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飯田 昌志 副院長の独自取材記事

大宮いいだデンタルクリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2024/01/25

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック main

大宮駅より徒歩5分の場所にある「大宮いいだデンタルクリニック」。40年以上の歴史あるクリニックを2023年6月にリニューアルし、新しく生まれ変わった。大きなガラス窓から光が降り注ぐ明るい院内は、開放的で清潔感にあふれ、患者が心地良く過ごせる空間。適切な診断と精密な治療を行えるよう歯科用CTなども導入した。口腔外科を専門とする飯田昌志副院長が掲げるのは、「口腔内の悩みを全体的に診ていけるトータルアプローチの治療」。長年、大学病院で培ってきた経験をベースに、矯正を専門とする父・飯田忠夫院長と連携を取りながら、一般的な治療から、矯正、インプラント治療、親知らずの抜歯、口腔外科関連疾患の治療など院内ですべてを完結できる治療をめざす。昌志副院長から、診療にかける思いをたっぷりと聞いた。

(取材日2023年9月26日)

すべての治療を完結できるようなクリニックをめざす

2023年6月にリニューアルされたそうですね。どのような経緯をたどられたのでしょうか。

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック1

当院は、40年以上前に私の父である院長が大宮の地で開業しました。矯正専門の歯科医院として長年地域に根づいてきたクリニックです。私は父とは別の道で、歯科口腔外科を専門に学んできましたので、それを生かしたクリニックにしたいという思いで、歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、小児歯科を標榜しリニューアルしました。矯正で来てくださっている患者さんの中で、虫歯や抜歯が必要な場合、今までは近隣の歯科医院に紹介して連携して行っていましたが、私が加わることでよりスムーズな治療が提供できるでしょう。一般歯科と矯正歯科があれば、全顎的な治療が可能です。矯正歯科だけは特殊技能というか経験が大事なので、それ以外のところを私が網羅することで、噛み合わせを含めて、すべて当院で完結できるようなクリニックがめざせます。口腔内の悩みを全体的に診ていけるトータルアプローチの治療がコンセプトなんです。

リニューアルに際して、院内の設備や雰囲気などこだわったところはどこでしょうか?

クリニックはビルの2階ですが、院内は窓が多く日差しが注がれ温かな雰囲気が魅力です。ビルの中だとどうしても暗く閉塞感がありがちですが、当院はユニットが少ない分、広く開放的で明るく清潔感あるクリニックだと自負しています。設備は、適切な診断と精密な治療を行えるように歯科用CTを導入するなど先鋭の機器をそろえました。新型のユニットを導入し、ユニットを仕切る目的と院内汚染空気の清浄化のためクリーンパーティションを取りつけ、オープンスペースながらプライバシーはしっかりと保たれています。

これまで積まれてきた経験をどのように生かしていらっしゃいますか?

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック2

私は大学卒業後、母校である日本歯科大学附属病院の口腔外科にて10年ほど勤務してまいりました。大学病院在籍時は、外来手術から中央手術室での多くの手術を執刀するほか、病棟での全身管理、救命救急や麻酔科の診療や処置を学んできましたし、現在も新鋭の知識や技術を日々研鑽しています。そのようにして得た新しい知識と技術力に、これまで院長が手がけてきた確立された治療を融合できればという構想を持っています。

対話を大切に口腔の健康を守り、豊かな生活をサポート

歯科口腔外科を選択され、長年研鑽されてきた理由をお聞かせください。

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック3

例えば、父の専門である矯正では、どうしても抜歯処置が必要になってくる場合があります。また、親知らずで悩んでいる方も少なくありません。そういったところで外科処置は切っても切り離せない治療なんです。口腔外科を誠実に学んでいれば、歯科治療の中では怖いものはないという印象で、最初は選択しました。大学病院に入ってからは、口腔外科という領域への興味が深まり、口腔がんや顎変形症という大きな手術も経験することで、外科の領域を極めてきました。そんな大学病院での経験が地域のかかりつけ歯科医として昇華できればと思っています。超高齢社会の今、全身疾患があって薬を飲んでいる方や病院に通っている方が昔より増えてきています。そういった方々にも不安なく治療を受けていただくという意味では、医科の知識や全身管理の知識を持つ口腔外科は非常に大事なポジションにあると感じています。

リニューアルしてから患者層にも変化があったそうですね。

従来は、矯正専門でしたので高齢の方はあまりいらっしゃらなかったのですが、一般診療を始めましたのでさまざまな症例の方がお越しいただける環境になりました。診療時間も延ばしたため、仕事終わりの方や近隣に住んでいらっしゃる年配の患者さんが増えましたね。老若男女問わず、口腔内のケアも含めて歯を大切にしてくださっている方々が多く来院されています。

患者さんに対してどんなことを心がけて診療していますか?

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック4

真摯に向き合うこと、丁寧な説明をすること、理解していただくまで説明をして納得していただいて治療を受けてもらうこと、治療法の選択肢を与えることを心がけています。「対話」を大切にしながら、患者さんのお口のサポートだけでなく、豊かな生活を支えていきたいと考えています。

高次医療機関と連携をしながら橋渡し、土日の診療も

スタッフさんとの連携はどうでしょうか?

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック5

矯正歯科専門医院から総合歯科クリニックへのバージョンアップに伴い、現在は既存のスタッフに加え、歯科衛生士が2人加わり、診療をサポートしてくれています。患者さんに優しく、明るいスタッフばかりで助かっていますね。少数精鋭で人数が少ない分、スタッフ同士の連携を密にして情報の共有を大切にしています。また、当院は土曜・日曜も診療していますから、お子さんや平日仕事で忙しい方にも通っていただけるでしょう。それが院長の方針でしたので、リニューアル後も週末の診療を実施しています。

地域のかかりつけ歯科医院として大切にされていることは何ですか?

患者さんとのコミュニケーションや関係性が重要だと思います。駅前という土地柄、忙しい方が多いでしょうから、安心して相談できて治療に取り組める場所をつくれたらいいですね。また、私一人では治療できないようなケースに対しては、高次医療機関の大学病院や市中病院など、つながりのある医療機関をご紹介させていただくこともあります。当院で全部診られるのが理想ですが、なかなかそういうわけにはいかないので、適材適所じゃないですけれど、患者さんに合った医療機関を紹介する、「医療の窓口」としての役割も担っていければと考えています。

最後に、今後の展望や読者へのメッセージをお願いいたします。

飯田昌志副院長 大宮いいだデンタルクリニック6

まだまだ、長く続けて歯科医院をやっていきたいので、今、通ってくださっている患者さんのお子さんやお孫さんなど、3世代、4世代にわたって来てくださるようなクリニックをめざしていきたいです。短期的には、新鋭の機器や技術を積極的に導入して、町のかかりつけ歯科医でありながら、先端の治療も気軽に受けられるような専門性の高いクリニックをつくっていきたいと思います。歯科口腔外科は少し敷居が高く思われがちですが、当院では大学病院に行かないと治療できないようなケースにも対応します。口腔内で気になることがあればお気軽にご相談ください。皆さんとお会いできることを楽しみに、心よりお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正(成人)/66万円~、インプラント治療/39万8000円~

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