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宮川 剛 院長の独自取材記事

宮川歯科医院

(さいたま市浦和区/中浦和駅)

最終更新日:2026/08/12

宮川剛院長 宮川歯科医院 main

浦和駅から車で5分ほどの住宅街にたたずむ「宮川歯科医院」。1991年の開院以来、宮川剛院長は患者との対話を大切にした診療を貫いてきた。ホームページを持たない地域密着のクリニックで、患者の多くは知人の紹介を通じて訪れている。宮川院長は、飾らない穏やかな話しぶりが印象的な人物で、取材中もじっくりと言葉を選びながら丁寧に話してくれた。実際に、診療では何げない雑談や日常の悩みを聞くことも多いのだそう。何でも相談したくなるような親しみやすい雰囲気で一人ひとりの患者に寄り添っている宮川院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2026年7月17日)

届けたいのは、「行って良かった」と思える診療

最初に、開業の経緯を教えてください。

宮川剛院長 宮川歯科医院1

父も、この場所で自宅兼歯科医院を営んでいました。そのような環境で生まれ育ったものですから、自然とこの道に進んだという感じですね。父の代から少し間隔が空いたこともあり、私が歯科医院を始めた時は受け継いだ患者さんはおらず、ゼロからのスタートでした。父の代は1日に160人ほどを受け入れられる体制の忙しい診療スタイルで、1人あたり5分程度の治療が中心だったそうです。診療スタイルは、真逆かもしれません。私は自分のやりたい診療のスタイルを貫こうと決めていて、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合い続けています。少しずつクチコミで広がっていき、今では30分に1人という予約制のもと、自分のやりたいことと患者さんの層がうまく一致していると感じています。

診療で大切にしていることを教えてください。

患者さんに「今日も来て良かった」と思って喜んで帰っていただくことです。よく話を聞いて、できることにはすべて応えていきたいという思いが、診療の軸になっています。この姿勢は、歯科医師になってから出会った尊敬する先輩の影響が大きいですね。型採りをした模型やエックス線写真を見せながら、治療内容を一つ一つ絵に描いて説明するという診療の在り方に感銘を受けました。今も治療を始める前には必ず内容を説明してから進めるようにしていて、患者さんが何を求めているのかをじっくり聞き取ることも欠かさないようにしています。患者さんから「先生だと話しやすい」と言っていただくこともよくあるのですが、特別なことをしているつもりはなく、聞き役に徹しているだけなのです。

院内づくりでこだわっていることはありますか。

宮川剛院長 宮川歯科医院2

診療室はすべて個室にし、それぞれにマイクロスコープを備えています。患者さんが落ち着いて過ごせるよう、木を取り入れた内装にしているのもこだわりの一つです。もともと父の代からこの場所で診療をしていた土地で、老朽化に伴い建て替えましたが、自宅とクリニックを兼ねる形は変えていません。ここでずっとやってきましたし、自分にとってはここしかないという思いもあります。診療台もフラットに倒せるタイプにしていて、姿勢を保ちながら丁寧に処置ができるようにしています。長く通ってくださる患者さんにとっても、場所も雰囲気も変わらずにあり続けることが、安心して通っていただける理由の一つになっているのではないかと感じています。

生まれ持った財産である歯を大切にする診療

クリニックの診療の特徴を教えてください。

宮川剛院長 宮川歯科医院3

虫歯や歯周病の治療から、根管治療、入れ歯やインプラントまで幅広く対応しています。患者さんは50代から80代の女性が中心で、開業から長く通ってくださる方が多いですね。親子2代、3代にわたって通ってくださるご家族もいらっしゃいます。日々の診療は定期的なメンテナンスやクリーニングが中心ですが、年齢を重ねるにつれて、歯を失ったり、入れ歯やインプラント治療のご相談をいただいたりすることも増えてきました。マイクロスコープやCTといった機器も活用しながら、精度の高い治療をめざしています。中でも根管治療は、一番好きな治療です。派手さはありませんが、歯を長く残していくための一番の基本になる部分だと思っているからです。

