは、健康意識が高いということです。ご自身の体についていろいろと知っていらっしゃいますし、私たち医師とも対等にディスカッションできるくらいです。風邪や胃腸炎などの急性疾患をはじめ、高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病などの慢性疾患を抱えた方、皮膚のトラブルを抱えた方等、さまざまな主訴で来院していただいております。世代的には小児は2割、成人5割、高齢者は3割程度となっています。疾患別では、急性疾患は3割程度、慢性疾患は4割程度、皮膚疾患は2割程度で、他、精神的な問題、泌尿器科の問題、めまいなどの耳の問題など様々な問題を抱え、『まずどこに相談したらよいかわからない』という理由で来院される方もいらっしゃいます。

記事更新日:2016/08/02


Access