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笠貫 彩歌 院長の独自取材記事

笠貫歯科クリニック

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2020/04/01

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東急田園都市線・溝の口駅、JR南武線・武蔵溝ノ口駅から徒歩で約4分の住宅地に位置する「笠貫歯科クリニック」。マンションの2階の一室に、ユニットは2台。窓ごしに外の景色も見え、開放的な雰囲気の中で診療を受けることができる。笠貫彩歌院長は、30数年にわたって溝の口で地域歯科医療に貢献してきた父の後を継ぎ、2005年に開院。高齢者の歯科診療を得意とし、ドイツ式の義歯による入れ歯治療、予防歯科に力を注ぎ、「歯を治すだけでなく、歯を健康に保つ大切さについて理解していただいた上で治療を行っています」と笑顔で語る。はきはきとした口調の中にも女性らしいこまやかな配慮を感じさせてくれる笠貫院長に、診療の特徴や今後の展望などについて聞いた。
(取材日2018年6月26日)

父の後を継いで溝の口での開院を決意

溝の口に開業された理由を教えてください。

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父も歯科医師なのですが、30数年にわたって溝の口で診療所を開いていました。歯科医師として働く父の背中を見て自分も歯科医師になろうと決めたので、できれば、父と同じ場所での開業を希望していました。80歳を過ぎた父は、すでに現役を引退しましたが、今でも、二子玉川で歯科医院を開業している兄のクリニックで急患の対応をすることもあります。30年以上診療を続け、患者さんに信頼され続けた父を誇りに思っていますし、私も父のように地域に根差し、たくさんの患者さんから愛されるクリニックをめざしています。当クリニックは、一般歯科をはじめ、義歯、予防歯科、審美歯科に対応しています。中でもドイツ式の「テレスコープ義歯」による入れ歯治療、予防歯科に力を入れています。

先生は高齢者の歯科治療を得意とされていますが、この分野を専門にしようと思ったきっかけは?

やわらかい粘膜の歯茎の上に硬い材質の入れ歯を装着しているのに、なぜ痛みもなく噛むことが可能なのだろう?と素朴な疑問を抱いたことがきっかけです。また、バネに圧がかかることの弊害などについても興味を抱いていました。日本歯科大学卒業後は、付属病院の高齢者歯科講座に籍を置き、高齢者の歯科治療を専門的に勉強してきました。診療を通してたくさんの高齢者の方と接しましたが、歯を失うことは、メンタル面にも大きなダメージを与えることがわかり、治療を施すだけでなく、メンタル面でもサポートしていくことの大切さを学びました。当クリニックにいらっしゃる患者さんも、50代〜80代の方が多いですね。地域にお住まいの方に加え、世田谷区、たまプラーザなど田園都市線沿線にお住まいの方も大勢いらっしゃっています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんがわかりやすい説明を大前提に、初診では時間をかけて口腔内カメラでお口の中の状態を見ていただきながら、丁寧にご説明しています。その上で、いくつかの治療法を提案し、患者さんに選んでいただくようにしています。虫歯などで「痛い歯だけを治してほしい」という患者さんもいらっしゃいますが、一時的な治療にとどめず、末永い将来を見据え、歯を健康に保つ大切さについて理解していただいた上で治療を行い、一日でも長くご自身の歯で健康的な暮らしができるようなサポートを心がけています。

ドイツ式の義歯による入れ歯治療に力を入れる

入れ歯治療はどのように行っているのですか?

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開業当初から、「今つけている入れ歯が合わない」など、入れ歯の悩みを持つ患者さんが多くいらっしゃったこともあり、ドイツ式の「テレスコープ義歯」がその悩みを解決できるのでは、といきつきました。テレスコープ義歯は、金属のバネを用いず、はめ込み式の装置を使った入れ歯で、患者さんのお口の状況に合わせ、どれが最適な義歯になるのかを選択するシステムです。「抜歯を増やす」入れ歯でなく、天然歯への負担が少ない「歯を守る」入れ歯を作っています。自由診療で費用も治療時間もかかりますが、患者さん一人ひとりの豊かな人生を実現するための、ご自身への投資ですというお話もさせていただいています。1ヵ所に負担をかけないため長く使い続けることができるのも大きな特徴で、噛み心地の不快感が抑えられることに加え、入れ歯を装着していることがわかりにくく、自然な見た目も期待できます。

患者さんとのエピソードについて教えてください。

入れ歯治療の場合、治療期間がある程度長くなってくることがある中、ある患者さんが、治療中に遠方に引っ越しすることになったのです。治療後、些細なことでもすぐに対応できるようお引っ越し先の近くで同じ方法で入れ歯治療を行っている歯科クリニックをご紹介したのですが、その方は「メンテナンスも先生のところに来ます。先生と衛生士さんに会いに来ます」と、引っ越しされた後も遠くから通ってくださいました。完成したその入れ歯をとても気に入ってくださり、「この入れ歯は私の宝物です」と言ってくださったのがうれしかったですし、ありがたいと思いました。

予防歯科の取り組みについて教えてください。

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当院は、開業当初から予防歯科に力を入れてきました。唾液検査、口腔内細菌の種類や量を確認できる位相差顕微鏡による歯周病菌検査などにより、患者の口腔内の状態を精密に確認し、フッ素塗布、歯のクリーニング(PMTC)、食事指導などさまざまな面からアプローチしています。このほか、グレープフルーツなどの香りがするジェルを使った歯肉マッサージも行っています。定期的にメンテナンスに通っていただくことで、虫歯や歯周病になるリスクも減りますし、虫歯ができたとしても初期のうちに治すことができます。診療台のクッションは低反発素材で座り心地も良いため、メンテナンスでお越しいたたく患者さんの多くは、治療中リラックスして眠っています(笑)。当クリニックには、ご自身の歯の健康を保つため10年通い続けてくださっている方もいらっしゃいます。そのような方がこれからも増えていってほしいですね。

ドイツ式の義歯の良さを知ってほしい

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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やはり、父の影響が大きいですね。診療を通して患者さんから深く信頼される父の姿を見て、自然と歯科医師を志しました。当クリニックの開業当初、父は、古くからお付き合いさせていただいている患者さんを中心に、訪問診療を行っていました。患者さんの中には、「父でなくては駄目だ」と父を指名してくださる方も多くいらっしゃいました。私も父のように患者さんに深く信頼される歯科医師をめざし、これまで診療を続けてきました。

お忙しい日々の中、休日はどのようにお過ごしですか?

おととしからサーフィンを始めました。プロの方に教えていただいているせいか上達も早く、休みの日には鎌倉や久里浜に出かけて楽しんでいます。波と向き合っている時は、私にとって至福のひとときですね。ただ、忙しくて、これまで数えるくらいしか行けていないのが残念です。今年はまだ一度も行っていないので、早く行きたいですね。診療室に、サーフボードを積んだ車のオブジェを飾っているのですが、それを見ながらイメージトレーニングしています(笑)。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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一人でも多くの方に、ドイツ式の義歯の良さを伝えていきたいと思います。ドイツ式の義歯には学ぶべきことがたくさんあり、今でも1ヵ月に2回の割合で勉強会に参加して研鑽を重ねています。悪い箇所を治すだけにとどまらず、予防はもちろんのこと、いつまでも元気な歯で生き生きと生活できるようなお手伝いをしていきたいと思っています。気になることやお悩みがあれば、気軽にお越しください。

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