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沖 次郎 院長、沖 佑希哉 副院長の独自取材記事

沖歯科医院

(苫小牧市/青葉駅)

最終更新日:2021/12/03

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院 main

「沖歯科医院」は、苫小牧市見山町にある歯科医院で、2022年に開業40年を迎える。現在は、院長の沖次郎先生と息子であり副院長の沖佑希哉先生の2人で診療にあたり、地域の歯科医療に貢献している。主な診療内容は、一般歯科・小児歯科・歯科口腔外科。入れ歯や歯周病治療、訪問歯科、矯正歯科にも力を入れている。沖院長と佑希哉副院長に、同院の特徴や診療において心がけていることなどについて、話を聞いた。

(取材日2021年9月27日)

入れ歯や歯周病の治療、訪問歯科に注力

歯科医師をめざしたきっかけや、この地で開業した経緯を教えてください。

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院1

【沖院長】実家は内科の医院で、子ども心に私も医療関係に進もうと思っていました。幼い頃に住んでいた家の向かいに歯科医院があり、身近に感じていたことと、父からの勧めもあり、歯科医師になりました。この地で開業したのは、このエリアの開発が始まった頃のことで、次第に開発が進み、当院を開業する頃には街並みができていました。大きな通り沿いで場所も良かったので、この地で開業することにしました。
【佑希哉副院長】私も、父をはじめ親類に医療関係者が多かったですし、当院には小さな頃から遊びに来ていて、歯科を身近に感じていました。それから、長男なので家業を継ごうという気持ちもありました。

2022年で開業40年を迎えますが、どのような患者さんが多いですか?

【沖院長】このエリアに住んでいて、開業当初から来院されている高齢の方で、「入れ歯が合わなくなってきたから、直してほしい」、「とにかく歯が痛いから、なんとかしてほしい」という方が多かったですが、副院長が一緒に働くようになってからは、若い方も増えてきましたし、口の中の健康を意識する人が増えたように感じます。
【佑希哉副院長】このエリアは、学校も近く、子育て世代やファミリー層も増えてきており、当院の患者さんも幅広い年齢層がいらっしゃいますが、最近は20~40代の特に女性の患者さんが増えているように感じます。患者さんからの紹介で来られる方が多くいらっしゃるのですが、最近ではインターネットで検索して来てくださる新規の患者さんもいらっしゃいます。通勤途中の方や、遠方に住んでおられる方が来院されることもあります。

得意としている治療を教えてください。

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院2

【沖院長】現在は、入れ歯・義歯の治療を得意としています。もともと私は口腔外科にいて、義歯の専門知識はありませんでした。最初はまったくわからなかったんです。若い頃にある患者さんから「先生は一生懸命やっているけど、入れ歯の治療をもう少し頑張ってほしい」というお手紙を頂き、そこから一念発起しました。講習を受けたり、ほかの先生にどういう診療をしているのかを聞いたりして、少しずつ自分の中に知識や技能を確立していったのです。そうしているうちに、入れ歯を希望された患者さんにもご満足いただけるような治療を提供できるようになりました。
【佑希哉副院長】大学卒業後は大学病院の歯周病科に在籍し、診療経験を積みましたので、今も歯周病治療に力を入れています。それから、訪問歯科も経験をする機会が多く、当院でも体制を整えて積極的に取り組んでいます。

患者の要望を理解し、要求にしっかり応える

診療の際に心がけていることはどのようなことですか?