特に力を入れている治療について教えてください。

破折してしまった歯の根を、専用の接着剤で修復する治療です。歯の根の治療をした後、神経が入っていた管に金属の土台を差し込みますが、この土台が歯より硬いと、後になって根が割れてしまうことがあります。通常であれば抜歯となるケースですが、当院では割れてしまった根をいったん外に取り出し、マイクロスコープで細部を確認しながら接着剤でくっつけて、もう一度口の中に戻すという方法を取っています。特に年齢を重ねた患者さんに多く見られる悩みで、抜歯以外の選択肢があることを知っていただきたいという思いもあります。歯は親からもらった大切な財産だと思っているので、できる限り残していただきたいという思いから、この治療を続けています。

患者さんへの接し方で心がけていることはありますか?

宮川剛院長 宮川歯科医院4

特別なテクニックがあるわけではなく、親身になって話を聞くことを大切にしています。あまりこちらから根掘り葉掘り聞くのではなく、聞き上手であることのほうが大切だと思っていますね。患者さんは初めて来院された時、たいてい心を閉ざしているものです。そこで対話を重ねながら、少しずつ緊張をほぐしていくイメージですね。話をしっかり聞いて、理解しながら受け答えをしていくことで、緊張していた患者さんの心の窓が少しずつ開いていくのを感じます。そうして心を開いていただけると、治療への向き合い方も自然と変わっていくように思います。信頼関係を積み重ねていくことが、結果的に治療そのものへの安心感にもつながっていくのだと思っています。

めざすのは「ちょっと遠い親戚」のような歯科医院

患者さんとどのような関係を築いていきたいですか?

宮川剛院長 宮川歯科医院5

「ちょっと遠い親戚」のような存在でありたいと思っています。近すぎず、遠すぎず、何か困ったことがあったときに気軽に頼ってもらえる距離感ですね。日頃から、ご家族の話やちょっとした悩みなど、日常の会話を聞かせてくださる方も多いです。子どもが独立して家に旦那さんしかいないという方が、話を聞いてほしくて来てくださることもあります。そうやって気兼ねなく話していただけるのは、本当にありがたいことだと思っています。治療のついでにそうした話をされる方も多いので、会話が半分、治療が半分というくらいの気持ちで、日常の延長のように通っていただけたらうれしいですね。

今後、地域でどのようなクリニックをめざしていきたいですか。

実は、受け身な性格なので、自分から大きなビジョンを掲げるということはあまり考えたことがないのです。それでも、できる限り長くこの仕事を続けていきたいという気持ちは強くあります。年齢的にも仕事の後半に差しかかってきましたが、生まれ変わってもまたこの仕事をやりたいと思うほど、やりがいを感じています。歯科医師としてのやりがいを感じるのは、患者さんに信頼していただけた時です。継続的にメンテナンスに通っていただきながら、少しずつ関係を育てていけることが、何よりの励みになっています。大きな目標というより、今の診療のスタイルを大切に守り続けていくことが、自分にとって一番のテーマだと思っています。

読者の方へメッセージをお願いします。

宮川剛院長 宮川歯科医院6

当院は、これからもちょっと遠い親戚を訪ねるような気持ちで、困った時にふと思い出していただけるクリニックでありたいと考えています。あまり構えず、どうぞ気軽にいらしてください。歯科医院に苦手意識があってなかなか通えていない方や、虫歯というわけではないけれど歯のことで気になることがあるという方も、ぜひ頼っていただければと思います。長く通える歯科医院を探している方や、お口のお悩みについて質問したくても遠慮してしまいがちな方も、まずはお話をお聞かせください。当院は、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合いながら、変わらない診療を続けていきたいと思っています。いつでもお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円、インレー/5万円~、アンレー/5万円~、クラウン/10万円~、金属床/30万円~