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福島 三喜夫 院長の独自取材記事

福島歯科医院

(伊勢崎市/伊勢崎駅)

最終更新日:2022/07/11

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閑静な住宅街の中にある「福島歯科医院」。1985年の開業以来多くの患者を診療してきた福島三喜夫院長は、根管治療や歯周病治療、睡眠時無呼吸症候群の治療に積極的に対応している。また、麻酔時の注射の痛みを軽減するために呼吸法を取り入れたり、待合室にマッサージチェアを設置したりと、患者がストレスなく治療を受けられるような配慮も欠かさない。一人ひとりに合った治療をするためには、患者の歯だけを見るのではなく、全身を確認する必要があると言い、そのために先進の技術と理論を常に学び続けている。セミナーや勉強会の参加は数多く、自身も講演会を開催するなど意欲的に活動する福島院長に、口腔と全身のつながりや歯科医師としての思いなどを聞いた。

(取材日2022年4月14日)

口腔内だけでなく体の癖も確認し、痛みの原因を探す

まずは、理念についてお聞かせください。

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「健口(けんこう)からすべての健康へ」という理念を掲げています。健やかな口や歯は、全身の健康へつながります。逆に、全身の影響を口や歯は受けてしまいます。例えば、顔のゆがみや首の傾き、背骨の湾曲、ちょっとした生活習慣が歯並びを悪くしてしまったり、顎をゆがませてしまったりします。開業して30年以上たち、いろいろな症例を見てきましたので、口腔内だけを見て診断をすることはありません。必ず患者さんの全身を確認し、診療をするようにしています。

全身を見るとはどういうことでしょうか。

例えば、歯痛という症状があります。ストレスによって、噛みしめや歯ぎしりを無意識のうちに強くしてしまって、歯が痛くなることがあるのです。そのため、まず患者さんの痛みがどこからきているのかを診断します。口腔内だけでなく、歩き方や睡眠時の癖なども確認します。寝ている時の癖で顎が曲がり、歯に影響を与えることもあるからです。他にも、噛みしめが強い人はエナメル質にひび割れが生じて、そこに菌が入り虫歯になることがあります。また、強い噛みしめによって歯の周りの骨に影響し、局部的に歯周病が進行することもあります。もちろん、プラークコントロールやブラッシングは大事です。ただ、歯を失ってしまう原因は、歯や歯根の破折によるところが大きいため、当院では噛みしめや歯ぎしりなど、力をコントロールすることが重要と考えています。

無意識に入ってしまう力をコントロールするのは難しそうですね。

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そうですね。5000人ほどの患者さんを約30年間にわたり追跡調査をしたデータがあるのですが、歯のクリーニングを定期的にしていれば虫歯などはかなりコントロールができ、歯を失うことはあまりなかったんです。それでも歯を失ってしまった人は、力のコントロールができておらず破折が主な原因とされており、やはり根本的な原因にアプローチすることが必要です。強く噛みしめてしまう原因の一つには、ストレスがあると思います。ストレスによって、知らず知らずのうちに強く噛みしめてしまう。ストレスをコントロールすることは難しいですが、歯を長く持たせるためには重要なことです。例えばマウスピース型の装置を使用してみるなど、できるだけ歯に余計な力を与えないように工夫することが大切だと思います。

安心安全な治療のため、先進の技術と理論を学び続ける

睡眠時無呼吸症候群の治療もされていますね。

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はい。夜、寝ていても脳や心臓は酸素を必要としています。睡眠時無呼吸症候群によって酸素を取り込むことが難しいと、いろいろな病気につながってしまいます。症状を改善させるためには、まずは歯並びや舌の位置が適切かどうかが重要です。最近の傾向として若い方やお子さんは顎が小さくなってきていますが、顎が小さいと舌の置き場がなくなって舌根が下がり、酸素が取り込みづらく、よく眠ることができなくなる場合があります。その際は、舌を適切な置き場に戻すための処置をすることで、空気の通り道である気道を広げることをめざします。

幅広い治療に対応するため、さまざまな分野の勉強をされているとか。

治療の技術やお薬、医療器具など、日進月歩で進化しています。それらに追いつくためには、日々の勉強が不可欠です。尊敬する先生方のセミナーには何度も参加をしました。また、40年以上続いているスタディーグループに学生時代から入会しています。そのグループでも講師の先生をお招きするなどし、先進の知識と技術を取り入れるために定期勉強会を開催しています。大学を卒業して40年近くたちますが、新しい技術と理論は絶えず勉強するよう心がけています。

院内にある医療機器についても教えていただけますか。

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開業当時から、先進の機械を導入しています。なるべく被ばく量が少なくなるような歯科用CTや、患者さんのお口の中を映し出せる機器を用いてわかりやすく症状を説明するなど、安心、安全な治療を提供できるように努めています。また、感染症対策にも力を入れています。例えば、エアロゾル対策として、天井つるし型の業務用口腔外吸引装置を各診療台の上に設置しています。他にも、診療器具はすべてオゾン水に浸漬後に洗浄して、クラスB規格のオートクレーブなどで滅菌をしています。クリーンな環境で患者さんに治療を受けていただくため、必要な機器をそろえるようにしています。

一人ひとりに合わせて丁寧に、総合的な診療を

伊勢崎市での開業を決めたきっかけはありますか。

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昔から家族でお世話になっていた歯科医院が伊勢崎市にありました。そちらの先生がとても誠実で真面目な方で、その方から誘われたのがきっかけです。大学を卒業して、そちらで勤務医として働き、そのまま伊勢崎市で開業をすることを決めました。一度移転をしましたが、開業してから30年以上ずっと伊勢崎市です。開業時から通っていただいている患者さんもいらっしゃいますし、近隣の市から通っていただいている患者さんもいらっしゃいます。

治療の際に大切にしていらっしゃることはありますか。

まずは、患者さんの痛みをとることです。そして、麻酔を使う必要がある場合は、できるだけ無痛に近づけるようにしています。お子さんだけでなく、大人の方でも注射を嫌がる方はいらっしゃいます。表面麻酔をしてから注射する方法もありますが、ごくまれにアナフィラキシーショックを起こすこともあるため、できれば使用は避けたいものです。当院ではその代わりに呼吸法を取り入れ、患者さんが息を吐いているときに注射をします。この方法で注射をすると、痛みを感じにくくなるんですよ。心の緊張をとってあげることが大切なのだと思います。できるだけ患者さんにストレスを与えないように気をつけています。

お話を伺っていると、患者さんへの気遣いを感じられます。

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開業以来、患者さん一人ひとりの症状に合わせた、丁寧な診療を心がけています。いろいろな症状の患者さんに対応してきた経験と日々の勉強を重ねて診療をしておりますので、安心してお越しいただければと思います。当院では、単純に1本の歯のみを見て治療するわけではありません。お口は、噛み合わせや咀嚼筋の癖だけでなく、寝る時の癖などからも影響を受けます。多方面から総合的に診断し、治療を行うことが大切です。口腔内を健康にすることによって、生活習慣の改善にもつながります。歯の痛みや歯肉からの出血などの症状だけでなく、些細なことでも何か気になることがあれば、一度ご相談いただければと思います。

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