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院3

【沖院長】歯科医院に来る患者さんは「痛くて来る」という方がまだまだ多いです。まずは、その痛みを取り除いてあげることを重視しています。痛みが落ち着いた後に「ここが悪いのです」と説明して、本質的な治療をするようにしています。それと、患者さんの要望を丁寧に理解して、その要求に対してまめに応えようと心がけています。そのためには何をすべきかを考えて、患者さんが納得いくまで治療を行おうと思っています。
【佑希哉副院長】虫歯や歯周病は、生活習慣が問題になることが多く、患者さんご自身に今のお口の状態を理解していただき、協力を得られないと、治療を行っても根本的な解決になりません。ですので、お口の中の状況をしっかり説明することを心がけています。その後、私たちからも治療法をご提案した上で、患者さんそれぞれの状況に応じて治療法を選んでいただくようにしています。

小児歯科では、治療を怖がる子どもに対して工夫していることはありますか?

【沖院長】まずは慣れさせる、ということに留意しています。無理なことは一切しない。慣れるまでは治療せず、慣れるまでいつでも、何度でも来てもらっています。そして、慣れてきたら少しずつ治療をするようにしています。
【佑希哉副院長】無理に治療を進めないのはもちろんなのですが、赤ちゃんの時は、苦手意識も少ないと思うんです。苦手と思う前に、歯科医療を身近に感じてもらえるようになればいいなと思っています。ですので、私たちのほうからも妊婦さんなどに早い段階からアプローチしたいと考えています。生まれた後は、歯に特に問題がなくても質問や相談などをしに来てもらい、子どもが成長するにつれて歯ブラシなどの指導ができればと思います。

思い出に残っている患者さんとのエピソードを教えてください。

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院4

【沖院長】治療をした患者さんから感謝の言葉や手紙を頂き、良かったなという思いがあります。微力ながらでも助けになることができ、患者さんに喜んでいただけたことが良い思い出になっています。
【佑希哉副院長】歯科医院というのはそもそもあまり行きたい場所ではないと思うんです。そんな中で、患者さん自身が自分から積極的にメンテナンスに来てくれるなど、どんどん変わっている様子がうかがえると、歯科医師をやっていて良かったなと思います。

メンテナンス重視のシステムづくりをめざす

歯科医師としてご自身の歯のために行っていることを教えてください。

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院5

【沖院長】当たり前のことですけど、毎食後、丁寧に隅々まで歯を磨いています。また、バランスの良い食事も大事だと考えています。私は小さい時に作った虫歯だけで、その後はまったく虫歯ができていません。歯周病もかかっていないです。規則正しい生活と食事、徹底的な歯磨きが大切です。どこに歯ブラシが当たっているのかを頭の中で想像しながら隅々まで歯を磨くということを徹底しています。
【佑希哉副院長】歯科医師でも、自分の口の中がどうなっているのか、どうしても見えない部分があります。だから、ほかの歯科医師に定期的にチェックをしてもらっています。

今後の展望について教えてください。

【沖院長】苫小牧の地域医療のために、いかに貢献できるかということを常に考えています。ライフスタイルが変化していく中で、これからさらに何ができるのかを考えていきたいです。
【佑希哉副院長】予防の観点を取り入れて、治療がなるべく少なくなるように、メンテナンス重視のシステムづくりをしていきたいです。また、今後はさらに、通院の難しい方や高齢者も増えると思うので、訪問歯科の体制ももっと整えていきたいです。長くフォローができる体制づくりに励みます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

沖次郎院長、沖佑希哉副院長 沖歯科医院6

【沖院長】診療は患者さんの要望を聞きしっかり丁寧に行います。また、院内の消毒なども入念に行っています。患者さんが気になる感染症対策にしても、当たり前のことを徹底して行っています。
【佑希哉副院長】私たち2人のほかに歯科矯正の先生もおりますので、専門的な治療ができます。また、複数の歯科医師と歯科衛生士で、症例を議論しながら、より良い治療を進めていくことができます。歯科医院はなかなか入りづらいと思うのですが、気になることがあれば、相談だけでも結構ですのでいらしてください。初診の方はインターネットでの予約も可能で、受診しやすい環境づくりに努めています。訪問診療についても、ご家族の在宅介護などで、困っていることがありましたらお気軽にご相談ください。お待ちしています。

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