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服藤 克文 院長の独自取材記事

ふじ内科クリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2020/10/20

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地元・世田谷での開業を選んだ「ふじ内科クリニック」の服藤克文院長。「この近くのテニスコートによく通っていたんですよ」と、世田谷育ちならではのエピソードも豊富だ。2007年に開業した同院では、専門の循環器内科をはじめ、内科や呼吸器内科、アレルギー科など幅広い診療科目を設け、中でも生活習慣病の治療や予防に力を注いでいる。「心臓は、命ある限り最後まで動き続ける臓器です。その心臓を守るために、私の経験を地域の皆さんに還元したい」と語る服藤院長に、クリニックの診療の特色について語ってもらった。
(取材日2013年7月24日)

先進の検査体制を整えた、地元育ちのかかりつけ医

先生は世田谷育ちだそうで、まさに地元に根づいたクリニックですね。

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幼少時代は世田谷の深沢に住んでいましたが、その後こちらに引っ越してきました。現在、この辺りはたくさんの大規模マンションが立っていますが、私が子どもの頃は畑が広がっているのどかな地域でした。今当院がある場所も、小さい頃よく通りかかった場所です。まさか自分がこの場所で医師として働くなんて、当時は想像もしていなかったですね(笑)。一人の開業医として働くのなら、やはり愛着のある地元で皆さんのお役に立ちたかった。内科医師というのは、町に根づいたホームドクターですから、土地や地域の住人の方々に対する愛情が絶対に必要だと思っています。地元で開院すると思いもかけない人と人とのつながりに触れることもあります。幼稚園の時の先生から手紙を頂いたこともありますし、小学校時代の担任の先生とここで30年ぶりにお会いしたこともありました。

こちらは医療モールの中にあるので、その点も患者さんにとっては利用しやすいのでは?

特にご高齢の患者さんになると、内科だけでなく整形外科の疾患も抱えている人が大勢おられますから、ここならどちらも同じビルの中にあるのでご負担も軽く済むと思います。小児科にお子さんを連れてきた際にご両親が当院を受診されることも多いですね。そういう患者さんでも通いやすいよう、さまざまな面で環境を整えています。例えば待ち時間。来院された方の時間を無駄にしないよう、待合室には自分の診察の順番がわかるようにモニターを用意しました。携帯電話やパソコンからも順番を見ることができますから、待っている間ちょっとした用を済ませに外出することも可能です。また、混雑状況も携帯やパソコンから確認できるので、空いている時間を狙って来院される方もいらっしゃいます。開院して約6年たちましたが、いろんな改良を加えつつ通いやすいクリニックにしています。

どのような症状の患者さんが多いですか?

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勤務医から開業医になり、あらためて感じたのは、患者さんは私をあらゆる意味で「かかりつけ医」として頼ってこられることです。「先生、私こんな症状なんだけど、どこの科に行けばいいのかしら?」と、内科以外の症状の相談で、私にナビゲーションを求めてくる患者さんもいます。風邪の方もいれば、胃腸炎などの急性疾患で駆け込んでこられる方もいます。生活習慣病や循環器疾患、アレルギー性疾患の患者さんも多いです。もちろん、それ以外にもさまざまな訴えや疾患の患者さんが来院されます。私は診療のモットーとして、大きな2本の柱を掲げていて、まず1本目の柱は「気軽に相談してもらえるかかりつけ医であること」。もう1本の柱は「循環器科の専門家として、高い専門性を追求すること」です。そのためにも先進の検査体制を整えています。

日本人の国民病「生活習慣病」を防ぐ

循環器内科の診療では検査設備が重要なのですか?

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検査環境が充実しているかどうかはとても重要です。私は内科・循環器内科専門の医師として、東京警察病院や東京医科大学病院などで勤務し、脳梗塞や心筋梗塞を起こし救急車で運ばれてくる重症の患者さんを数多く診てきました。そのような患者さんを検査すると、「なぜここまで放っておいたのだろう」と思うぐらい血圧やコレステロール値、血糖値が高いんです。今の私は町のかかりつけ医として、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がいかに恐ろしい結果を招くのか、それを皆さんに伝えていく必要がありますし、こうした生活習慣病を防ぐには、検査をしっかりできる環境が必要です。当院では心臓超音波検査に力を入れ、そのほかにも携帯型24時間自動血圧計や24時間心電計などの機器を用意し、患者さんの体の状態を詳細に調べています。最近は検査の需要も増えてきたので検査技師もスタッフに加え、検査環境を充実させました。

生活習慣病の治療には、生活の見直しも必要だそうですね。

場合によっては、生活スタイルを根本から変える必要のある方もいます。しかし生活習慣を変えるのは難しく、中には治療を離脱していく患者さんもいらっしゃいます。ですから診療では、わかりやすい説明で患者さんにきちんと症状や治療法をご理解いただくこと、そして同時にプレッシャーを極力かけないことを心がけています。運動しなさい、食べ物のカロリーを厳守しなさい、規則正しい生活を送りなさい……これらすべてを守れる人はそうはいません。だから1個あるいは2個の約束事、例えば腹八分目を守る、ウォーキングは欠かさないなど、確実にできることを守ってくださいと伝えています。また、当院では管理栄養士による栄養相談や食事内容のアドバイスも行っています。50代以降の方のご希望が多いですが、できればもう少し早い段階から食事には気をつけてもらいたいですね。あと、生活習慣の改善には禁煙も重要なので、禁煙治療も行っています。

睡眠時無呼吸症候群の検査も行っていると伺いました。

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生活習慣病の患者さんを調べてみると、睡眠時無呼吸症候群の方が大勢いることがわかりました。睡眠時無呼吸症候群の人は、そうではない人と比べると、高血圧のリスクは約2倍、糖尿病のリスクは約1.5倍、虚血性心疾患のリスクは約3倍、脳血管疾患は約4倍のリスクになるといわれています。当院では、携帯型の機器を用いた睡眠時無呼吸検査を行っており、重症者に対しては持続的陽圧呼吸療法も行っています。現代社会に生きる私たちは、常にたくさんのストレスを抱えています。心理的なストレスを抱えた人も睡眠に異常が出やすいのです。患者さんにもよく「最近、気持ちの良い睡眠は取れていますか?」と尋ねるようにしています。

一期一会の気持ちで、共感し合える診療を

開院して6年。開業当初から変化したところは?

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地域での認知度も徐々に高まり、今では多くの患者さんが来てくださるようになりました。6年という年月は、お子さんが大学生になったり、高校生が社会人になったりするんですね。子どもたちの成長を見られることは、地域の開業医としての喜びですし、とてもうれしく感じます。

休日はどのように過ごしてリフレッシュしていますか?

まだ子どもが小さいので、休日は家族サービスですね。家族と一緒に過ごすだけで良いリフレッシュになります。季節が良くなってきたら公園や動物園、遊園地に出かけてみたいですね。あとはウォーキングを楽しんでいます。野川沿いや仙川沿いに遊歩道があり、時々二子玉川や仙川まで歩くんです。近くにはオートテニスのできるコートがあってラケットも借りられるので、ウォーキング途中に立ち寄っては、ガンガン打ってストレスを発散しています。もともと小・中・高校生とテニスをしていて、体を動かすことが大好きなんです。勤務医時代の楽しみはダイビングでしたね。タヒチの海ではサメに遭遇したこともあるんですよ。サメは人を襲う種類とそうじゃない種類がいるのですが、そのサメは人を襲うほうのサメでした(笑)。今は開業医ですから、私の代わりはいませんし、長期の休みも取れなくなったので海外の海はお預けですね。

最後に、先生が診療で心がけていることを教えてください。

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診療では、患者さんの訴えをよく聞くこと、つまり「共感すること」が大切だと考えています。医師が患者さんに共感しているかどうかは、患者さんご自身にも伝わるものです。患者さんが「この先生は、私に共感してくれている」と感じたなら、症状のことも細かくお話ししてくれますし、治療にもプラスになります。この地域の患者さんはとても丁寧なんですよ。診察室の椅子も、自分が座った後にはきちんと元の場所に戻したり。そのような患者さんが1人2人ではないんです。なので私も誠心誠意、丁寧な診療を心がけています。「一期一会」という言葉がありますが、医師と患者さんの関係にも当てはまるような気がしています。

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